私たちオン・デマンド・ワン株式会社は、サーバ、データベース、フレームワーク、GUI、言語、ウェブシステム、モバイルアプリケーション、ブロックチェーン技術応用のシステムなど、さまざまなシステムのマイグレーションおよびモダナイゼーションを手掛けている企業です。 当社は、まったく新しいシステムをイチから開発するのはもちろんのこと、既存システムからの置き換え、新しい技術への移行といった「マイグレーション」や「モダナイゼーション」も得意としています。 ITの技術は、開発言語にも、アプリケーションフレームワークにも、それを動かすためのOSにも、バージョンごとにサポート期間が設けられているのが一般的です。しかし、そのサポート期間が終了してしまうと、新たな環境下での動作が保証されなかったり、セキュリティアップデートが行われなかったりといった問題が生じてしまいます。 また、開発の主流を退いてから長い時間がたつ技術の場合、精通したエンジニアがいなくなり、改修が困難になってしまうといった問題もあるかもしれません。 数年前まで多かった事例としては、マイクロソフト社の開発言語VisualBasic 6（VB6）があります。1998年にリリースされたVB6は使いやすい開発言語として、業務システムの開発にも広く使われましたが、2008年には延長に次ぐ延長を重ねたサポート期間も終了しました。これを受け、段階的にVBの新たなバージョンであるVB.NETや、まったく別の言語で開発したものに置換えられていきましたが、サポート終了から10年以上たった今でも、どこかでVB6で開発されたシステムが動いているかもしれません。しかし、それは改修も思い通りにできず、また、セキュリティ面にも不安があり、いつビジネスに支障が生じるかも分からない危険な状態です。 直近ではWebブラウザのInternet Explorer（IE）が2022年6月にサポートを終了しています。IEは、Windows純正のWebブラウザとして、Webアプリケーションシステムの利用環境としても使われてきました。サポート終了に伴って、リスクのあるIEから、安心できる他のブラウザに切り替えられれば良いのですが、中にはIEに特化した仕様を持つWebアプリケーションもあるかもしれません。 そうしたケースや以下のようなケースでお困りのお客様は、ぜひ当社にご相談ください。 ・将来も安心して使えるシステムを新規に導入したい ・サポート切れのOSや言語などの継続利用に不安がある ・既存システムを最新のWebアプリケーションにしたい ・既存システムの改修をしてくれる先を探している ・サーバ環境やデータベースの移行を検討している ・社内のシステムをオンプレミスからクラウドへ移行したい お客様のビジネス継続性を第一に考え、新規開発から既存システムのモダナイゼーションやマイグレーションにも、積極的に取り組んでいきます

サポート切れの技術が使われている場合の対処は、何もモダナイズだけではありません。いくつかの対処法があります。 1. ネットワークから切り離して使い続ける 外部との接続を断つことで、セキュリティリスクを軽減できますが、他のシステムとの連携や日常の運用が非常に煩雑となり、現実的ではありません。 2. イチから作り直す（仕様書が残っていない場合） 仕様書が残っていない場合、モダナイゼーションは難しく、既存システムを解析しながら新たな仕様書を作り直していく必要があります。このケースだと工数が増えるため、既存システムを作った時よりもコストがかかることがあります。 3. 市販のパッケージシステムへの乗り換え 既存システムを捨て、安価な市販のパッケージ製品に乗り換えるという方法があります。ただし、パッケージシステムそのものは安価ですが、カスタマイズ費用は意外と高く、現場の要望に応じてカスタマイズ要件が増えていくと、最終的には最もコストがかかってしまうというケースもあります。 4. モダナイゼーション モダナイゼーションは、既存システムの仕様はそのままに、利用技術を最新バージョンに置換えることでコストメリットを最大化します。テストさえしっかり行えば設計書がなくても移行できるケースが多く、Webシステムならば、脆弱性のチェックも行えるので安心です。 当社では、既存システムの画面設計書を自動作成するツール、データコンバートのためのツール、脆弱性チェックのためのツールなども自社で開発しており、より効率的にマイグレーションやモダナイゼーションを行える体制を整えています。 また、まったくの新規開発においても、将来の改修、利用技術のバージョンアップなどを見据えた設計を行いますので、長く安心してご利用いただけるシステムをご提供可能です。 せっかくの投資を無駄にしないために、当社は、常にお客様の立場に立ったシステム開発を心がけていきます。