・人材紹介業で利用する面接管理システム ActiDate2の開発
・従来2~3日かかっていた日程調整業務が最短1~2時間で完了するように
・SalesforceやGmailアドオンなど外部システムと連携し、業務フローに即したシステムを実現
https://digeon.co/works/active-connector-actidate2
野口アクティブ・コネクター株式会社は、ハイスキルな外国籍ITエンジニアとスタートアップ企業とを繋ぎ、多様でクリエイティブな チーム作りをサポートする人材紹介会社です。
──これまで展開されてきた事業において、抱えていた課題はありますか。
野口人材紹介業を手掛ける弊社では、2年ほど前から分業により効率的に業務を回せる体制を構築してきました。そして分業体制が整った段階で、次は情報・ノウハウ共有と、さらなる業務効率の向上のため、業務をシステム化していく必要がありました。
──課題解決のために、どのような手法を検討されたのでしょうか。
野口ディジョンさんに開発して頂いたActiDate2の全身となるActiDate1を自社で開発して運用していました。そしてActiDate1を運用していく中でSalesforceやGmailアドオンとの連携や、さらなるUXの改善などのフィードバックが出てきた段階で、規模が大きくなることを踏まえてシステム開発会社に依頼をすることを決めました。
──システム開発のパートナーとして、ディジョンを選ばれた理由について教えてください。
野口前提として最新の技術の扱いに長けており、密にコミュニケーションを取りながらスピード感を持って取り組めるパートナーを探していました。そういった条件でパートナーを探していく中で、ディジョンさんとであれば我々の求めるスピード感のある対応が出来るということで、お声がけするに至りました。
──実際にプロジェクトを始めてみて、発注前とのギャップはありましたか。
野口元々不安点がなかったこともあり、開始後のギャップも特になかったです。
また要件についてもアジャイル的に出来るものを作って改善するプロセスを回せるため、Slackによるチャットや週次の定例会議で十分にコミュニケーションが取れ、要望を実現することができました。
──要件についての話が出ましたが、今回の開発において最も重視された部分はどこでしょうか。
野口今回はActiDate1のフィードバックを元に、採用担当者がより円滑に業務を回せるよう、業務に寄り添ったシステムを作ることを最も重要視していました。また開発したシステムを社内で使ってもらうため、最初のリリース時までに徹底的にバグのないシステムにすることも重要視していました。
──業務に寄り添ったシステムにするため、具体的にはどういった部分を意識されたのでしょうか。
野口そもそも採用担当者はGmailや人材求人管理系のシステムなど、複数のシステムを利用しながら業務を進めます。その上であるシステムで入力した情報を別のシステムに転記するなど、ただの手間になるような作業がなるべく少なくなるようにという点を意識しました。
ただし具体的にどういったシステム間の連携が出来るのかといった部分は、ディジョンさんに相談しながらGmailアドオンの活用や、Salesforce連携などの仕様を決めていきました。
また業務フローの詳細部分も設計ひとつで業務時間を1日単位で短縮できる部分などあり、そういった点を相談しながら業務効率を向上させられるシステムを作ることができました。
2~3日かかる業務が1~2時間で完了する場合も
──ActiDate2の導入後の効果について教えてください。
野口業務フローに最適化するようシステムを構築したこともあり、日程調整業務に2~3日かかっていた部分が1~2時間で完了する場合があるなど、数値ベースでかなり業務が効率化されました。人材紹介業において求職者の方は複数の候補を探されている中で、より早くオファーを出せるようになったことは、求人を出す企業様・求職者・当社ともに良いことであり、導入した成果であると考えています。
──実際に社内の方からの反応はありましたか。
野口社内からは外部システム連携で情報の転記や参照の手間を削減できて、効率的にストレスなく業務ができるという声がありました。
──ActiDate2は社外の方も利用されるシステムですが、社外の反応はありましたか。
野口社外の方は日程調整関連の機能を利用するのですが、非常に使い勝手が良いと褒めていただく機会があり、社内の業務効率化に限らない部分での貢献についても実感しています。
──初期リリースからすでに追加開発も進めておりますが、今後どのように進化させていくことを考えているのでしょうか。
野口社内外からポジティブな声が上がっていますが、日常的に利用するからこそさらなる改善要望が今後出てくるかと思います。軸となる業務フローに最適化されたUI/UXの実現という部分をブラさず、さらに業務効率化できるシステムにできるよう取り組んでいければと思います。
──ディジョンとのプロジェクトを総括するといかがでしたでしょうか。
野口ReactによるWebアプリケーションの開発、Salesforceなどの外部システム連携、またこのプロジェクトに直接関係ない部分まで、対応できる幅が広い分、なんでも相談できる点がやりやすかったです。またSupabaseなどの新しい技術にも柔軟に対応してくれるので、社内の技術選定の都合上も助かりました。
今後何かシステムに関する相談事があれば、真っ先にディジョンさんに相談することになると思います。