全社横断的なデータ利活用を実現し、経営管理の高度化と現場負担の削減を目的としたデータ基盤を構築。Microsoft FabricとPower BIを活用し、業務に即した柔軟なレポーティング環境を提供しました。
プロジェクトの喫緊の課題は「必要な情報にすぐアクセスできる環境構築」と「現場の過剰なコミュニケーションコストの削減」でした。
当社はこれに対し、Microsoft Fabricのコンポーネント(OneLake、Data Factory、Warehouse)を活用したクラウドベースのデータ基盤を設計・構築。各部門で点在していたExcelや会計ソフトのデータのAPI連携を行い、一元化することで、Power BIのダッシュボードで各種表、グラフ、ガントチャートなどをリアルタイムで可視化しました。
プロジェクトでは、以下の特長的な取り組みを実施しました:
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段階的な納品とアジャイル開発:画面単位での納品により、受入テストの負荷を分散。UI仕様は利用部門と共同で随時調整。
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トレーニングと運用サポートの充実:キーユーザー向けに実践的な操作説明会を実施。Power BIやFabricに不慣れな利用者でも自走できる体制を整備。
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週次での進捗共有体制:Web会議を活用し、進捗・課題・仕様変更をタイムリーに共有。透明性とスピード感あるプロジェクト推進を実現。
この結果、情報探索に費やしていた時間が大幅に短縮され、経営判断のスピードと正確性が飛躍的に向上。経営管理の高度化と、社員が本来業務に集中できる環境整備に貢献いたしました。