・Webアプリケーションの内製化支援
・開発業務だけではなく、将来的な内製化を見据えた保守性の高い堅牢なソフトウェア開発のための設計とノウハウ共有を実施
・社内に知見を残す内製化支援により、運用・追加開発の負担を大幅に削減
西森 株式会社Mediestは医療データの受託解析サービスを手掛けており、医療分野におけるAIを活用した研究開発に強みを持つ会社です。
──シフト作成システムを開発するに至った経緯は何だったのでしょうか。
西森 元々は弊社取締役の松尾が、遺伝アルゴリズムを応用したシフト計算のシステムを作ったことがきっかけです。現場で利用されていく中で様々なニーズを反映していった結果、既存のシフト作成システムよりも優れたものになりました。そこで製品として作り直せばすぐに販売できるだろうと考え、本システムを開発するに至りました。
──現場のニーズを汲み取っていく中で、本システムの強みとしてこだわったのはどの部分なのでしょうか。
西森 このシステムの強みは圧倒的なカスタマイズ性です。現場の様々なニーズを反映させていく中で、世界一柔軟なシフト作成システムになったのではないかと自負しております。
──元々院内で利用されていたシステムの製品化に向けて、ディジョンに内製化支援をご依頼頂いたのはどういった経緯があったのでしょうか。
西森 普段手掛けているAI開発やバックエンドの開発については社内で対応できるのですが、フロントエンドの開発とインフラ運用などを含めたソフトウェアを製品化するに際しての知見が十分になかったため、内製化支援を依頼することになりました。
──はじめは週1回の技術顧問サービスから支援をさせて頂き、そこから開発業務も含めた内製化支援サービスに移行していきましたね。
西森 はい、まずは貴社の技術力・設計力を共有頂くことを考えていました。技術顧問を受ける中でフロントエンド領域の開発ノウハウをさらに学ぶために、実際にコードを書いてもらえる内製化支援サービスに移行するに至りました。コードのアーキテクチャ設計からUXへのこだわりまで含めて、より密に支援をして頂きたいという判断です。
──本プロジェクトで最も重視された箇所はどこでしょうか。
西森 システムのこだわりという意味では、シフト作成の柔軟性と使い勝手であるUXを両立させることが最もこだわった部分です。世界一柔軟なシフト作成システムであることのトレードオフとして、柔軟性が高いが故にユーザーにとっては操作に迷ってしまう可能性があるため、柔軟性とUXの両立には力を入れています。
また開発を進める中で開発・運用に関する知見を社内に蓄積していくことも、内製化支援をご依頼する中でこだわっている部分です。
──柔軟なシフト作成機能とUXの両立はどのように実現されたのでしょうか。
西森 週1回オンラインでUXに関するブレストの場を設け、こちらの機能要望に対してUX改善のご提案をいただき、アジャイル的に実装してもらうことで、一つ一つの動作を確認しながら改善を重ねることができました。
──内製化支援サービスを実施してみていかがだったでしょうか。
西森 技術顧問サービスで技術力を身に付けられ、内製化支援サービスによってそれをコード資産としても残すことが出来ました。
──今後の製品展開について教えてください。