ブランド売買を行う上場企業様における査定員の業務DXのためのシステム開発事例です。
コロナ禍でも時計や金などのブランド価格は堅調で、お客様は店舗数を拡大させていました。店舗数拡大に伴い、査定員も増員しておりました。他方、査定業務は物品の状態判断から市場価格調査、販売価格調査も含めて複数のプロセスを経て、価格交渉となります。
仕入れは利益に直結する重要な仕事ですが、新人の教育に時間がかかり、赤字仕入れも増加してきました。
また、複数のシステムを確認するため、査定時間が長くなり、顧客満足度の低下にもつながっておりました。
今回、お客様は査定業務プロセスを棚卸しを当社と共に行い、人や店舗独自ルールではなく、会社としての業務標準化を行いました。また、その標準プロセスの中で必要なデータを一つの画面の中で確認できるようにすることで、業務を効率化させることに成功しました。
例えば、物品の状態判断などはチェック項目を設定し、自動でスコアリングすることによって、誰でも標準的な判断が可能となりました。
また、価格交渉に関しても、過去の販売データや市場データを本査定システムに統合させることで、交渉価格のブレを最小化し、新人でも的外れな価格設定をしないようになりました。
現在、本お客様からご評価いただき、海外展開に関するプロジェクト支援を行っております。