社員の方が自分の業務をAIに任せられるようになるまでを、複数回の研修で段階的に支援しています。説明を聞くだけでなく、講師と一緒に簡単なアプリを作りながら学ぶ場面や、自分の業務を題材にしたハッカソンなど、その場で手を動かす形式で進めています。
■ 背景:「AIは便利そう」で止まってしまう
AIツールを導入しても、「何に使えばいいか分からない」「一部の人しか使っていない」という状態で止まってしまう企業は少なくありません。
本研修では、参加者が「自分の仕事のどこがAIで減るのか」を自分の手で確かめられるよう、段階を踏んで進めています。
■ 研修の流れ:知る → 理解する → 自分の業務で作る → 組織で使う
① AIツールの使い方研修
AIで何ができるのか、全体像とおすすめの使い方を紹介しました。
② AIの仕組みの勉強会
AIがなぜそのように振る舞うのか、得意なことと苦手なことを学び、社内で共通の理解をつくりました。
③ 4時間のハッカソン(個人戦)
参加者一人ひとりが自分の業務から1つを選び、ここまでに解説した技術を実際に使いました。
・最初の30分は、全員で同じ教材を使って仕組みを体験するハンズオン
・「月に何時間浮くか」を数字で言えることをゴールに設定
・発表は、実際に動かして見せるデモ形式
・優れた手順書を表彰
④ 「組織で使う」ためのワークショップ
個人で作った手順書を、会社全体で共有・管理できるようにしました。
・参加者の困りごとを書き出し、投票で優先課題を決めてから解決策を議論
・作った手順書が、必要な人のパソコンに自動で届く仕組みを、その場で構築
・取引先や案件ごとに「見せてよい範囲」を分けるルールを、参加者と一緒に決定
・重要なファイルが誤って公開されないよう、危ない操作を自動で止める仕組みを導入
・社内資料を検索するAIと組み合わせ、過去の資料をもとにした手順書を作成
■ 工夫した点
① 一緒に作りながら教える
講師と参加者が一緒に簡単なアプリを作りながら教える場面を設けています。「頼む → AIが作る → 確かめる → 直してもらう」という流れを実際に体験することで、研修後も自分でAIを使えるようにしています。
② 参加者の声から次の回を設計する
前回の研修で出た「作ったものをどう管理すればいいか分からない」という声を受けて、次の回のテーマを決めました。
③ ルールは参加者と一緒に決める
運用のルールは弊社が一方的に決めず、案件ごとの事情を伺いながら、参加者と合意をつくって進めました。
■ 今後の展開
現在はシステム開発会社様で実施しており、今後はプログラミング作業そのものをAIで行う「AI駆動開発」の定着まで伴走していきます。
■ お客様に提供できる力
・ハンズオン・ハッカソン形式のAI研修の企画・運営
・個人の工夫を会社全体の仕組みに広げる、社内ルールと環境づくり
・研修から実際の業務へのAI導入までの一貫した支援