フロント側(お客さま用):物件検索と問い合わせなどが可能。PC・タブレット・スマートフォンに対応
管理画面側:PHP+JavaScriptによるスクラッチ開発。
機能抜粋(ユーザー管理・物件登録・物件検索・フロント側への表示非表示制御など)
[物件情報の管理]
before
・ベテラン営業Aさんの頭の中と、何冊もの分厚いファイルが頼り。
・他社からの物件確認電話(物確)に、「担当が戻り次第…」としか答えられない。
・壁一面に貼られた間取り図が最新情報とは限らない。
after
・システムに全物件情報が一元化。新人でもスマホで即座に最新情報を確認。
・他社からの物確電話もその場で即答可能に。会社の信頼性が向上。
・「30分前にWeb申込が入りました」というレベルで情報がリアルタイム更新される。
[広告・反響対応]
before
・事務のCさんが、SUUMO、HOME'Sなど各ポータルサイトに1件ずつ手作業で物件情報を入力。
・メールや電話での反響は、担当者が手帳にメモして対応。対応漏れが発生。
after
・システムに1回登録するだけで、複数のポータルサイトへワンクリックで一括掲載。
・システムに入力されたものは他の担当者にも即共有可能で、対応漏れがゼロに。
[顧客情報の管理]
before
・顧客情報は各営業担当者の手帳や名刺ファイルの中。完全に属人化。
・担当のAさんが休むと、お客様の希望条件や進捗状況が誰にも分からず、商談が止まる。
・「半年前のお客様に電話してみるか」という勘に頼った追客。
after
・全顧客情報、過去の対応履歴までシステムで共有。
・担当者不在でも、別のスタッフがお客様の状況を瞬時に把握し、スムーズに対応を引き継げる。
・弊社が別途開発した追客システムで効率的な追客が実現。
[賃貸管理業務]
before
・月末、Cさんが銀行の入出金明細とにらめっこしながら、エクセルで家賃の入金チェック。
・契約更新の対象者を毎月ファイルから探し出し、書類を作成・郵送。
after
・銀行の入出金明細をCSV形式でシステムに取り込み家賃の入金状況を自動で消し込み。未入金者も瞬時にリストアップ。
・契約更新日が近づくと、システムが自動でアラート。更新書類もボタン一つで作成可能に。
[データ活用・経営戦略]
before
・「最近はこの辺のエリアが人気な気がする」といった、Aさんの長年の経験と勘が全て。
・どの広告媒体(SUUMOやHOME'Sなど)からどれだけ反響があったか、正確なデータがなく、広告費が適正か不明。
after
・「どのエリアの」「どんな物件が」「いくらで」売れているかをデータで可視化。
・広告媒体ごとの費用対効果(反響数、成約率)が明確になり、無駄な広告費を削減。
[働き方・組織文化]
before
・外出中の営業担当は、会社に戻らないと詳しい情報が分からず、お客様を待たせてしまう。
・月末の事務処理のために、Cさんは残業が常態化。
after
・営業担当は外出先からタブレット等でWEB管理画面にアクセス。直行直帰も可能に。
・業務の自動化により、会社全体の残業時間が大幅に削減。働きやすい環境が実現。
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メモ:
弊社としては初めての不動産管理システムの開発だったため
不動産専門用語や業界の仕組みなど勉強することが多かったです。
開発は1年ほどずっと実施していた思い出があります。