新規事業の立ち上げ時には、さまざまな準備作業に追われ、ホームページの開設にまで手が回らないというケースも多い。そのような時に思い出して欲しいのが「発注ナビ」の存在だ。時間を掛けて条件に合う制作会社を探す必要がなく、発注ナビに対して要望を伝えるだけで適切な制作会社が紹介される。忙しい時ほど使っていただきたいサービスだ。
今回お話を伺った大谷幼稚園様も、新たに保育園を新設するにあたり、まさに前述のような状況にあった。しかもホームページ公開までの日数が限られており、付き合いのあった制作会社にはスケジュールを理由に断られてしまった。しかし、発注ナビを利用することで株式会社イーガオという心強い発注先と出会え、無事にホームページの公開に至ったという。
その詳しい経緯について、学校法人横浜大谷学園 認定こども園 大谷幼稚園の副園長 高井氏、株式会社イーガオの受託営業兼WEBディレクター 吉見氏、受託WEBディレクター 小林氏の3名に伺った。
新設する保育園の説明会までに新たなホームページが必要に。要望を発注ナビに伝えるだけなので煩わしさもなかった。
――大谷幼稚園様で展開されている事業内容についてお聞かせください。
大谷幼稚園 高井氏:横浜で認定こども園「大谷幼稚園」を運営しています。今回、2025年4月に当園と連携する新たな小規模保育園を開設することになりました。
――別の保育園を新設するということですか。
高井氏:既存の大谷幼稚園は、教育と保育を一体的に行うこども園ではありますが「幼稚園型のこども園」であり、受け入れ可能なお子様は3歳~5歳児となっています。しかし、保育園需要としては、さらに低年齢での受け入れが求められています。そこで近隣に新たに当園と連携する1・2歳児向けの小規模保育園「よこはまおおたに保育園」を開設することになりました。保育園を卒園した後もお友達と同じ幼稚園に進める、横浜市としては初となる連携園です。
――今回のホームページ制作は新しい保育園の開設に伴うものですね。
高井氏:はい。新しい保育園開設の説明会があり、その告知のためにもホームページが必要で新たに発注することになりました。
――幼稚園の既存ホームページを制作した会社に依頼はされなかったのですか。
高井氏:実は既存のホームページを制作してくださった会社にもご相談したのですが、納期面で折り合いませんでした。9月中旬に説明会を開催することになったものの、ホームページの開設に動き出したのが7月中旬頃だったので、スケジュールの調整が難しかったようです。
――発注ナビはどのようにしてお知りになりましたか。
高井氏:短期間でホームページを公開しなければならず、いろいろとネットで検索してみました。ある程度のひな形が出来上がっていて、必要な要素を埋めていくだけでホームページが公開できるというサービスもありましたが、込み入った部分になるとよく分からず、不安もあり諦めました。ホームページ制作会社をネットで検索すると、たくさんヒットはするのですが、どこが良いのか分からず、1社ずつアプローチして判断していくような時間もありませんでした。
そのような時にネット検索で発注ナビを見つけました。「このサービスなら、新しい園の開設準備で忙しい中でも、発注先が見つかるかもしれない」と思い、使ってみることにしました。こちらの事情や短納期という希望も、発注ナビに伝えるだけで制作会社にも共有され、煩わしさもありませんでした。
発注ナビから紹介された制作会社はどこも対応が良かった。イーガオに決めたのは信頼できる「人」という部分。
――発注ナビから4社紹介しました。その中からイーガオ様に発注を決めたポイントを教えてください。
高井氏:ご紹介いただいた4社については、いずれもとても対応が良かったです。それぞれの会社とお話をさせていただく中で、いろいろなことも教えてもらいました。イーガオ様を選んだのは最終的には「人」です。私たちは普段、人対人の仕事をしています。吉見さんにお会いして「この人にお願いしたい」と思ったのが決め手でしょうか。
――具体的にどういうところで「人」の良さを感じられたのですか。
高井氏:いくつかポイントはあるのですが、まず、専門用語を並べ立てることなく、私たちのような素人にも分かりやすいように、最初から丁寧に説明してくださったのが印象的でした。
それから「こんな感じにしましょうか」と、こちらの事情や要望に対して、いろいろと細かく提案をしてくれたのも、信頼できると感じました。
さらに予算の相談にも快く柔軟に乗ってくださいました。それらを総合して判断するに至りました。
――イーガオ様は、普段どのような案件を手掛けていますか。また発注ナビではどのような案件にエントリーしているのかお聞かせください。
株式会社イーガオ 吉見氏:私たち株式会社イーガオは「社員の笑顔、家族の笑顔、お客様の笑顔」を大切にするという理念のもと、2013年に設立されました。ホームページの制作から業務用システムの開発まで幅広く手掛けています。
発注ナビでの案件に関しても、あらかじめ「こういう案件」という絞り込みは行っていません。あえていうなら、会社としてエントリーしたいと思うような案件、具体的には、競合他社に比べて強みを持ってご提案ができそうな案件にエントリーしています。今回の大谷幼稚園様の案件は、当社で過去に幼稚園での提案実績があったため、より具体的なご提案ができるのではないかと考えました。
――大谷幼稚園様が御社を選んだ決め手は「人」ということでした。商談や打ち合わせの際に心掛けていることはありますか。
吉見氏:専門用語はできるだけ使わないようにしています。どうしても専門用語を使わなければならない場合は、丁寧に解説するように心掛けています。
全体を通していえるのは、お客様のことを一番に考えるようにしているということでしょうか。技術面でも予算面でも、最初から手の内を明かしてお話をさせていただくことが多いですね。こちらの手の内を明かさないことには、お客様からの信頼も得られません。
今回のケースは当てはまらないのですが、お店の集客を目的としてホームページ制作を希望されているお客様に対して、別の施策もあるということを最初からお伝えすることもあります。
――それは具体的にどういうことですか。
吉見氏:たとえば、お客様のビジネスがエリアに根付いている場合は、ホームページを制作するよりも、グーグルマップやグーグルビジネスプロフィールに情報を出した方が、集客につながることもある、などです。これを提案してしまうと我々の作業がほとんど発生しないので当社の収益は厳しくなります。しかし、お客様にとっては最善の選択となることもあるので、最初から隠し立てせず、すべての選択肢を公開するようにしています。
――今回、いろいろなご提案もあったということですが。
吉見氏:はい。幼稚園のサイトがWordPressで構築されていたので、運用時のことを考えて新たなホームページも慣れ親しんだWordPressを使うことをご提案しました。
また、説明会の段階でホームページをリリースしたいということでしたが、まだ園舎や園児たちの写真もなかったので、連携園の写真を利用して雰囲気をお伝えすることができるのではないかというご提案もしました。
具体的なホームページの構成については、当社の制作担当である小林が過去に幼稚園向けの提案実績があったので、その経験が活かされていたように思います。
イーガオさんは打ち合わせにいつも大勢出席してくれる。それが安心感にもつながった。
――実際に制作がスタートしてみて、いかがでしたか。
高井氏:イーガオさんは最初の打ち合わせの時から大人数で出てきてくださったので驚きました。少ない時で2人、多い時は5人とか。情報がきちんと共有されているという安心感と同時に、こんなに大勢で作ってもらえているのか、と嬉しい気持ちになりました。
メールでのやりとりもレスポンスが早くて、質問するとすぐ返信がもらえました。そうしたところも信頼につながりました。
――イーガオ様は、いつも打ち合わせに複数名で出席されるのですか。
小林氏:打ち合わせの時は複数の立場が異なる者が参加するようにしています。特に案件のスタート時は大切なので、それぞれの立場からしっかりとヒアリングしています。営業、ディレクター、デザイナー、コーダー、場合によってはプログラマーなど、それぞれの視点で、お客様のご要望をどのように形にしていくか、いろいろなアイデアを出し合うためにも大切なことだと考えています。
――今回は制作期間という課題がありました。そちらについてはいかがでしたか。
小林氏:高井さんと当社の制作サイドで話をしたのが、ちょうどお盆前の頃だったので、実質の制作期間は2週間ほどしかありませんでした。しかし、高井さん側で素材の提供、回答などのレスポンスを迅速にしてくださったため、無事に納期を達成できました。
スケジュールを優先して品質がおろそかになっては元も子もありません。そのような時、こうした素材のやりとりや回答待ちの時間を短縮することができたのは制作サイドとしても、とても助かりました。
ホームページとInstagramを連携させて園の魅力を発信し、第一志望として選ばれる園にしていきたい。
――ホームページが無事公開されました。この後の展望などがありましたらお聞かせください。
高井氏:園舎が完成して子どもたちが入園したら、写真も順次更新して、園の雰囲気をより深く伝えていきたいです。WordPressで構築していただいたので、自分たちでも情報発信をしていくつもりです。それからInstagramでアカウントを作成して、ホームページともリンクしていきたいと考えています。またイーガオさんにいろいろとご相談させていただく機会も増えるのではないでしょうか。
――Instagramとの連携は重要なのですね。
高井氏:幼稚園のホームページを始めたときに、どうすれば若い保護者たちに訴求できるかという課題がありました。実際に保護者の方々にヒアリングしたところ「ホームページはあまり見ないけどInstagramはチェックする」というお話だったので、園でもInstagramを活用しようということになりました。
ホームページやInstagramで保育園の魅力を発信し、他の保育園に落ちたからではなく、当園を第一志望にしていただけるような園にしていきたいと思っています。
イーガオの理想は、お客様との関係を大切に互いに成長していくこと。小さなことでも相談してください。
――イーガオ様の今後の展望はいかがですか。
吉見氏:今回の大谷幼稚園様の件もそうですが、1回作って終わりではなく、作った後もお客様と長くお付き合いできる案件をもっと増やしていきたいですね。当社とお客様が一緒に成長していけるような案件が理想的です。
当社にはエンジニアも在籍しており、高度なシステムソフトウェアの開発もワンストップで対応可能です。最初はランディングページ制作のご相談をいただき、その後、新卒向けの求人サイト構築、そして大規模な業務システムの開発を受注するまでになったケースもあります。
そうした関係になるためには、もったいぶらずに手の内を明かし、常に全力で取り組むことが大切だと考えています。そうすることでお客様からの信頼が得られれば、自ずと道が開かれていきますから。
どんなに小さなことでも構いません。いつでも声を掛けてください。当社がお手伝いできることはたくさんあります。
――最後に大谷幼稚園様、発注ナビの使い勝手はいかがでしたか。
高井氏:こうしたサービスの利用は初めてだったので、当初は発注ナビに対する懸念もありました。このサービスを利用して、果たしてどんな会社が紹介されるのかと。しかしそれは杞憂に過ぎませんでした。すぐに4社もの制作会社を紹介してくださり、しかも前述のとおり、どの会社も良い会社でした。イーガオさんに決め、お話を進めて、タイトなスケジュールの中でもきちんとホームページを完成させられたことに、とても満足しています。
発注ナビは、ビジネスのスタートアップや新規事業の立ち上げなどで忙しい方たちに、おすすめのサービスだと思います。
――ありがとうございました。
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