海外グループ会社からの会計・財務データをエクセル・メールベースにて集計していたが、システム側にて、バリデーションチェックをできるようにする事で、海外子会社自身で修正・アップロードする事が可能。
■背景
自動車関連企業の本社では、海外にあるグループ会社の会計、財務を統括して管理している。そのため、定期的に海外グループ会社から情報を集める業務を行っている。本社の月次業務では、会計・財務に関わる情報を各海外グループ会社から収集し、基幹システムへデータを格納するプロセスがある。本社にてマニュアルチェックや複雑な作業によりオペミスや確認漏れを誘発したり、現状の仕組みの制約により時間を要したりと課題が多い。それらの問題をデジタル化により解決するべく、Webシステムを開発する。
■機能一覧
<公開>
認証
財務データアップロード
<管理>
認証
ユーザー管理
各種マスター管理
レポート作成
提出ステータス管理
アラートチェック設定
■導入ポイント
・エクセルの財務データにはチェックする項目が多数あるが、その項目を漏れなくバリデーションへ組込み。
・バリデーション機能については、エラー(必ずパスしないといけない場合)と警告(通常値ではない為、
念の為子会社側にて確認して欲しい場合)分けて、これまでのオペレーションに沿う形で機能を実装できた。
・バリデーションについては、柔軟にチェック内容を設定できるようにルール詳細をマスター登録できるようにした。
■導入効果
・メールやエクセルベースでの集計運用からシステムでの集計となり、マニュアル作業が削減できた。
・提出データのチェックをシステム側でバリデーションをかけて行う為、担当者の基幹システムへのデータ取込前の
チェック工数が大幅に削減できた。