ECサイトのコンサルティングと運用代行を提供するクライアントの課題を解決するため、CSVデータからスライド形式のレポートを自動生成するシステムを開発しました。これにより、資料作成時間を1件あたり90分から10分に短縮し、資料クオリティのばらつきを解消。月次報告業務の効率化と仕組み化を実現し、浮いたリソースを新規顧客開拓やサポート業務に活用できるようになりました。結果として、クライアントの顧客評価の向上と関連案件の獲得につながりました。
クライアントはECサイトのコンサルティングと運用代行を提供する事業を行っており、その中でマーチャントの売上拡大を支援するため、毎月の売上や収益レポートを作成していました。しかし、ECサイトから出力されるCSVデータをもとに、手作業で数字を切り貼りし、グラフを作成して報告資料を作成していたため、大きな工数がかかっていました。この業務は1件あたり90分を要し、営業スタッフにとって大きな負担となっており、本来注力すべき新規顧客開拓や顧客サポートの時間を奪う結果となっていました。また、作業者ごとに資料の作成スピードやクオリティが異なり、属人的な課題も顕著でした。
これらの課題を解決するため、弊社はクライアントの業務内容を深く理解し、CSVデータをインポートするだけで自動的にスライド形式のレポートを生成するシステムを提案し、開発しました。このシステムでは、生成されたレポートをエクスポートしたり、プリント出力したりすることが可能であり、クライアントのニーズに応じた柔軟な利用ができるよう設計しました。また、レポートの作成条件を簡単に指定できる直感的なUIを採用し、利用者にとって負担の少ない操作性を実現しました。
このシステムの導入により、報告資料の作成時間は1件あたり90分から10分に短縮され、営業スタッフは新規顧客開拓や既存顧客のサポートにより多くのリソースを割くことができるようになりました。また、統一されたグラフと資料のフォーマットを提供することで、作成者によるクオリティのばらつきを解消し、属人性に依存しない月次報告業務を構築しました。さらに、資料の質の向上によりクライアント自身の顧客評価が上がり、結果として関連案件の獲得にもつながる成果を生み出しました。
開発にあたっては、クライアントおよびその先にいる顧客の満足度を最優先に考えました。納品される資料が営業商材として顧客に提示されることを意識し、資料の「見栄え」と「整然さ」にこだわり、複数回のミーティングを重ねながらUIや要件を見直しました。また、システムの利用者は社内スタッフでありながらも、初めて操作する方でもすぐに使いこなせるよう、操作マニュアルも併せて提供しました。こうした配慮により、クライアントの事業特性や課題に最適化された「顧客に喜ばれるシステム」を構築することができました。システムは業務効率の向上だけでなく、クライアントの事業成長に貢献する重要な役割を果たしました。