どこの職場にもあるホワイトボードを使った行動予定表。メンバー間の当日スケジュールの共有に役立つ定番ソリューションの一つです。しかし、リモートワークが当たり前になった現在、予定の更新が疎かになったり、代理で書き換えるオフィス内のメンバーの負荷が大きくなったりしており、ホワイトボード行動予定表の使い勝手が、以前に比べて大きく低下しています。
一方で、DX推進に悩む情シス担当者は数しれない。社内のデジタル化を推進するとしても、どこから手を付ければ良いのかわからず、結果として何も進んでいないというケースも多いのではないでしょうか。
そこで株式会社クリエが提案するのが、まずはオフィスのホワイトボード行動予定表をデジタル化しようというもの。しかもずっと無料で使えるということだから、これを試さない手はないでしょう。株式会社クリエとはどのような会社なのか、なぜホワイトボード行動予定表のサービスをずっと無料で利用できるのかなどについて、同社代表である今井 義隆氏に詳しくお話を伺いました。
イベントプロデュースで培ったノウハウと、こだわりを具現化する開発姿勢、自社サービスの提供によるシステム運用フェーズの知見などが大きな強み!
―― 株式会社クリエ様はどのようなビジネスを展開しているのですか。
今井氏: 当社は2000年の設立以来、お客様企業のWebサイトの制作やシステムソフトウェアの開発、イベント向けの映像・音楽・舞台のプロデュースなどを手掛けてきました。また、WEB行動予定表「WeBoardz(ウィーボーズ)」、イベント受付システム「FannetsPass(ファンネッツパス)」といった自社サービスも提供しています。

代表取締役社長
今井 義隆氏
―― ズバリ、御社の強みはどこですか。
今井氏: お客様に寄り添った開発を行うところです。自社でサービスを提供することにより、運用フェーズに入ってからもユーザーの声にしっかりと耳を傾け、改善を繰り返し、そのノウハウを社内に蓄積してきました。そこから、お客様のサイトやシステムを開発する際にも、最初から、ユーザーの視点に立てるのが当社の強みと言えるでしょう。なお、サイト制作後もご依頼いただければ、当社の「アクセス解析レポート」がご利用いただけます。専任の担当者が実際のアクセス数やユーザーフローに基づき、お客様それぞれにとって最適・有益・必要な情報を抽出・整理したレポートを作成いたします。このように、開発フェーズから運用フェーズまで、お客様と一緒になって進めていきます。
―― イベント関連のサイト制作やシステム開発にも強そうですね。
今井氏: はい。俳優やアーティスト、プロスポーツチームなどのオンラインファンクラブの開発・運営をしており、有名女性アーティストや有名舞台女優のオンラインファンクラブ運営のほか、アナログ会員と共存しながらの運営実績などもあります。また、お客様とクリエが協業(レベニューシェア)で運営も可能です。実際に、有名俳優のファンクラブ、女子プロサッカーチームのファンクラブ運営などで協業の実績があります。
どちらかというと、こだわりを持っているお客様のサイト制作が多いですね。デザイナーが直接お話を聞き、そのこだわりを具現化していく感じです。そのため、WordPressのようなCMSを使えばできてしまうようなものは、あまり手掛けていません。他社ではできないようなことを当社がやる、ということを心がけています。
たとえば会員制のサイト制作は当社の得意分野の一つですが、会員のランクに応じてコンテンツや特典内容を変えることもできます。これをWordPressで実現しようとすると、相当なカスタマイズをしなければなりません。そういうサイトの裏側の仕組みを構築するノウハウを当社はたくさん持っています。
こうしたノウハウは、ファンクラブのサイトに限らず、ECサイトや一般のシステムにも応用できます。
―― ファンクラブやイベントサイト以外では、どのような実績がありますか。
今井氏: たとえばタクシーの予約サイト、モデルハウスの見学予約サイト、高級腕時計のキャンペーンサイトなど、イベント運営で培ったさまざまなノウハウやブランド価値の見せ方を活かし、幅広い分野のサイト制作を手掛けています。
また、システム開発においても、顧客管理システム、人材マッチングシステム、イベント応募管理システム、イベンター向け公演・チケット管理システムなど、多様なものを作ってきた実績があります。
―― 「WeBoardz」や「FannetsPass」といった自社サービスは、どのようにして生まれたのですか。
今井氏: いずれも、もともと当社が自社で利用するために開発したものです。「FannetsPass」は、当社のビジネスでもあるイベント企画での受付業務の効率化・省力化を目指して開発しました。一方の「WeBoardz」は、コロナ禍で当社でもリモートワークが増え、ミーティングの調整や社員間のスケジュール共有を効率化するために開発・導入しました。
―― 最初のユーザーは自社の社員だったのですね。
今井氏: その通りです。自社内だと、ここが使いにくいとか、ここをこうして欲しいとか、細かな声を拾いやすいので、それらを踏まえてブラッシュアップしていきました。当社では、お客様のご要望にしっかりと耳を傾け、こだわりを実現していくことに重きを置いています。他社がやらないこと、当社にしかできないことを、やっていきたいと考えています。
リモートワークや外回りの多い会社にピッタリ。利用期間制限無し、人数制限無し、追加料金無しで利用できる!オフィスのホワイトボードから始めるDX推進とは?
―― 「WeBoardz」について教えてください。
今井氏:「WeBoardz」は、 オフィスのホワイトボード(行動予定表)をクラウド化したサービスです。いわゆる、社員の名前とその日の行動予定を書き込み、オフィス内で共有するためのホワイトボードです。
その便利さは誰しも感じているはずで、実際にホワイトボードを設置しているオフィスも多いでしょう。しかし、書き忘れや、出社していないメンバーの代筆が面倒という運用上の課題もあります。また最近では、テレワークを導入して、出社して来ない社員の行動予定が見えづらいといった声もよく聞きます。また、外回りが多い仕事では、出先でリアルタイムの予定の確認・更新ができないという煩わしさもあります。
「WeBoardz」では、ホワイトボードの行動予定表をデジタル化・クラウド化することで、それらの課題を解決しています。
―― どのような使い方ができますか。
今井氏: ホワイトボードの行動予定表をそのままWEBで再現したような、直感的なインターフェイスと、シンプルな操作性を備えているのが特徴です。
複雑な機能がないので、どなたでもすぐに覚えられ、簡単にご利用いただけます。また、スマホ・PC・タブレット、いずれのデバイスでも使いやすく設計しているため、出先で急な予定の変更があった場合にも、スマートフォンから直接書き換え可能で、オフィスにいるメンバーがいちいち代筆するといった労力も削減できます。
そのほかにも、始業前に書き込み内容を自動でリセットするようになっていたり、予定を更新すると同行メンバーの予定にも同じ内容が自動的に記入されたり、メンバーの連絡先をその場で表示できたりと、アナログでは実現できなかった便利な機能も備えています。
―― なるほど。ホワイトボードを運用してきた会社なら、すぐにでも置き替えできそうですね。
今井氏: 「WeBoardz」は、提供して3年ほど経ちますが、登録ユーザー企業は1000社以上に上っています。実動ユーザー企業は数百社というところでしょうか。
まずは始めてみませんか? 登録後すぐに利用可能で、しかもずっと無料で使える! 職場に合わせたカスタマイズにも応相談!!
―― 実際に使い始めるにはどうすれば良いですか。
今井氏: 「WeBoardz」のサイトにアクセスして登録すればすぐに使い始めることができます。登録にかかる時間はわずか1分程度。入力も代表者1名分の情報だけでOKです。登録後、すぐに利用可能なので、気軽に始めることができます。
―― 費用はどれぐらいかかりますか。
今井氏: 「WeBoardz」はずっと無料でご利用いただけます。利用期間制限も無く、人数制限もありません。もちろん追加料金なども一切発生しません。安心してお使いいただけます。
―― 使う側にとっては、とてもありがたい話です。しかし、普通ならば、無料お試し期間があって、その後は有料になるとか、ユーザー数を増やすと有料とかになるのに、なぜ、ずっと無料なのですか。
今井氏: 「WeBoardz」は、もともと自社内の課題を解決するために作ったものです。多くのお客様に使っていただいて、いろいろな意見をヒアリングできれば、それだけでも当社の利益になります。また、当社の存在を広く知ってもらうきっかけになればと考えています。
それにまったくマネタイズをしていないわけではありません。「WeBoardz」を、そのまま使うのではなく、自社のスタイルに合わせてカスタマイズしたいというお客様からは、カスタマイズ費用をいただいています。
―― カスタマイズには、どのようなものがありますか。
今井氏: ご要望が多いのは、大型ディスプレイへの最適化です。手元のPCやスマホで確認するのではなく、もともとホワイトボードのあった場所に大画面ディスプレイを設置して「WeBoardz」の情報を遠くからでも視認できるように表示させるというものです。そのほか、メンバーのグループ化(組織・部署分け)や、独自の項目追加など、お客様の職場やビジネススタイルに合わせたさまざまなカスタマイズが可能です。
まずは、実際にお使いいただいて、そのままのスタイルでOKならば、無料で使い続けていただき、もしカスタマイズしたいというご要望が出てきたら、お気軽にお問い合わせください。オンラインによる相談・見積もりは無料です。
そうして、当社のことをよく知っていただき、ゆくゆくはWebサイトやシステムソフトウェアなども、ぜひご発注いただければと思います。
●大画面ディスプレイに投影した「WeBoardz」