新しいIT技術やIT事業を展開する注目企業を毎回紹介している発注ラウンジ。今回は東京都渋谷区に本社を置くシステム開発会社「ガウス」(代表取締役社長:佐々木 吉昭氏)をご紹介します。三菱電機の関係会社としてビルセキュリティ関連のIT技術開発に強みを持ち、今年で創業40年になります。
新たな時代のニーズに応じてクラウド事業にも注力し、今回新サービス「りれとる」のリリースを行いました。ビルシステム部副部長の西村さんに話を聞きます。
労働者の労働時間の客観的把握が求められる時代に
発注ナビ:
御社は現在、従来から取組んできたシステム開発事業に加え、クラウド事業にも注力されています。今回、企業の「働き方改革」を支援する新たなサービスをリリースすると聞きました。詳しく教えていただけますか。
西村さん:
近年過度な長時間労働を規制しようとする動きがあります。厚生労働省では、働き方改革関連法案において、「企業は労働者の労働時間を把握すべきだ」と初めて法律に盛り込む方針を固めました。
発注ナビ:
企業が労働者の労働時間を適正に把握すべきだということは以前から言われていました。さらに今後は、例えばオフィスの出退時間や、パソコンの利用履歴などのデータを客観的に把握しなければならないという動きになりそうですね。
西村さん:
労働時間の客観的管理という社会からの新しい要請に合わせ、当社では出退勤時刻管理のクラウドサービス「りれとる」を今春リリースしました。セキュリティシステムの入退室管理に長年携わってきたという当社の強みを活かし、企業の総務部門や管理職の方が、社員等の勤務時間を効率的かつ確実に把握できるサービスを実現しました。
煩雑な出退勤時刻管理を効率化する「りれとる」
発注ナビ:
どのような特長や機能があるのか詳しく教えていただけますか。
西村さん:
入退室管理システムと併用して導入となりますので、不正入退場の防止強化と出退勤時刻管理が同時に導入できる事です。職場の出入口に設置された入退室管理システムが自動的に通行時間を記録しますので、従来の自己申告やタイムカードとは異なり、客観性の高い通行データの記録が可能です。
また、クラウドサービスのため場所を選ばずいつでもシステムにアクセスできます。例えば、管理職の方が出張先で自部門のメンバーの出退勤状況を確認することができます。
発注ナビ:
この「りれとる」は働き方改革への支援ができることはもちろん、総務や管理職の皆さまの出退勤時刻管理業務が軽減されるというメリットがありますね。
西村さん:
ユーザーの皆さまの使いやすさに配慮し、直感的でシンプルな操作性にこだわったこともポイントで、比較的安価に導入していただけます。リリース後も様々なお声をいただきながら、たとえば在室状況や長時間滞在の確認など、様々な機能拡張も順次進めていく予定です。
クラウド事業の水平展開とAI・IoT事業拡大に注力
発注ナビ:
御社は昭和53年(1978年)に設立され、それ以来今日までの40年間様々なシステム開発分野で多数の実績があります。特に注力されるクラウドサービスを含め、今後の事業展開についてお聞かせください。
西村さん:
先ずリリースした「りれとる」のサービスを拡充する予定です。
また、当社が長年手掛けてきた企業様向けの業務システム開発経験を活かしつつ、クラウド事業を水平展開していきたいと考えております。
さらにAI(人工知能)等の先進技術やIoT事業へも積極的に取り組んで行きたいと思います。
発注ナビ:
大手メーカーとともに先進的な技術に長年取り組んできたご実績と、セキュリティビジネスに精通しているという強みを活かし、クラウドをはじめとした新サービスの展開を楽しみにしています。本日はありがとうございました。
■システム開発の外注先探しにお困りなら
実績3000件を超える専門スタッフがご対応、まずはこちらのフォームよりご相談ください。
■発注ナビへ掲載をご検討の開発会社様はこちら
「発注ナビ」掲載のご案内(ご利用社数1200社突破!)