ECサイト(通販サイト)の構築にかかる費用の相場とは
2014.09.25
前回の記事で流行りのECサイト(通販サイト)のデザインについて触れましたが、今回は構築費用の相場についての記事です。内容をざっくり言うと・・・・
小規模なものなら100万円以下で構築可能
サイトの規模や実装する機能によって初期費用は大きく変動する
プランにない機能は新規開発で対応が可能な場合もある
通販サイトを作る前に知っておきたいお金のこと
ECサイト(通販サイト)を構築するにあたって、「どれくらいの費用がかかるのか」という疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
制作するサイトは一つひとつが全くの別物になるので、一概には言えませんが、相場というものはあります。
今回は様々なケースの費用相場を紹介しますので、ぜひ予算の参考にしてください。
サイトの規模別・初期費用の相場
ECサイト制作の初期費用は、そのサイトの規模や実装する機能によって大きく変動します。しかし、あえて相場を問うのであれば、小規模なものなら100万円以下、中規模なものなら2~500万円程度が一応の相場といえるでしょう。
ECサイトの開発会社には、自社で開発した独自パッケージではなくオープンソースといってEC CUBEやWordPressなど、ネット上に公開されているシステムを基に開発するケースもあります。こういったところは比較的費用が抑えられ、100~300万円程度の費用となるようです。
また、100万円以下の小規模な案件もあります。これもオープンソースを基に制作されますが、ベースとなるオープンソースシステムに対してテンプレートによるデザインの変更などの簡単な変更を加えたもの、いくつかのオプション機能を選択できるようにしたものなどで、自由度は限られますが、ECサイトに必要とされるひととおりの機能は実装しています。
実装する機能
これからECサイトを構築するにあたって、「クーポンやポイントを付けたい」「レビューやSNS機能などCGM機能を搭載したい」「マーケティングツールとしてのアンケートシステムを組み込みたい」「物流システムと連動させたい」といった要望もあると思います。
必要と思われる機能は要件定義までにすべて洗い出し、制作にとりかかってから追加や削除をしなくて済むよう、十分仕様を練り込んでおきましょう。仕様変更にはその都度開発費や開発時間の上積みが必要になります。
ECサイト制作会社が用意しているベーシックなプランに要望する機能がない場合、新規開発する必要があります。ある開発会社を例にすると、フルカスタマイズする場合は1機能50万円以上、基本機能を生かして調整するレベルなら10万円程度が相場になるようです。
もちろん、この費用は各制作の強みとする部分や技術的難易度によって異なります。 ちなみに、パッケージには用意されているものの、運用するときには必要のない機能もあります。
こうした機能の中には、ホームページの目的が曖昧になったり、使い勝手が悪くなったりとマイナスに働く機能もあります。開発会社と相談して除外するか検討してください。除外の場合は無償でカスタマイズしてくれるところも多いようです。
グリッドスタイルデザイン
グリッドスタイルデザイン(グリッドレイアウト)とは、グリッド状(格子状)にページを分割し、トピックごとにカードを並べたようなレイアウトのデザインです。 メリットはコンテンツを一覧で表示でき、規則性があることですっきりとしたデザインになること。
ECサイトの場合は商品数の多さを強調でき、質の高い商品画像を配置できれば各ページに誘導しやすくなります。