開発担当者からのメッセージ
AIは注目度の高い技術である一方、仕組みや活用方法がわかりにくく、「どのように自社へ導入すべきか判断できない」という声も多く聞かれます。当社は、ChatGPTが登場する以前からAIの開発および運用に携わってきた経験があり、単にツールを導入するだけではなく、AIがどのような仕組みで動き、どのような領域に適しているのかを整理しながらご説明することを大切にしています。
AI活用では、開発会社だけが仕組みを理解している状態ではなく、お客様自身がAIを活用する目的と、成果につながる論理的な理由を理解した上で導入を進めることが重要です。こうした共通理解が不足したまま導入を進めると、期待とのズレや運用定着の失敗につながりかねません。当社では、技術面だけでなく、業務や運用への影響も含めて丁寧に整理しながら、お客様と同じ目線でAI活用を進めてまいります。
AI技術の変化を見据えて運用を支援!長期活用を前提とした設計を重視しています
当社では、AIを活用したプロダクト開発だけでなく、3年以上にわたる実運用を通じて、AI技術の変化へ継続的に対応してきました。AI分野は技術進化のスピードが非常に速く、数年前まで主流だった手法が短期間で大きく変化することも珍しくありません。実際に、ChatGPT登場以前はGoogleのBERTを活用した検索・分類技術が広く活用されていましたが、生成AIの進化によって、AI活用の前提そのものが大きく変化しました。
当社では、このような技術変化を前提とした設計を重視しており、将来的なモデル変更や機能差し替えにも柔軟に対応しやすい構成で開発を行っています。また、AIは「導入すること」自体が目的ではなく、継続的に運用し、実業務へ定着させられるかどうかが重要です。
そのため当社では、AIモデルの精度だけでなく、
・更新性
・保守性
・運用負荷
・将来的な拡張性
といった観点まで含め、お客様の事業に適したAI活用をご提案しています。
短期的な流行技術ではなく、長期的な運用まで見据えた実践的なAIシステム構築を支援しています。
業務フローからAI活用を設計!現場に仕組みが定着するDXをご支援します
AI導入やDX推進をご相談いただく際、当社ではまず業務フローの整理と分析から着手しています。AIは単体で導入するだけでは成果につながるとは限らず、既存業務のどこへ組み込み、どの工程を作り替えるべきかを見極めることが重要だからです。
例えば現在では、ChatGPTを活用した情報収集や文章作成を行う企業も増えています。しかし、担当者が都度チャットへ質問を入力するだけの運用では、業務が属人化しやすく、AIが組織へ定着しにくいケースも少なくありません。
そこで当社では、業務全体を整理した上で、特定の工程へAIを組み込み、場合によっては業務のプロセスを作り替えて自動化や効率化につながる形でシステムを設計しています。また、最初から大規模に業務を置き換えるのではなく、一部の業務から段階的にAI活用を開始し、実運用を通じて精度向上や適用範囲の拡張を進めていくアプローチを重視しています。
「導入して終わり」ではなく、現場で継続的に活用されるAIシステムを目指し、運用定着まで見据えたDX推進を支援しています。
業務の属人化解消のためのAI活用に強み!組織内にある暗黙知を形式知に変え、ビジネスのリスクを回避しましょう
AIは、業務の属人化を解消する大きな可能性を持っています。
過去にご相談いただいたプロジェクトでは、製品チェック業務の属人化が大きな課題となっていました。当時、お客様の現場では、ベテランメンバーが長年の知識や経験をもとに製品確認を行っており、品質自体には問題がありませんでした。しかし、その担当者が退職した場合、ノウハウが失われるリスクを抱えていたのです。
そこで当社では、まず製品チェックに必要なデータの整理・分析から着手しました。その上で、必要なデータをAIへ学習させることで、ベテランメンバーの判断を再現できるAIシステムを構築しています。
また、将来的なAI技術の進化も見据え、モデル変更や機能拡張へ柔軟に対応できる構成を採用しました。さらに、実際の運用工程へAIを組み込み、出力結果を継続的に調整しながら精度向上を進めることで、現場へ定着する仕組みを実現しています。
その結果、業務の属人化解消に加え、製品チェック基準そのものの体系化が進み、これまで個人に依存していた暗黙知を、組織全体で共有可能な形式知へ転換できました。
このように当社では、AIを単なる自動化ツールとしてではなく、組織に蓄積された知見を継承・活用するための仕組みとして活用しています。