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ゲームエンジン「Unity」とは?世界でUnityが選ばれる理由と活用事例

IT、ソフトウェア業界やゲーム開発に携わる人の間で話題になっている「Unity(ユニティ)」。
Unityとはゲーム開発のためのエンジンで、世界で有名なゲームメーカーにも採用されています。
とはいえ、「名前は聞いたことがあるけど、Unityが具体的にどういうもので、どんなメリットがあるのかまでは知らない」という人も多いのではないでしょうか。
今回は、Unityの基礎知識や特徴、実際にUnityで開発されたゲーム作品についてご紹介します。

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目次

 

Unityは世界最大シェア

Unityは米国のUnity Technologiesが提供するゲームエンジンで、日本法人はユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社です。ゲーム開発では世界シェアナンバー1を誇り、最も使われているゲームエンジンです。

●そもそもゲームエンジンとは?

ゲームエンジンとは、ゲームを簡単に作るための支援をしてくれるツールのことです。コンピュータゲームに必要な映像や音などの処理を行い、開発を効率化できるソフトウェアを指します。

これまでは、ゲームプログラマーなどがそれぞれ自社用に開発していましたが、汎用性の高いゲームエンジンが商用として貸し出されるようになり、大手ゲームメーカーなどもライセンス契約を行って利用しています。
機能に制限はあるものの、一部のゲームエンジンは無料で配布されているものもあり、個人でも簡単にゲームを制作できるようになりました。Unityにも、利用条件に当てはまれば使用できる無料のライセンスプランが用意されています。

●ゲームエンジンの必要性

近年は、家庭用ゲーム機やPC、モバイルアプリ、VRなどプレイするための機器が増え、プラットフォームが多様化しています。モバイルゲームに限っても、iOSやAndroid、Windows Phoneなど、それぞれの端末に対応したプログラミングが必要です。
そこで、各プラットフォームに対応するゲームエンジンを使って作成すれば、アルゴリズムを変更する手間を省けるため、効率的にゲームを作れるというわけです。

 

Unityの特徴

Web上には、性能や対応プラットフォームの異なるさまざまなゲームエンジンが存在します。では、無料のライセンスもあるUnityには、ゲームエンジンとしてどのような特徴があるのでしょうか。

●マルチなプラットフォーム

Unityを使えば、モバイルやデスクトップ、ゲーム機、Webなどに出力してプレイが可能です。例えば、モバイル向けプラットフォームではiOSやAndroid、Windows Phone、Fire OS、デスクトップ向けならばMacやWindows、Linux、コンソールゲーム機向けならばXboxやPS3、PS4、PlayStation VITA、WiiU、そのほかVR/ARやSmart TVなどにも幅広く対応しています。

●ノンプログラミング

簡単な3Dゲームの制作なら、プログラミングの必要はありません。これまで初心者には困難とされてきた3Dゲームの開発も、キャラクターを自由に動かしたり、ゲームステージを設置したりと専門知識がなくても、比較的容易にロジックを実装できるように設定されています。
JavaScript、C#、Booなどのプログラミング言語を使えば、さらに高度な開発やカスタマイズも可能です。

●2D、3Dの両方に対応

Unityは2Dゲーム、3Dゲームの両方に対応しています。PS4のグラフィック重視のゲームなどは3D、スマートフォンのソーシャルゲームでよく使われるのは2Dです。2Dゲーム用の物理エンジンやスプライトなどの機能も強化され、さまざまな種類のゲームを作成できます。

 

Unityが選ばれる理由

数多くのゲームエンジンがある中で、個人のプログラマーからNintendoやSonyなどの大手メーカーまでがUnityを選ぶのには理由があります。

●価格が安い

Unityには、目的やレベルに合わせて4つのライセンスが用意されています。

<Personal>

・価格:無料
Unityの機能を試したい人や趣味でゲームを作成したい人、初心者、学生向けのプランです。無料でも、すべてのコアエンジンの機能やサウンド、アニメーションなどの最新機能が利用できます。

<Plus>

・価格:月額4,200円
クリエイター向けのプランです。Personalよりも機能が強化されたUnity Analyticsや、アプリのエラーをリアルタイムでキャプチャーするPerformance Reportingなどの機能が含まれています。

<Pro>

・価格:月額15,000円
Plusの機能に加えて、プロエディターUIスキン、クオリティと安定性を保つための頻繁なアップデートなど、Unityのすべての機能を利用できる本格的なプロ向けのプランです。

<エンタープライズ向けUnity>

21人以上のチーム向けのプランです。開発チームの目標に合わせてカスタマイズした機能を利用できます。

アップデートサポートされているので、常に最新版のUnityを利用可能です。さらに、ロイヤリティフリーで、制作したコンテンツの所有権も制作者本人にあります。そのため、タイトルごとに料金が課されたり、収益の一部を回収されたりすることもありません。(2017年9月現在)

 

●プロも使う本格仕様

NintendoやSQUARE ENIXは、自社タイトルのゲームエンジンとしてUnityを正式に採用しています。大手企業のゲームやプロクリエイターも使用するほど本格仕様のゲームエンジンで、アクションやRPG、パズル、シミュレーションゲームなど、さまざまなゲームに対応しています。ゲームの基礎となるエンジンが安定していることで、機能や環境整備に時間をかけず、制作をスムーズに進めることができます。

●アセットストアの充実

ほかのユーザーが作成したプログラムの部品や素材などがアセットストアで公開・販売されています。キャラクターモデルやテクスチャ、オーディオ、スクリプト、エディタの拡張機能などが簡単に入手できるので、効率的にゲーム開発を行うことができます。
また、自分のアセットを販売することも可能です。

 

Unityが採用された作品事例

Unityを利用して制作された具体的な事例をご紹介します。

●白猫プロジェクト(コロプラ)

スマートフォン向けの本格的なアクションRPGです。テレビCMでもおなじみの人気ゲームで、Unityの3Dゲームで開発されています。Plus以上のプランで使用できる、マルチプレイヤー機能により、同時プレイが可能です。

●Pokemon GO(Niantic, Inc.)

UnityはVR/ARのゲーム制作にも力を入れており、近年その性能を世界にアピールさせたのが、スマートフォン向けのVR/ARのゲームPokemon GOです。AR機能により、画面内に現実風景を映し出し、その上にポケモンを表示させてポケモンを捕まえるゲームで、リリース直後から爆発的に流行しました。

●teamLabBody(チームラボ)

Unityは、ゲーム以外の分野にも活用されています。teamLabBodyは医療教育の分野で使用されている3D人体解剖アプリです。人間の骨格や関節の動きを3Dで忠実に再現したり、3Dの人体模型や各部位を詳細に表示したりできます。テキストで学ぶよりもわかりやすく、人体解剖や運動学的知識の習得、治療や手術の計画立案にも役立ちます。

●visiMax Mobile(竹中工務店)

建物内部や外部の様子をVRで体感できるシミュレーターです。模型やCGではわからなかった詳細な質感や日当たり、広さの感覚などを設計段階で確認できることで、施工後のイメージの食い違いを避けるだけでなく、プレゼンテーションの訴求力をアップさせることができます。

 

初心者でも使えるUnityで簡単に開発を

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Unityを使って制作できないゲームはほとんどありません。
複雑なプログラミングなしで3Dゲームなどの最先端のゲームを簡単に制作できる点は大きな魅力でしょう。
3D/2D、VR/ARなど新しい機能に次々に対応しており、その特徴から、Unityの活用はゲームだけには留まらず、その他の分野にも活用が広がっています。
これからさらなる活用が期待されるUnityを、まずは無料プランで試してみてはいかがでしょうか。

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