エスディーテックが提供する『デザインエンジニアリング』のサービス範囲や、デザイン~開発のプロセスを分かりやすくご紹介することを目的に、技術デモ開発を行いました。
今回は、社会課題でもある高齢者の孤立に対する「見守り」ソリューションの創出にチャレンジしてみました。
近年増加している一人暮らし高齢者の熱中症に焦点を当て、プライバシー保護や個人生活の尊重という観点にも配慮し、映像での監視ではなく環境の変化を把握することでの「見守り」をコンセプトに、技術デモを開発しました。
上流デザインでは、一人暮らし高齢者と離れて暮らす息子を題材としてペルソナやシナリオを作成し、簡易的なデモンストレーションに向けた要件を設定しました。
技術デモでは、Raspberry Pi+液晶ディスプレイを宅内側の管理モニタに見立て、実際に宅内の温湿度や人物の体表面温度を測定することができ、測定データをサーバに蓄積していきます。
また、例えば宅内にいる人物が熱中症の恐れがあることをセンサが感知するという想定で、任意で設定した温度を超えた際にスマートフォンへアラートを通知したり、スマートフォンから緊急連絡や遠隔でエアコン操作を行うなどの体験ができます。