医療系コンサル企業向け動画配信システム開発
稼働時期:2021年10月~2022年5月(約8か月)
医院や医療法人に向けたコンサルティング業務を請け負うクライアント様からの案件でした。
病院の待合室などで放送する映像コンテンツの提供には、豊富なビジネスチャンスがあり、その映像配信システムの設計と実装を担当しました。
エンドユーザーは医院や医療法人ですが、クライアント様はコンサルティング会社様のため、マーケティングや顧客満足度の計測や分析を非常に重視していました。
その要望に応えるべく、売上以外にもエンドユーザーの定着率やライフタイムバリューといった重要なマーケティングデータを閲覧できる機能を提案しました。
映像コンテンツの配信は、配信元サーバで非常に多くの通信量が発生します。
クラウドインフラのほとんどは通信量に応じた課金形態となっているため、他のWebサービスと比較して高コスト構造になりやすいという課題があります。
しかし映像コンテンツをまるごとダウンロードさせてしまうような仕組みは、有料コンテンツである以上許されていません。「高品質なオンデマンド配信を維持しつつ可能な限りインフラのコストは抑える」、この点を実現するため、多くのクラウドサービスの比較や技術検証を長期間に渡って行いました。
このプロジェクトでは、映像や音声の分野に精通したプログラマーが実装を担当しました。
彼の専門知識により、高画質と低通信量の両立や動画のエンコード処理の効率向上などを実現できました。
クライアントからの要件定義とエンドユーザーからのフィードバックが並行で行われたため、開発中で新たな改善点が見つかるなど、課題に対し柔軟な対応する進行が求められました。
私達はこれらのご要望にも迅速かつ前向きに対応することができ、その点がクライアントから高く評価されました。