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eラーニング導入の費用相場とは?活用方法・活用事例も合わせてご紹介

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eラーニング導入のイメージ図

eラーニングの活用が広がっています。企業においては従業員の教育として利用していることが多く、有益なコンテンツを作成できれば効果的な人材育成が行えます。
今後もe-ラーニングを導入する企業は増えていくでしょう。本記事ではeラーニングの費用相場についてご紹介するに当たって、概要から歴史、導入するメリットやデメリット、導入に必要なものに至るまで解説していきます。

 

目次

 

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企業の研修にも利用されているeラーニングとは

eラーニングとは、インターネットを活用して行う学習法です。パソコンやスマートフォンから学習サイトにアクセスし、自身に合った教材を選択して学習する、講義を受けるなど様々な方法で自身のスキルアップにつなげることができます。インターネット環境があればいつでもどこでも学習できるので、柔軟性があり、企業の研修や社内周知にも利用されています。

 

eラーニングが普及するまでの道のり

今でこそeラーニングは一般的に普及し、その名前がメディアにも取り上げられるようになりました。しかし、このように広く活用されるようになるまでには、長い道のりがありました。

 

●道のり

eラーニングが普及するまで、企業の研修はどこか1つの場所に集まって学ぶことが一般的でした。集まって学ぶことから「集合研修」と呼ばれていました。集合研修を行うためには、現地に赴くまでの時間的なコストや、交通費、宿泊費などといった金額的なコストが必要になることや、日程が合わせられずに不参加になってしまうといった課題が多くありました。参加したとしても、個人の理解度にばらつきがあるため、十分な研修を行えていない可能性もありました。 こうした集合研修のデメリットを解決するために、コンピューターを利用した教育が模索され始めました。個人の理解度に応じた学習が提唱され、アメリカから世界各国へ広がっていきました。

 

●CD-ROMを利用した学習

eラーニングの走りとして利用されたのがCD-ROMです。CD-ROMに動画や音声などを収録し、パソコンで作動させることで教材として活用されました。CD-ROMを使った学習は、当時CBT(Computer Based Training)と呼ばれました。

 

●インターネットを使った学習へ

インターネットが発展し、企業内ネットワークも広がったことで、eラーニングはインターネットを活用した学習方法へと移行していきます。こうしたインターネットの発展や企業内ネットワークの広がりによって発展したものをWBT(Web Based Training)と呼び、現在はインターネットを活用した学習法の主流になっていきます。

インターネットを活用したことで、CD-ROMは不要になりました。学習に必要なコンテンツはサーバー上に保管されているため、利用者は好きな時にアクセスを行い、学習することが可能になりました。

 

●モバイル端末をつなげる

パソコンの普及から、スマートフォンをはじめとしたモバイル端末の利用が広がっていきました。そのためeラーニングもモバイル端末に対応したコンテンツが多く作られるようになっていきます。モバイル端末は、より簡単にeラーニングで学習を行えるようになりました。時間や場所を選ばず利用できるこの学習法は、さらに普及していきました。

 

●ソーシャルネットワーク

eラーニングにはソーシャルネットワークを活用して、利用を広げているものもあります。有益なコンテンツが多くなった昨今では、掲示版やブログ、SNSなどのサービスと複合させ、より充実なコンテンツへと発展を遂げています。

 

●ブレンディッドラーニングとは

ブレンディッドラーニングとは、多くの「人」「もの」「学習形態」を組み合わせた教育手法のことです。eラーニングは集合研修のデメリットを解決するために開発が進められました。集合研修などの対面の学習方法にも、多くのメリットがあります。一概にどちらを選択するのではなく、eラーニングと集合研修などの対面型授業を組み合わせて、さらなるスキル向上を目指すことが目的です。

 

●企業でのeラーニング

企業でも、積極的にeラーニングを活用する企業が増えてきています。企業の利用用途としては、研修や社員教育に利用し、人材育成として活用している場所がほとんどです。企業内でスキルアップできる有益なコンテンツを常に用意しておけば、従業員の積極的な成長も期待ができます。また、インセンティブなどを用意して学習を促すことで、自社全体のスキルアップも期待できるでしょう。こうした今後の自社の発展や、ビジネスを成功させるための重要なキーワードとして、eラーニングは活用されています。

 

eラーニングの仕組み

eラーニングは、学習管理システムと教材コンテンツの2つの要素から構成されています。それぞれがどのような役割を担っているのでしょうか。こちらで解説していきます。

 

●学習管理システム

学習管理システムは、「LMS(Learning Management System)」とも呼ばれています。これは、eラーニングの基盤となるシステムのことです。教材コンテンツを動かす、プラットフォームとしての役割を担っています。学習管理システムとしての機能は、登録されている学習者と教材を管理すること、学習者の進捗状況を管理することです。これを一元的に管理できるため、管理者は容易に教材と学習状況の把握が行えます。

 

●教材コンテンツ

教材コンテンツとはその名の通り、学習者が学習を行うためのコンテンツです。学習効果の高い有益なコンテンツを配信できれば、導入効果はさらに上がっていきます。簡単にコンテンツを作成できるソフトウェアなども配信されているため、積極的に活用すると良いでしょう。

 

eラーニングのメリット

eラーニングを導入するメリットは数多くあります。本章では以下のメリットについて、解説していきます。

メリット 詳細
自宅でできる eラーニングはインターネット環境があれば、いつでもどこでも学習が可能です。自宅にインターネット環境が整っていれば、すぐにでも学習がスタートできます。またモバイル端末での学習も可能なため、自宅にパソコンがなくても簡単に学習が可能です。
自分のペースでできる 好きな時に学習ができるので、ペースを崩さずに学習ができます。理解が足りていないと感じる部分を繰り返し学習することもできます。
フィードバックが即座に受けられる 学習後にテストを備えているものが多くあるため、自身が苦手な部分と得意な部分を客観的に知ることができます。即座にフィードバックが返ってくるため、苦手分野を克服できた手応えを実感することができます。
効果的に習得できる コンテンツが配信されている間は、何度でも復習が可能です。自分のペースや課題に合わせて選択できるため、効率良くスキルを習得することができます。
交通費の削減 どこでも学習ができるため、集合研修のようにどこか1箇所に集まる必要はありません。これまで研修のためにかかっていた交通費を大幅に削減することができます。
会場手配やスケジュール調整の削減 集合研修のように、研修のための会場を手配する必要がありません。オンラインでの学習会でも、学習者がそれぞれ自分の学習しやすい場所で講義を受けることが可能です。会場の手配やスケジュールの調整をする必要がなく、業務の手間が削減されます。
一度に大勢で学習できる 会場の広さに制限されることなく、一度のコンテンツの配信で大人数の学習を同時進行できます。人数制限に縛られることなく、効率的に研修が行えます。
一定の教育品質を保てる 有益な講義を行える講師の動画を、何度でも活用することができます。また、同じ講師がいくつもの講義を行うことで、一定の教育品質を保つことができます。
音声や動画でわかりやすい 音声と動画を組み合わせたコンテンツにより、目と耳でも確認して学ぶことができます。テキストで学ぶよりも、理解を深めやすいでしょう。
講師側:進捗管理が自動化 学習者がコンテンツを学習すると、システム側で自動的に進捗管理を行ってくれます。管理者は、学習者の進捗管理をリアルタイムで把握することができます。期限が決まっているコンテンツなどを受講していない学習者がいた場合、催促のメールを流すなど素早い対応も可能です。
講師側:教材の改変が迅速かつ容易 コンテンツはすべてサーバーに保存されています。そのため、コンテンツの教材を改変したい場合は、簡単に行うことができます。紙での教材だった場合は、改めて発行をし直す必要があるなど、時間とコストがかかってしまいます。eラーニングであれば、容易に改変が可能です。
講師側:最新の教材を一律に提供できる 教材を最新のものに替える場合、eラーニングであればサーバに保管されているデータを更新するだけで、迅速に対応が可能です。また、学習者もサーバーにアクセスし最新の教材に触れることができるため、効率良く提供することができます。
講師側:導入コストの削減 インターネットを活用してコンテンツを配信するため、紙やCD-ROMによる配布は必要ありません。教材としてのコストを下げることができます。

 

eラーニングのデメリット

eラーニングのデメリットは以下の通りです。

デメリット 詳細
リアルタイムに講師と交流できない コンテンツによる配信のため、不明な点は自力で解決する力が求められます。講師とリアルタイムでやり取りができないため、不安に感じてしまう学習者もいるでしょう。
実技が伴う学習に不向き 知識を身につけるためには適していますが、実技などが必要な場合にはeラーニングは向いていません。VRなどで可能な場合もありますが、基本的に知識を得る学習に限定するのがおすすめです。
モチベーションの持続が難しい eラーニングは個人で学習を行うことが前提です。ほかの学習者とのコミュニケーションをとることはほとんどありません。そのため孤独感を感じやすく、モチベーションの持続が難しい学習者も多くいます。
導入と制作にITの知識が必要となる eラーニングを本格的に運用していくためには、ITに関する知識が必要です。コンテンツ作成だけにとらわれず、どのような運用をしていくのかを理解していくことが大切です。
講師側:教材制作の手間とコストがかかる eラーニング用の教材の作成はCD-ROMでの作成や紙での作成方法と異なり、ソフトを活用します。そのため手間がかかったり、コストが必要になったりするのが難点です。
講師側:システムが必要となる 配信にはeラーニングシステムが必要になるため、コンテンツ以外の準備も求められます。配信の方法などをきちんと認識しておくことが大切です。

eラーニングを導入するためには、ITの知識は欠かせません。自社でeラーニングの活用を考えているのであれば、発注ナビで専門会社に依頼することがおすすめです。詳しくは、こちらをご覧ください。

 

eラーニングの活用法(企業)

eラーニングの活用法としては、主に以下の2点が挙げられます。

  • 教育のフロー化

  • 社員が成長できる環境

それぞれの活用法について解説していきます。

 

●教育のフロー化

eラーニングのコンテンツによって、社内の人材をどのように育てていくかのフロー化が実現できます。また、伸ばしてほしいスキルに重点を置いたコンテンツを受けることで、優秀な人材をスムーズに育成することが可能です。専門的な知識も動画などで伝えやすいため、eラーニングを有効的に活用することでより効果を発揮するでしょう。

 

●社員が成長できる環境

高度な研修プログラムや業務に活かせるコンテンツを配信することで、自社の従業員が成長できる環境を提供できます。従業員の成長を促す環境は、企業間の競争力をつけることにつながります。また、優秀な人材を集めることにも役立つため、非常に重要だと言えるでしょう。

 

eラーニングに必要なもの

eラーニングの運用に必要なものは、以下の4点です。

  • 学習管理システム

  • コンテンツ・e教材

  • SCORM(eラーニング共通化のための標準規格)

  • 学習者への支援

それぞれについて解説していきます。

 

●学習管理システム

学習管理システムとは、学習環境を統一化させ、一元管理ができるシステムです。自社で教育を行う目的に合わせてカスタマイズすることができます。また、コンテンツの改修なども行えます。

 

●コンテンツ・e教材

コンテンツとしては動画教材が多いでしょう。テキストを読ませるだけでなく、画像などを用いて目と耳の両方から学習できます。

 

●SCORM(eラーニング共通化のための標準規格)

SCORMとは、学習管理システムとコンテンツを結びつける世界標準の規格です。SCORMに準拠していないeラーニングのコンテンツは弾かれてしまうため、規格に準拠したコンテンツ作りが求められます。

 

●学習者への支援

学習者が継続的に学習を行うためには、支援も必要です。学習者のケアを行う学習アドバイザーの配置や、学習者からの質問に回答を行うチューターの設置ができれば、より効果的でしょう。

 

費用の比較

eラーニングを利用した場合、費用面はどのようになっているのでしょうか。ここでは、eラーニングの場合と以下の2つで学習を行った場合の費用比較をしてみます。ぜひ導入時にご参照ください。

  • 通信教育、通学型教育との比較

  • 集合研修との比較

 

●通信教育、通学型教育との費用比較

条件は以下の通りです。

  • 14日間行う講座費用

  • 入学金

  • 交通費

  • 講師費

  • 教材費

研修形態 料金
eラーニング 9,000円
通信教育 25,500円
通学型教育 38,000円

 

●集合研修との費用比較

条件は以下の通りです。

  • 一泊二日の集合研修(10日分)

  • 受講者数500人

  • 宿泊費

  • 食費

  • 交通費

  • 研修会場費

  • 講師謝礼

  • 教材費

  • システム利用料

研修形態 料金
eラーニング 2,606,000円
集合研修 12,000,000円

 

eラーニングの例

eラーニングが活用されている例としては、以下の3点が挙げられます。

  • オンライン英会話

  • インターネット予備校

  • YouTubeでの学習動画を配信しているチャンネル

それぞれについて解説していきます。

 

●オンライン英会話

オンライン英会話は授業時間の決まりなどはなく、配信されているコンテンツを好きな時に好きな場所で受講することが可能です。時間の調整がしにくい社会人にはおすすめの学習法と言えるでしょう。オンライン英会話でかかる費用は、入会金や教材費、レッスン料などです。

 

●インターネット予備校

インターネット予備校は受験生に限らず、社会人のスキルアップや学び直しにも活用されています。自身のレベルに合わせて学習ができるため、効果的に学習が行えます。入会金と初期費用、月額利用料などを支払えば、いつからでも受講が可能です。

 

●YouTubeでの学習動画を配信しているチャンネル

YouTubeで学習動画を配信しているチャンネルを活用するのも1つの方法です。自分の好きなYouTuberやわかりやすいYouTuberが見つかれば、継続的に学習意欲が高まります。また、料金も通信費のみと、学習を始めてみるのに最適です。

 

まとめ

eラーニングの活用は今後も広がっていくと予想されます。企業にとっても有効的に活用することで、優秀な人材育成ができるなど多くのメリットがあります。様々な有益なコンテンツを配信できれば、従業員と企業の成長につながっていくでしょう。

自社にてeラーニングの開発を行いたいのであれば、システム開発会社に依頼を行うのがおすすめです。しかし、自分だけで調査や比較をして自社に合うシステム開発会社を探すのはなかなか難しいです。1社ずつホームページを確認して問い合わせ、依頼する会社候補を絞り、様々な要素を比較してみて最終決定を下すのは時間と手間がかかってしまいます。

そこでおすすめするのが、システム開発会社向けマッチングサイトの利用です。

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