歯科医院は、施術席(チェア)が空いていなければ、施術をする医師または衛生士がいなければ、予約は取れません。こちらでは土日祝日も営業、夜は21時まで営業しているため、衛生士はシフトを組んで勤務する必要があり、全ての時間帯に完全にシフトを埋めることが出来ないこともあります。また、施術内容も多岐に渡るため、新人の衛生士では対応できない施術、分担上施術しない施術があります。特に新規顧客でケアカウンセリングを希望するお客様には、知識も十分で、接客対応も十分できる衛生士を割り当てる必要があります。
これらチェアの空き、施術担当者のシフト、施術担当者の技能を総合し、自動で予約を設定します。
各医院では、担当者のシフトと施術可能な技能を設定します。お客様側では、希望の医院、日付、時間帯、メニューを登録して頂き空いているチェアを探します。メニューには、必要となる施術技能が設定されており、その技能を持つ担当者がシフトされているチェアを探します。メニューには施術時間の設定があり、予約時間を計算します。
開いているチェアがそれなりにあっても、予約がスカスカだと運営効率が悪くなるので、15時位までの予約はなるべく前に、15時位以降の予約は後ろに詰めるなどの対策も行います。
初回の来院時に、診察の補助資料とするために問診票を記入してもらっています。問診票には、できるだけ詳細に多くの質問を載せたいのですが、質問数が多くなると来院時に記入する時間がかかります。お客様の状況を良く把握するため比較的多くの質問を問診票で実施しています。しかし、記入に10分程度かかってしまうので、せっかく来院して頂いているのに施術時間がなくなってしまいます。
そこで、協力してもらえるお客様には、予約の後、続けてWEBで問診票を記入して頂き、来院時には問診票の記入なしで直接施術に入れる仕組みを提供しています。この際に、お客様の住所氏名、その他登録に必要な内容は全て記入して頂き、来院時には何の記入もなしにサービスを受けられます。
一般に予約の検索は時間のかかる処理です。DBの特性として、存在するデータの検索は早くすることができますが、空き予約検索は、予約のない(データのない)ことを検索をするのでとても時間がかかり、通常の方法では処理時間を早くすることが出来ません。
WEB予約では瞬時に提示することが重要なので、220強の医院の1,000以上チェアの中から、3ヶ月先までの空き予約を検索するため、検索専用の空き時間データを別途生成し、検索速度を高める工夫をしています。