業務を行う際に、受注を受けてからメーカー発注を行うため、受注に伴い発注が発生します。受注と発注が1対1で対応するため、これを分けて管理すると受注と発注の対応関係が分からなくなるため、まとめて管理する「受発注伝票」を開発しました。さらに、受注の区分によって輸入諸経費がある程度決まっているため、受注内容と区分、仕入内容を入力すると自動で輸入諸経費をセットするカスタマイズを行いました。
また、顧客より回収するPO(発注書)、提出するPI(発注請書)、PL(梱包明細書)、船会社から受取るBL(船荷証券)、AN(到着案内)など、輸入業務では様々な関係業者からの書類、連絡、確認を確実に行わなくてはなりません。これらの実施予定日や実施済みかをチェックするToDoリスト機能も受発注伝票と合体し、受発注明細とToDoを同時に管理できる画面となっています。未実施ToDoについては、未完了、期限間近、期限切れで検索可能とし、作業漏れを未然に防ぐことができます。
複雑、大量のコンテナを漏れなく、間違いなく管理するためには、それに適した機能および画面が必須です。
伝票に記録されている諸費用から、その時の為替レートを設定することで自動的に円に換算し、請求書を作ることができます。また、取引先の都合・要望により、商品代金をドルまたはユーロ、輸入諸経費は円とする、複数通貨が混在した請求書にも対応しました。
自動でPDFを作成し、そのまま印刷すれば請求書となります。請求管理をするための情報も付随して自動計算し、表示しています。複数通貨が混在する大量の請求書は一括作成機能によって、数百件の請求書を印刷から封入まで、半日で可能にします。
さらに、システム導入により、請求書の作成時間が90時間程度から1時間程度に減少しました。