全国に拠点を持つある医療系の企業では、昔ながらの紙や手作業に頼った業務が続き、情報がまとまらず、現場は混乱しがちでした。
私たちは、こうした悩みを解消するために、「必要な人が、必要な情報に、すぐアクセスできる仕組み」を一から作りました。
現場で働く人たちと一緒に考えながら、本当に使いやすい機能と画面にこだわり、
今ではスタッフから「使ってよかった」「助かっている」との声が上がるシステムに育っています。
プロジェクト背景と課題
・IT専任人材の不在: 情報システムの整備が後回しに
・拠点間での紙ベース運用: 情報断絶による手戻り・重複業務が常態化
・間接業務コストの膨張: FAXや郵送対応、現場確認の手間が深刻な負担に
当社のアプローチと構築したシステムの特長
■“ITが苦手”な現場のための設計思想
・看護師を中心に想定し、はじめてでも迷わず使える画面/操作感
・特にモバイル環境での操作性を重視し、現場での利便性を徹底追求
■ コンサルティングから伴走した完全オーダーメイド
・業務コンサルフェーズから参画し、現場起点でどのような機能が必要かを整理・決定
・パッケージに頼らず、業務に最適化された機能をゼロベースで設計
■ 全国規模の情報一元管理を実現
・紙/Excel/口頭による情報分断を排除し、業務プロセスの標準化に成功
・属人性を排し、再現性・効率性の高い業務運用へシフト
■ 2年に及ぶフルスクラッチ開発の成果
・コンサル~開発~運用設計まで、一気通貫の対応体制
・現場に根ざした“使われるシステム”の理想形を実現
導入の効果と波及
・紙からの解放により、作業効率・正確性が飛躍的に向上
・スタッフの意識にも変化が現れ、IT活用に対する心理的ハードルが低下
弊社の強み
1. 業務理解から始める「伴走型」開発スタイル
・表層的なヒアリングに留まらず、業務そのものの再設計から支援
・開発者ではなく、現場改革のパートナーとして並走
2. ノンIT人材を想定したUI/UX設計力
・実際のユーザーに寄り添った直感的な画面構成
・ITが苦手なユーザーからも「これなら使える」と評価される現場目線のUI設計
3. フルスクラッチだからこそできる、業務特化の最適解
・汎用システムでは難しい、個別ニーズに完全対応
・パッケージ導入による「業務のシステムへの擦り合わせ」ではなく、業務に合わせたシステム提供
4. 長期案件における「信頼維持力」
・2年を超えるプロジェクト期間でも、スケジュール・品質・関係性を一貫して維持
・ゴール後も見据えた、持続可能な体制設計と保守力
開発期間
開発期間:2年
※業務ヒアリング・コンサル
~設計
~開発・テスト
~カナリアリリース
~運用・保守