自動車整備業界のクライアント様向けに画像投稿サイト新規開発を行いました。
稼働時期:2021年4月~2021年8月(約4か月)
自動車整備サービスを提供されるクライアント様より、整備後の自動車写真を投稿管理できるシステムのご依頼をいただきました。
ヒアリングした中で、「予算の抑制」は最も重要なご要望でございました。
必要な最低限の機能を、できるだけ安価な予算で実現することをご希望ということは大変理解できましたが、弊社としては安さの上に品質を犠牲にすることは避けたいという考えで取り組みさせていただきました。
このようなコスト重視のクライアント様に対し、希望予算でシステム提供する代わりに、その後の運用や改修が非常に難しいシステムとなってしまうことをお伝えせずに案件を進めてしまうような業者も中には存在しています。
弊社では、納品後にお客様がシステムを使用されるシーンを想定し、起こりうる不具合の可能性も含め検討・提案を行っています。
制作初期からUIデザイナーとクライアントとの間で短いサイクルのフィードバックを繰り返し、本当に必要な機能のみを洗い出しました。このプロセスにより、最終的な実装段階での作業を最低限とすることができ、高い費用対効果を実現しました。
ヒアリング段階で、システムのエンドユーザーは整備工場の現場技術者の方で、IT技術に詳しいとは限らないことが分かりました。また、古い世代のスマートフォンを使ってシステムを操作する人もいることが明らかになりました。
このような使用状況に対応するために、従来のWebサイト制作やシステム開発の常識に囚われすぎない、直感的に理解できるUIデザインが求められました。
最終テスト段階や運用開始時に、使用するスマートフォンのカメラの性能や特性が、保存される画像の品質に大きく影響を与えることが明らかになりました。これはモバイル開発においてよく問題になる部分です。
社名の通り、私たちの開発はかつて「モバイル」からスタートしています。
これらの課題は、社内の過去の経験やノウハウを駆使することで解決できました。
現在もたくさんの自動車の写真がシステムに続々と登録されています。
また、自動車や工業を専門とするエンジニアの方もシステムをストレスなく使用していいただいております。