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ウクライナ・ベラルーシ・ポーランドなど、 知られざるIT大国・東欧で高品質なオフショア開発を

代表取締役の天野 毅氏(左)と共同創業者の二宮 英樹氏(右)

代表取締役の天野 毅氏(左)と共同創業者の二宮 英樹氏(右)

発注ナビ注目のシステム開発会社を紹介するインタビューコラム。今回は、ITにおいて世界トップクラスの技術レベルとされる東欧諸国でのオフショア開発を展開するdevMeTokyo。代表取締役の天野 毅氏と、共同創業者の二宮 英樹氏に、知られざるIT大国・東欧のシステム開発会社の技術レベルの高さ、それを活用したオフショア開発の魅力についてお伺いしました。

 

■東欧のシステム開発会社20社とパートナーシップを締結

―― 御社は、ウクライナ、ベラルーシ、ポーランドなど東欧をベースにしたオフショア開発に特化していますね。東欧諸国のシステム開発会社の様子やITエンジニアのレベルなど、日本ではあまり知られていません。

devMeTokyo 天野氏 東欧には優秀なITエンジニアが数多くいます。理由は、「一番稼げる仕事」だからです。一般的な仕事の6倍近くも稼げるので、優秀な人材は医者や弁護士になるよりもITエンジニアを目指しています。それも本当に必死になって英語とITを学んでいます。

devMeTokyo 二宮氏 東欧の中でもウクライナは、ソビエト時代から宇宙工学や原子力工学、軍事研究産業、コンピューターサイエンスなどの拠点でした。現在、優秀な新卒の人材は、全員がIT産業にいくような状況です。

天野氏 当社は、東欧の20社以上のシステム開発会社とパートナーシップを結んでいます。東欧のシステム開発会社とさまざまな開発案件をこなしていく中で、日本のシステム開発会社と決定的に違うなと感じたことがあります。それは、あるシステムを開発しようというとき、「できるかできないか」といった視点では、いっさい話しをしないということ。「どうやったらできるか」「こういったテスト環境が必要だ」というように、確実に構築するために「必要なこと」や「必要なステップ」を具体的に詰めていくのです。

二宮氏 そこは本当に違うところ。私は前職で、ある企業のグローバルプロジェクトの責任者をやっていて、つまりはシステムを発注するユーザー側だったのですが、その頃のことを振り返っても、日本では発注側もシステム開発会社も、まずは「できる、できない」の議論からスタートしてしまうことが多いですよね。東欧のシステム開発会社のITエンジニアたちは、まったく違いますね。「どうやって作るか」「どうやってテストするか」、もっというと「UI/UXはこうすべきだ」とか、「この方法論でこうすると作れる」という終始一貫したアプローチでどんどん構築していきます。

天野氏 どのシステム開発会社も「当社なら作れます」とか、「すごいエンジニアがいます」なんていうことはいっさい話さない。できるのは、彼らにとっては当然のこと。当たり前に作れるから、作れるかどうかは話さないで、どうやってより確実に作るか、しかも、こうやっても作れるけど、「この新しいテクノロジーを使えば、さらにこういうようにできる」という方向へと次々に進んでいくんですね。

UXからコーディング規約、テストやDevOps、スクラムでのアジャイル開発などソフトウェアの開発プロセス全てに関してドキュメント化、言語化がきちんとできていてそれにしたがってプロジェクトが進みます。

 

―― 東欧のITエンジニアが、先端的なテクノロジーのキャッチアップもスピーディーですか。

天野氏 もちろん。みな英語をネイティブ並みに話します。ITの世界では英語がネイティブかどうかは非常に重要で、最先端技術の情報はまず英語で発信されます。それが日本語や他の言語にローカライズされるのは、数カ月とか数年かかってしまいます。東欧のITエンジニアは英語がネイティブなので、アメリカやヨーロッパから発信される最先端のテクノロジーに関する情報を常にキャッチアップできるのです。

二宮氏 日本のシステム開発会社でグローバルの開発競争力を持ち込める企業は、経験上、ほとんど出会ったことがありません。また、発注側の企業のほうが、最先端のテクノロジーについて詳しいといったことも多くあります。日本のシステム開発会社は、厳しい環境の中、みな目の前の仕事に追われていて、先端技術の情報を収集しようにもなかなか時間がとれないばかりか、英語で発信された先端情報が世界中を一回りして、数カ月後に日本語化されてからでないと自分たちのものにできない、こういった状況にあると思います。結果的に残念ながら、日本のシステム開発会社のITエンジニアのレベルが世界に比べて競争力が感じられない状況にあると思います。

天野氏 その証拠に、もし日本のITエンジニアのレベルが高く、日本のシステム開発会社が優秀であれば、もっと世界中から日本のシステム開発会社に発注がくるでしょう。日本はITエンジニアのコストが世界的にみて安価で、「ベトナムやインドよりは高いが、中国よりは安い」というほどのレベルです。つまり、安いにもかかわらず発注がこないのは、システム開発の質が良くないからです。ウクライナの開発会社のクライアントはほぼ100%外国の企業です。東欧のシステム開発会社と一緒に仕事をするようになって、そのことを痛感し、愕然としました。

東欧のITエンジニアの技術レベルは極めて高いという

東欧のITエンジニアの技術レベルは極めて高いという

 

■アーキテクトがきちんと設計するから
「ツギハギだらけのシステム」にはならない

―― そのあたり、東欧のシステム開発会社は違いますか

二宮氏 過去に日本のシステム開発会社に依頼してあるシステムを作りましたが、稼働してから半年後くらいに急にパフォーマンスが落ちてしまったことがあります。そもそもデータベースの設計がきちんとされていなかったのでは、と思い尋ねてみたのですが、先方の担当者は設計そのものではなく「チューニングすればパフォーマンスは向上する」というのです。でも、結果、そうはなりませんでした。

技術的根拠に乏しく、アーキテクチャーやスケーラビリティに関する理解の問題であることは明らかでした。最初の段階で、どんなビジネスで使うシステムなのか、パフォーマンスがどうあるべきかなど、その期待値はどうかなど、全体を俯瞰してきちんと設計しなくてはならないのに、いわば「ツギハギだらけ」の、イメージとしては「ハウルの城」のようなシステムを作ってしまっていたのです。

そこが東欧のシステム開発会社は全く違います。ITエンジニアにしても、ジュニアもシニアもいて、要求されているスキルセットが細かく分かれている。しかも、「スキルセットが一番高いメンバー」が最初の設計の段階にでてきて、発注側のビジネスモデルや求められるパフォーマンスなどを考慮して、全体の設計をまとめていきます。納期や予算などの関係もあって「なし崩し的」に部分部分を作っていって、後になってから「つなぎましょう」というような、いわば「日本的な開発」は一切しないのです。そこは決定的に違いますね。そういう設計思想を持って、準備されているのと、昔ながらのやり方でやっているものだったら、雲泥の差が出てしまうんです。

天野氏 しかも、日本では発注側の企業にITのリテラシーが高い人材が少ないこともあって、今、お話をしたようなことに気がついている企業がとても少ない。言葉は良くありませんが、システム開発会社にある意味、うまく言いくるめられて「こんなもんかぁ」という思いでシステムを導入し、使っていて、パフォーマンスが落ちたのでチューニングとなれば、またお金を取られてしまう。おかしな作り方になっているのが見抜けない状況にあると感じています。

二宮氏 だから、私たちは、そこを変えていきたいのです。例えば、東欧のシステム開発会社と一緒にやると、最初の1週間くらいワークグループを作ってディスカッションし、その後2~3日でプロトタイプを作って、発注側のイメージに合わせていくのです。何がすごいかというと、「動くもの」が「目に見えるかたち」ででてくるので、発注側も次に何をどう考えていけば、自分たちの理想のシステムができるのかが明確にわかります。

日本だとプロトタイプといえば、例えば「ラーメン屋のディスプレイ」のようなのが多いでしょう。つまり、おいしそうには見えても「食べられない」から「味」はわからない。でも、システム開発では、味を求めますよね。つまり、本当にきちんと動くかどうかが一番重要です。そうなると、プロトタイプが「紙芝居」で「画面遷移はわかります」ではダメで、いわば「試食」できないとなりません。試食できれば、「スープをもうちょっと濃いめ」でとか、「麺はバリカタ」でなどと、発注側も具体的に指示できるでしょう。プロトタイプで、きちんとシステムの「試食」をさせてくれるのが、東欧では当たり前の進め方です。

そう考えると、日本のシステム開発は、ひと言では「曖昧」なところが多いかもしれません。「課題は先送り」とか、よくあるでしょう。実装段階で確認し、そこで修正します、とか。修正できればいいのですが、できないとツギハギのシステムなってしまうのです。

 

■システムがきちんと動くかの
「テスト」を重視した開発スタイル

―― ツギハギのシステムとならないように、構築前の設計を重視しているのですね。その他にも東欧のシステム開発会社の特長的なことを聞かせてください。

二宮氏 日本のシステム会社と決定的に違うなと思ったのは「テスト」でした。国内システム開発会社の場合、チェックリストのような「紙の上での確認」が多いのです。これはもう、問診票と人間ドックくらいの差がありますよ(笑)。だから「システムにはバグがつきもの」になってしまい、バグが出たら修正しますとなって、保守・運用費用が高くつく。あまり知られていませんが、欧米のシステム開発会社は保守・運用費は高く取ったりしません。それどころか、バグがたくさん出て、そもそも保守・運用に費用がかかるようなシステムは作りません。そういった費用がかかるような構造のシステムにはならないのです。

天野氏 最初から構造化されてるから、もし改修などがあっても構造化されているシステムに必要な機能を追加するだけで済みます。だから、最初の設計段階できちんと構造化されたシステムを設計して、自動化テストをきちんとやってバグが出ないのを確認してから納品する、そのあたりは日本のシステム開発と根本的に違うなと感じます。

 

―― 設計とテストに対する考え方が全く違うのかもしれませんね。そうなると、日本の発注側の企業でdevMeTokyoに相談して、実際に東欧のハイレベレルなシステム開発を体験したら、かなり衝撃的でしょうね。システム開発に対する考え方が違うから、「カルチャーショック」を受けるかもしれないですね。

天野氏 はい。良い意味で「驚く」ことは多いと思いますよ。日本の発注側の企業で、例えば現在のシステム開発において、「プロジェクトマネジメントができずにいつも納期が遅れる」、「そもそもシステム全体をきちんと設計できていないので、ツギハギになっている」、「導入したはいいが、バグが多くて改修費用がかかりすぎる」などのお悩みをずっと抱えていらした企業の方々は、ぜひご相談いただきたいと思います。

二宮氏 当社と一緒にチャレンジしたいというようなメンタリティ、バイタリティのある企業の方々なら、東欧にお連れして、実際に現地のシステム開発現場をご覧いただいたり、現地のエンジニアとディスカッションしたりできるdevMeTokyo独自の「ツアー」もあります。すでに、日本から数社をお連れし、実際に開発フェーズに入った案件もありますよ。

天野氏 ウクライナの首都キエフに、当社の専属スタッフを常駐させています。日本側の窓口は我々が担当し、現地でのハンドリングは現地の日本人スタッフが担当する。これで、オフショア開発で懸念されるコミュニケーションの齟齬といった問題もクリアしています。もちろん、キエフの日本人スタッフは英語も話せるし、ITエンジニアでもあるので、ブリッジSEとして技術的なことも現地のシステム開発会社とやり取りできます。

二宮氏 現地にいくと、優秀な人材はみんなITエンジニアを目指すというのが本当だということがよくわかると思います。ひとつのオフィスビルにITエンジニアだけで1000人規模で在籍していますから。圧巻ですよ。それだけの人数の、しかも選りすぐりのITエンジニアがいるなんて、日本のシステム開発会社では、ちょっと想像できないでしょう。その現場を見ていただいた日本の発注企業の方々はみな一様に驚き、そして安心されましたね。

実際に東欧のシステム開発会社と日本の発注企業がなんらかの契約を締結しなくてはならない場合など、リーガル面でのアドバイスやサポートもdevMeTokyoでできます。

天野氏 日本の企業の中には、東欧でのオフショア開発に興味はあるけれども、ちょっと不安もあるというのが正直なところでしょう。でも、devMeTokyoは、そんな日本の企業を満足させるシステムを構築する自信があるし、ノウハウも実績もあります。東欧のシステム開発会社は、本当にしっかりと動くシステムをきちんと構築して、その対価を受け取るという考え方が徹底しています。そのあたりをご理解いただき、ぜひ、ご相談をいただければと思います。

 

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