社員600名ほどの中堅企業における各種社内基幹システムの情報を効率良く連携させる方法を検討し、データ連携ツールを使ってシステム間連携を実現しました。
複数のシステムで重複して行っていた管理業務を一元化
社員の入社や異動に伴う各種システムへのユーザー登録や属性変更は、紙の連絡票を回して利用部門のシステム担当が それぞれ行っていましたが、人事システムを起点に必要な情報をタイムリーに各種システムに連携させることにより、ユーザー管理業務を一元化して大幅に簡素化しました。これまで発生していたコピペミスなどによる不必要な部門間のコミュニケーションも無くなりました。
また、システムによっては「入社は即時反映させるが異動は一定期間後反映させたい」といった要望にも連携タイミングをずらすといった対応で実運用への細かな配慮も行いました。
同様に経理システムや受注管理システムに登録されている科目や費目を経費精算システムへ、経費精算システムに登録された経費情報を経理システムへ、
データ連携ツールの導入と運用を支援
データ連携ツールは「Dataspider」というWEBアプリ方式のデータ連携プラットフォームを導入しました。(サーバはお客様にてご用意、アプリ設定は 代理店にて実施)
システム連携は平常時は全く問題ないのですが、エラーが発生すると後続の業務に影響が出るのでその際の運用を設計しておく必要があります。今回は可能な限りお客様ご自身で復旧したいご要望に応えて、エラー時はメールで担当者へ通知し、管理画面からログを確認したのち、エラー要因を除去して再実行、という運用と各種設定を行いました。エラー要因は予期しないものが多いので、その都度運用をアップデートしています。
社内システムの構成や関連性を整理して全体像を俯瞰
各種社内システムは利用部門が管理しており組織間での連携が上手くいっていませんでした。今回システム構成図や関連図を作成して社内システムを整理することにより社内システム全体を俯瞰して把握することができました。
また、各業務で使用する情報のCRUD(作成、読み出し、更新、削除)を整理して、細かな運用まで配慮したシステム間連携を実現しました。
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