開発担当者からのメッセージ
創業者は長く製造業系のソフトウェア開発に携わっておりますので、中小規模の製造業に特有な悩み事をくみ取ってご提案ができます。
製造業における設計・製造に関連するシステムでは、多くの方は製品設計の上流システムから下流システムに向けてデータを渡しながら作っていくイメージを持っていらっしゃいます。上流でデザインして、次の工程で部品の設計をし、それぞれの部品の工程順を作って製造がスタートします。しかし、例えば製造途中でこの順序で作業を続けるのは厳しいとなったら、デザインや設計に後戻りしなくてはなりません。このことを意識されていないお客様が多いと感じています。途中まで進めた設計や製造の手順を上流工程に戻すとなると、最初から手戻りが有る事を想定して設計してないとかなり大変です。詳細設計時に、後戻りの可能性を伺って対策を練っておくことは、その時点での工数は膨らみますが、やっておくべきことです。
当社は開発に際して、豊富なシステム開発の経験を基に、一種のコンサルティングのような助言もできます。お客様のお話を伺う中で、お客様は気付いていないけれども、それではうまくいかない恐れがあるというようなことも、当社なら先回りできます。必要性の低いところまで何でもシステム化するのではなく、投資に見合った本当に重要なところのシステム化をお手伝いいたします。
ECサイトを作るための仕組みを持ったひな形があり、さまざまなECサイトの構築ができます。
自社開発でECサイトのひな形をご用意していますので、ECサイトを構築したいお客様には割安な価格でご提示できます。このひな形は、自分でECサイトを提供したいという考えの方が多いと感じて社内で制作したもので、商品管理、ユーザー管理、決済などの仕組みも備えています。ある特定の決裁システムを使いたいといった場合にはその部分だけを修正することで柔軟に対応ができます。
このひな形を使った事例としては、サービスを提供したい方と利用したい方を結びつけるマッチングサイトを構築した案件があり、おそらく他社よりも25~50%低い価格を提示できました。また、ひな形を使った事例ではありませんが、ECサイトをオフショア開発されていたお客様が、海外の開発企業が降りてしまったために、途中から作り直してほしいという案件もあります。データベースは構築済みだったので、その上のECサイトのシステムを作り、完成まで導けました。その他に、製造業でAccessとExcelで構築された管理システムが、データの読み込みに時間がかかりすぎるというご相談を受けて、データベース側はそのまま利用しながら、クライアントをExcelではなくWebで利用できるようにして解決したものもあります。
このように、お客様の事情をよく理解して、最適なシステムのご提案を心がけています。
メリハリを付け必要な部分に絞ったシステム化とニアショア開発によって低コストを実現しています。
他社に比べ低い金額で開発を提示していますが、もちろん質で劣ることはありません。まず一つの理由は、なんでもシステム化するのではなく、重要で、かつシステム化による高い効果が見込める部分を見極め、そこに絞ってシステム開発を行うことです。ECサイトのひな形を使うのもその一例です。
もう一つの理由は、当社がニアショア開発というスタイルであることです。人件費などが安い海外の企業に開発業務を委託することをオフショア開発と呼んでいますが、ニアショア開発は国内の大都市から離れた地域の企業などで開発業務を委託することを言います。当社の本社は東京都渋谷区恵比寿にありますが、開発拠点は伊豆半島の静岡県伊東市に置いています。オフィスなどの賃料や開発者の住居費用は都内に比べるとかなり低く、開発者の生活費用や通勤環境、住環境に利点があります。
オフショア開発のコストは以前に比べるとかなり上昇しており、中小企業のシステム開発の規模感ではコストメリットはまずありません。一方で、ニアショア開発というスタイルによって、東京などに開発拠点がある企業と比較すると、低価格でのシステム開発が可能となります。
小さなお取引から始まりだんだんと大きな取引につながる事例など、お客様の信頼をいただいています。
製造業のお客様の悩みに対して、必要に見合った解決策を提示したことで、はじめは小さくてあいまいな依頼だったものが、だんだんと大きな依頼につながっています。
例えば、福島県の製造業からの依頼で、本社と別の場所にある製造工場とで生産管理のために使っているアプリケーションの動きが非常に遅くて困っているので高速化できないか、というものがありました。システムの作り直しではなく、高速化のみのご依頼でしたが調査の上、サクサク動くようにできると考え、10万円以下という低価格でお受けしました。その結果、低価格で問題解決できたことや製造業の話が通じると思っていただいたことで、その後も継続してご依頼いただき、お取引が拡大しています。
製造業中心ではありますが、製造業に限らず中小企業のシステム開発や改善でお悩みのお客様は、ぜひご連絡ください。