開発担当者からのメッセージ
私たちは、日本国内のお客様に対して、世界水準の技術動向を踏まえた開発ソリューションを提供することを重視しています。AI活用は日本に限らず世界中で急速に進化しており、現在の常識が数か月後には通用しなくなるほど、変化のスピードが加速しています。
こうした環境下において当社は、日本のお客様と世界の最先端技術をつなぐ存在として、AI開発ソリューションを継続的にアップデートしています。目先のトレンドにとらわれることなく、将来的な変化や拡張性を見据え、長期にわたって活用できるAI機能・AIシステムの設計・開発・実装を行っています。
AI開発において、世界の技術動向や適切な選択肢を知りたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。多様なプロジェクトで実績を積み重ねてきたエンジニアが、お客様の目的や要件を丁寧に把握し、最適な機能設計やシステム構成として具体的にご提案いたします。
OCRの技術にAIを組み合わせて現場課題を解決!AIは特別な技術ではなく、現場で使える仕組みです
当社のAI開発は、新しい技術を扱うこと自体を目的としていません。技術への強い好奇心と探究心を持つエンジニアが、「現場の困りごとをどう解消できるか」という視点を起点に、試行錯誤を重ねながら成果にコミットしています。技術はあくまで手段であり、業務を前に進めるための道具だと考えています。
その中で当社の強みの一つが、OCR(光学文字認識)に関する技術です。発注書や請求書といったPDFデータはもちろん、履歴書や小説などの非定型文書まで幅広く読み取り、内容を理解したうえでAIが質問に自動回答する仕組みを実装できます。単に文字を認識するだけでなく、情報を「使える形」に変換するところまで踏み込んだ提案が可能です。
こうした技術は、果物販売を行う小規模事業者向けのシステム開発にも活かされています。手書きで行っていた発送書類の作成業務に対し、注文書や電話録音の内容から商品名・数量・住所を自動で抽出し、配送会社の伝票へ反映・印刷、さらにはデータ送付までを一貫して自動化しました。IT専任者のいない3〜5名規模の店舗や小さな工場でも導入できる設計とすることで、AIを特別な存在ではなく、日常業務を支える実用的な技術として届けています。
既存環境を活かしながらAIを活用した仕組みを実装!現場に負担の少ないDXを提案いたします
企業の現場には、長年使われ続けてきた業務システムが数多く残っています。新旧のシステムが混在し、VBAで管理された仕組みや、人の目による確認を前提とした業務フローが今も動き続けているケースは珍しくありません。当社のAI開発は、こうした現実を無理に作り替えるのではなく、「既存の環境をどう活かすか」という視点からスタートします。
たとえ古いシステム同士が直接連携できなくても、業務内容を丁寧に整理することで対応は可能です。当社では、AIに確認作業を担わせ、必要な項目だけを抽出して次のシステムへ受け渡す仕組みを設計します。これまで人の手で行っていたチェックや転記作業をAIが代替することで、工数や人的負担を大幅に削減できます。
VBAで管理されている既存システムを活かしながら、AIを介して新たな仕組みへと接続していく。そうすることで、現場に大きな混乱を生むことなく、業務を段階的に進化させることが可能になります。今ある仕組みと未来をつなぐ橋渡しとしてAIを活用すること。それこそが、当社が最も得意とするAI活用のかたちです。
AI開発の事例を紹介!RAGの技術を活用して、AIをさらに高機能に
外国人旅行者にとって、日本での買い物や移動は想像以上にハードルが高いものです。言語の違いだけでなく、「何がどこで買えるのか」が分からず、広い商業施設の中で立ち止まってしまう場面も少なくありません。旅行会社向けに開発したAIシステムは、そうした迷いの瞬間を支援することを出発点とした取り組みです。
従来のアウトレット向け通訳システムでは、店舗名や大まかなカテゴリは分かっても、具体的な商品やメーカー、特徴までは把握できないケースが多くありました。そこで当社は、アウトレット内すべての店舗資料や商品情報をデータベース化し、RAG(検索拡張生成)を活用した仕組みを設計。利用者の質問に応じて、必要な情報を的確に引き出せる構成を採用しました。たとえば「鍋を買いたい」という質問に対して、該当するメーカーや商品の特徴、取り扱い店舗、さらにはフロアや階数といった館内の立地情報までをAIが整理して提示します。Googleマップでは拾いきれない館内情報や、実店舗ならではの特徴も含めて案内できる点が特長です。
この取り組みにより、AIは単なる翻訳ツールにとどまらず、旅行者と現地をスムーズにつなぐ実用的な案内役へと進化しました。情報を蓄積し、必要な形で引き出すRAGの活用が、体験価値を高めるAI活用を実現しています。