本プロジェクトでは、不動産担保評価業務向けの登記情報管理パッケージを導入している金融機関に対し、顧客ごとの業務要件に応じたカスタマイズ開発を担当しました。
ベースとなるシステムでは、登記情報を取得すると同時にデータベース化し、評価システムと連携することで、これまで手入力で行っていた帳票入力作業の削減や、登記情報の二重取得の防止など、業務効率化とコスト削減に貢献する仕組みが提供されています。
各金融機関ごとに異なる評価基準や帳票仕様に対応する必要がある中で、以下のような要件ヒアリングと改善提案を通じた柔軟な対応を行いました。
- 顧客要望に基づき、評価ロジックや入力項目をカスタマイズし、帳票出力処理を調整
- Excel帳票については、利用部門との打ち合わせを重ねながら、必要な出力項目やレイアウト構成を提案・設計
- フォーマット作成では、帳票ごとに変化する評価項目・算出式に対応したテンプレート開発を実施
- 技術的な実装だけでなく、利用者視点に立ったUI/UX面の調整も行い、現場での運用定着を支援
顧客個別の業務にフィットした登記情報の活用フローを構築することで、帳票作成の自動化と業務効率化に寄与しました。
また、単なる受託開発にとどまらず、業務改善提案を交えた支援体制が高く評価されました。