Glitchとは?メリットや使い方、活用すべき機能を紹介

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Glitchを勉強する人のイラスト

ブラウザだけですべての工程が完了するオンラインエディタ「Glitch(グリッチ)」をご存知でしょうか。2017年からスタートした新しいサービスですが、その使い勝手の良さで多くの開発者から注目を集めています。基本的には無料で使え開発環境を整える必要がないため、今すぐにでも活用可能です。パソコンやWebブラウザがあれば、無料で問題なく使えるうえにほかのユーザーとの交流もできるため、わからないことや知りたいことも相談できます。そのため、初めて使う方でも、チャレンジしやすいツールといえるでしょう。
今回は、Glitch(グリッチ)の概要やメリット、使い方を解説します。基本的な機能に加えて活用すべき応用機能も紹介するため、これから使ってみようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

 

目次

 

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Glitch(グリッチ)とは?何が特徴なの?

Glitch(グリッチ)とは、Node.jsを使ったWebアプリを作成から実装、公開までできるフリーのオンラインエディタです。2017年からサービスが開始され、手軽にアプリ開発ができることから人気が高まっています。Glitchの公式サイトによると、何百万人ものクリエーターや専門家、教育者がWeb構築を行っているとされ、それぞれの手によって作成されたプロジェクトを公開できる点は、ほかのサービスにはない特徴といえるでしょう。

開発した企業は、サービス名と同じくアメリカにある「Glitch社」です。2022年5月にGlitch社は、エッジクラウドネットワークを提供するFastlyに買収され、よりパフォーマンスや安全性の高いツールの提供を行っています。

Glitchの特筆すべき点は、ブラウザ上で編集や保存、公開ができることです。プログラミングをするためには編集環境を整える必要がありますが、Glitchは編集環境がなくても操作可能です。

 

Glitchを導入すべき5つのメリット

続いては、Glitchを導入するべき5つのメリットを紹介します。

  • 無料版でも十分な性能
  • ほかのユーザーと交流や編集ができる
  • 仮想空間で作業を同時進行できる
  • ログインするだけで簡単に使える
  • 公開中のソースをリミックスして環境構築できる

環境構築をすることなくWebブラウザ上で使えるGlitchは、気軽さだけではなく様々なメリットがあります。メリットを理解すると「なぜGlitchを導入するべきか」の理由が見えてくるでしょう。

 

1.無料版でも十分な性能

Glitchには、無料版だけではなく有料版も用意されています。無料版は制限事項がある一方で、無料版は制限なく利用可能です。

無料版では、アプリのディスク容量は200MBまでと制限が課せられます。また、ログインせずに利用する匿名ユーザーはさらに制限があり、アプリを作成しても5日後に期限切れになるため注意が必要です。

制限を把握したうえで賢く活用すれば、無料版でも、十分に使えるため問題はありません。特に、ログインをして登録ユーザーになれば、ほとんどの機能が使えるといっても良いでしょう。例えばサンプルプログラムをテストする分には、申し分ない性能といえます。

また、作成したWebアプリをネット上に公開するのも無料です。サブドメインがもらえるため、ポートフォリオサイトを作る際に利用するケースも多いでしょう。

 

2.ほかのユーザーと交流や編集ができる

Glitchでは、ほかのユーザーと交流するためのフォーラムが用意されています。わからないことや知りたいことがあれば、ユーザー同士で質問し解決することも可能です。操作に行き詰まったらコミュニティを覗いてみましょう。活発な交流がなされているため、解決策が見つかります。公式サイトにはよくある質問がまとめられているため、初めてGlitchを使う方でも使いやすいでしょう。

また、ほかのユーザーが開発したプロジェクトも閲覧できるため、プログラミングに関するヒントが得られます。さらに、コラボレーション機能も搭載されており、複数のユーザーと同時に編集することも可能です。

 

3.仮想空間で作業を同時進行できる

Glitchのプロジェクトは「コンテナ」という専用の仮想環境の中で作業をします。コンテナには、コンソールから直接アクセスできるため、パソコンとWebブラウザさえあれば、実際に環境を整える必要がありません。

また、プログラミング言語も、あらかじめ多数インストールされているのも特徴です。そのため、Node.js以外の言語を使った開発も可能です。

 

4.ログインするだけで簡単に使える

GlitchはWebブラウザ上で直接作業するため、パソコンにソフトをインストールする必要がありません。もちろん面倒なダウンロードや解凍作業もないため、非常に手軽に利用できます。

さらにアカウントを作成する必要もなく「Facebook」や「Google」、「GitHub」、Emailなどの情報を利用してログインできるため、登録の手間も省けるでしょう。GitHubへのインポート、エクスポートの機能が備わっているため、普段から使っている場合はGitHubの情報を利用してログインするとより便利でしょう。

一般的にアプリ開発をする際には、開発用のPCや作成ツールの用意が欠かせません。一方Glitchでは、こうした手間をかけることなく、すぐにでも開発に取りかかれる点が大きなメリットといえます。

 

5.公開中のソースをリミックスして環境構築できる

Glitchのメリットとして、すでに公開されているソースをリミックスできる点も挙げられます。ゼロからプログラミングをしなくても、自分が作りたいプロジェクトと類似したソースを見つけて土台に使用することが可能です。

Glitchでは、日常的にたくさんのユーザーが新たなプログラムを作成しています。そのため、検索すれば求めるソースがいくつかは見つかるはずです。

また、いくつかのプロジェクトを組み合わせると、さらに便利な環境構築ができます。このように、手順を省いて効率的に環境構築ができるのは、Glitchが持つ魅力的な特徴です。

 

Glitchを使い始めるまでの流れ

Glitchの魅力がわかったところで気になるのが、Glitchの使い方です。Glitchの基本的な使い方について、ログインをする段階から以下の4つのステップで解説します。

  1. サービスにログインする
  2. 実際にプロジェクトを立ち上げる
  3. コード編集を効率化するnpmパッケージを追加する
  4. カスタムドメインを設定する

導入前に基本的な流れを把握しておくと、よりスムーズに始められるでしょう。これからGlitchを導入する方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

1.サービスにログインする

Glitchを利用するためには、サービスにログインする必要があります。前項でも触れたように、Glitchでは、アカウントを作成する必要がありません。その代わりに「Facebook」「Google」「GitHub」に登録している情報、もしくはEmailを使ってログインします。

ログインしなくてもWebアプリを作れますが、ログインしないユーザーの場合、プロジェクトを作成しても5日で削除されてしまうため必ずログインしましょう。

 

2.実際にプロジェクトを立ち上げる

ログインが完了したら、いよいよ実際にプロジェクトを立ち上げます。Glitchでいう「プロジェクト」とは、Webアプリを作成することです。

Glitchには、4つのスターター・アプリが用意されていますが、「Find More」というボタンからほかのスターター・アプリを選ぶこともできます。Glitchで表示されるスターター・アプリは以下の4つです。

  • glitch-hello-webpage
  • glitch-hello-node
  • glitch-hello-react
  • glitch-hello-eleventy

基本的なWebページを作るのであれば、glitch-hello-webpageを利用するのが一般的です。

また、「Import from GitHub」のボタンを押せば、GitHubからインポートしてスタートすることができます。そのほか、リミックス機能を使って既存のプロジェクトをベースにするのも良いでしょう。

 

3.コード編集を効率化するnpmパッケージを追加する

続いて、Node.jsのパッケージ管理システムである「npmパッケージ」を追加します。npmパッケージは、JavaScriptのコーディングを効率的に行う際に役立ちます。

Glitchでnpmパッケージを追加するためには「package.json」を選択します。

続いて、表示される「Add Package」ボタンをクリックし、npmパッケージ名を入力しましょう。表示されたパッケージの中から、該当するものをクリックするとインストールが完了します。

 

4.カスタムドメインを設定する

Glitchでは、カスタムドメインを購入した場合は追加可能です。エディタでプロジェクトを開いたら、ページの下にある「Tools」ボタンをクリックします。

続いて「Custom Domains」をクリックしてURLを入力し、「Add Domain」をクリックしましょう。

最後に、ドメイン名レジストラのサイトに移動するため「glitch.edgeapp.net」をターゲットに追加すれば完了です。

 

【おすすめ】Glitchの活用すべき4つの機能

続いては、Glitchの活用すべき機能を4つ、それぞれ詳しく解説していきます。Glitchには様々な機能がありますが、より効率的に使う場合やすべての機能を活用してみたい場合に、押さえておきたい機能が以下の4つです。

  • プロジェクトを非公開にする
  • Web上の表示結果を表示する
  • プロジェクトのコードや表示画面を共有する
  • プロジェクトの編集履歴を表示する

いずれも快適にGlitchを使ううえで役立つ機能ばかりです。さっそく見ていきましょう。

 

●プロジェクトを非公開にする

Glitchでは作成したプロジェクトが基本的に公開されているため、誰でも閲覧可能です。公開されることによりユーザー間で交流が生まれ、開発をする際もほかのユーザーが作ったプロジェクトをベースにすることができます。ただし場合によっては、ほかのユーザーに見られたくないというケースもあるでしょう。

そこで、活用できるのが「非公開」機能です。画面の左上に表示されるプロジェクト名をクリックすると、「Make This Project Private」というボタンが表示されます。ここにチェックを入れると、作成したプロジェクトを非公開にすることが可能です。

ほかのユーザーが非公開にされたプロジェクトを開いても、「No project found at(プロジェクト名)」と表示されます。

 

●Web上の表示結果を表示する

開発中のプロジェクトが、Web上でどのように表示されるかを確認する方法も押さえておきましょう。アプリの動作をチェックする際にも必要な方法です。

まず、サングラスのアイコンで表示された「Show」をクリックしてください。

次に「In a New Window」と「Next to The Code」が表示されるため、いずれかをクリックして動作確認を行いましょう。

 

●プロジェクトのコードや表示画面を共有する

Glitchでは、プロジェクトのコードや表示画面を、ほかのユーザーと共有できます。プロジェクトを公開している場合は、開発画面のURLを伝えれば共有可能です。また、非公開プロジェクトにも参加してもらうこともできます。

「Share」ボタンをクリックして「Invite Others to Edit」にあるURLを伝えることで、相手にも参加してもらえます。

プロジェクトに関するURLは「Project Page」と完成したWebアプリを表示する「Live App」、編集画面である「Code」の3種類があります。

 

●プロジェクトの編集履歴を表示する

Glitchでは、プロジェクトの編集履歴を表示することができます。何か不具合が起こった場合でも、履歴を確認すれば対処しやすくなります。

編集履歴の表示方法は非常に簡単で、「Rewind」というボタンをクリックするだけです。2つのファイルを開いて違いを確認するための「diff」も見られるため、より効率的に開発ができます。

 

Glitchは、インストールする手間なく、手軽にWebアプリを作成できるサービスです。実装や公開も可能なため、今すぐにでもプログラミングにチャレンジしたい方でも利用しやすいでしょう。また、ほかのユーザーとの交流機能にも長けており、わからないことや知りたいことを簡単に調べられます。公開されたプロジェクトをうまく活用すれば、ゼロからプログラミングをしなくても効率的に作業できる点も魅力です。

手軽なサービスだとしても、日頃の業務をこなしながら新たなシステム開発をするのは難しいものです。クオリティの高いWebアプリを作るのであればなおさらでしょう。そこで活用したいのが、Webアプリのプログラミングに特化したシステム開発会社です。外注に出せば、本来の業務に支障を与えることなく、新たなプログラムを開発できます。

しかし、数あるシステム開発会社の中から、自社の考え方や要望に見合った会社を探すのは困難です。手間や時間がかかるだけで、良い外注先が見つからなかったということも多いでしょう。「発注ナビ」なら、要望にマッチするシステム開発会社を見つけられます。発注ナビは、システム開発会社専門の開発パートナー選定サービスです。業界を熟知したスタッフが要望や悩み、課題などをしっかりとヒアリングしたうえで、全国5,000社のシステム開発会社から適した会社を提案します。相談から見積もりまで無料で行っているため、Webアプリの開発に悩んだらぜひ一度ご相談ください。

 

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