「すぐにできます」「最短〇〇日でできます」を売りにしているWeb制作会社も多い中で、「ウチは制作の実作業を始める前に2か月ほどのリサーチをすることも珍しくありません」と、堂々と時間がかかることを宣言しているユニークな制作会社がある。 とにかくWebページさえ作れば、結果が出るというわけではない。誰に向けて何をどのように発信すれば良いのかが分かっていなければ結果は伴わない。「でも、それをどう導き出せば良いのか……」と悩める企業も心配無用。その調査をじっくりと行ってくれる強い味方が株式会社THINkBAL。同社代表取締役である宮崎 典史氏と、制作を手掛ける藤井 秀和氏にお話を伺いました。
制作に取り掛かる前に約2か月間調査をすることも!マーケティング分析をしっかり行うことが結果につながる。
―― 株式会社THINkBAL様が、他の多くの制作会社と違うところ教えてください。
宮崎氏: Web制作会社の多くはお客様のご注文通りに忠実に制作していきます。たとえば「うちの会社はこういうイメージ、こういう客層にこういう打ち出しをしたい」と言われれば、それをそのままの形に創り上げていくのではないでしょうか。
Webを制作するのには目的があるはずです。売上向上なのか、ブランドの周知なのか、あるいは求人の応募促進なのか、いずれにしても、結果が出なければ、せっかくかけた制作予算が無駄になってしまいます。
―― それは何か問題なのですか。
宮崎氏: もちろん、お客様のマーケティング分析が正しくできていれば何も問題はないのですが、そうでない場合は思ったような結果が得られないかもしれません。
Webを制作するのには目的があるはずです。売上向上なのか、ブランドの周知なのか、あるいは求人の応募促進なのか、いずれにしても、結果が出なければ、せっかくかけた制作予算が無駄になってしまいます。

代表取締役社長
宮崎 典史氏
お客様の会社が顧客からどのように見られているのか、業界の中でどのような位置づけとして認識されているのか、ターゲットとなる顧客層は何を考え、何を求めているのかなどをきちんと把握した上で効果的なWebを制作していかないと、なかなか結果に結びつきません。ターゲット層に刺さるキャッチを考えるため、時にはターゲット層が普段何を見て、どんな言葉を使っているのかまで調べることもあります。
しかし、そうしたマーケティングの分析を専門に行うような部署を持つ企業は、それほど多くはありません。
ですから私たちは、お客様の話を聞いた上で、私たちなりにさまざまなリサーチを行い、最も効果的なWebのご提案を行うようにしています。
―― まず、調査をしてから制作をスタートするということですか。
宮崎氏: はい。お客様のご要望次第ですが、当社では原則として調査、戦略立案、要件定義をきちんと行うようにしています。実際に成功確率を高めるため、約2か月に渡る調査も珍しくありません。
打ち合わせ、ヒアリングを重ねて、 クライアントの強み、差別化を見受けだすところに重きを置き、そこからどういう言葉なら刺さりやすいのか、ときにはインタビューなども行いながら、あらかじめ戦略を詰めていきます。
したがって当社では、いきなり「デザインはこうしましょうか」という提案はしません。
―― 事前に戦略を詰めておくことが大切なのですね。
宮崎氏: Webサイトで結果を出せずに失敗するケースは、そこのところをきちんとやっていないことが多いのではないでしょうか。「何を、誰に、どう打ち出すか」を明確にしている会社は限られています。
たとえばメーカー企業ならば「ウチはこういうもの作っています」だけだと、その価値を顧客に知ってもらうことができません。そうなると競合他社に勝つためには、不毛な価格競争に陥ってしまいます。
そうではなく「ターゲット層はこういう困り事を抱えている」「それは当社の製品でこう解決できる」「なぜなら当社の製品にはこういう特徴があるから」という、自社の製品やブランドの価値を知ってもらい、買ってもらうというところに力を傾けるべきです。
―― なるほど。お客様の企業・ブランド・商品・サービスの価値を調べて、適切なターゲットに向けて訴求していくのですね。
THINkBALが選ばれる5つの理由。デザイン面では、大手企業からも高い評価を獲得し、リピート受注も多数!
―― マーケティング以外にも強みがありますか。
宮崎氏: 当社が選ばれる5つの理由として次のものが挙げられます。
- 1. 成功確率を高める約2か月に渡る調査、戦略立案、要件定義
- 2. 強みや想いを伝わる形にできるストーリー設計とデザイン
- 3. スムーズな進行を実現する100のタスクに分解したスケジュール管理
- 4. 豊富な大手企業実績がある安心のクオリティ
- 5. 不安にさせない迅速・丁寧な顧客対応
―― 御社は、世界的にも知られている大手ゲーム機メーカーや世界トップクラスの自動車メーカーのグローバルサイトなどの制作実績も多数あります。社内のマーケティング部門がしっかりしている大手クライアントからも依頼があるのは、なぜですか。
宮崎氏: そうした大手のサイト制作は、代理店経由で依頼されたものが多いですね。クライアントの評価が高かったからか、代理店からのリピートがあり、次々と大手の案件が持ち込まれるようになりました。こちらは先ほど紹介した「選ばれる理由」のうち、2番目に挙げたデザイン面が評価されていることが多いですね。
―― デザイン面では他の制作会社とどのように違いますか。
藤井氏: 当社はグラフィックデザインの制作からスタートしており、デザインについての経験が豊富で、こだわりが多いのも特徴です。

クリエイター
藤井 秀和氏
印刷の世界では制作過程での失敗が許されません。Webならば、完成後に「ちょっとイメージと違った」という場合も、画像を差し替えたり色を調整したりできますが、印刷物はそうはいきません。事前に完成形をしっかりとイメージし、途中で何度も確認しながら制作を進めていきます。既存の写真を使う場合にも、かなり枚数の中から選んでいきますし、新たに撮り下ろす場合には、構図はもちろんですが、フォトグラファの人選にまでこだわります。
これはどんな、狙いを持ち、どんな結果を導き出したいのかをあらかじめ明確にしているからこそできることです。そこに場当たり的な要素は一切ありません。すべてが目指す結果につながる意味を持っています。
こうしたこだわりの部分が、クライアントから高い評価を頂いているのだと思います。
―― 業種・業界などで得意・不得意はありますか。
藤井氏: よく「この業界の(Web制作)経験はないですよね?」と聞かれることがあります。業界経験が無いと、良いWebサイトが制作できないという意味を含んだ質問です。でもそれは違います。当社ではこれまで、いろいろな業種・業界のお客様のWebサイトを手掛けてきました。どれも、最初は経験や実績のないところからスタート。そこから業界研究、商品研究、ライバル研究などをして知見を高めていきます。
それでも最初のうちは、お客様に比べれば業界の知識はありません。しかしWebに関することは制作から運用まで、とても良く知っています。ですから、お互いの持てる知識をすり合わせながらより良いWebサイトを制作していくことができます。
たとえば、当社が手がけた大手ゲーム機メーカーのサイトは、初回制作時には業界での経験も実績もありませんでした。それでもお客様と真摯に向き合い、質の高いサイトを創り上げることができました。その結果、十数年にわたって継続的にご依頼をいただいており、今ではゆるぎない信頼関係と実績を築いています。
また、大手化粧品メーカーのサイトリニューアルでは、公開から1年で流入数が81%増加し、コンバージョン率(CVR)も36%向上しました。業界が異なっても、ユーザー視点を重視した開発姿勢が高い成果につながっています。
宮崎氏: 業界実績さえあれば結果を出せるのかと言えば、そうではありません。業界知識がある分、お客様の商品やブランド価値の把握が早いというのはありますが、世の中は常に動いています。より良い結果を出すためには、そうした世の中の動きをキャッチアップするマーケティング分析の力と、Web制作やサイト運用のノウハウが物を言います。
もし、お客様が会社として新しいことがやりたい、新しい顧客層にアピールしたいという場合には、ぜひ当社をご検討ください。
自社メディアで培ったノウハウを活かし、お客様サイトの運用にも力は発揮。サイトへの集客につながる動画コンテンツや各種営業ツールの制作も!
―― マーケティングでいうと、制作後のサイト運用でも御社の知見に頼りたいというお客様も多いのではないですか。
宮崎氏: はい。運用についても承ります。当社は自社メディアも運営しているので、集客やコンバージョンなど、Webを制作した後のサイト運用も、日々実践的に取り組んでいます。そこから得た知見を漏れなくフィードバックし、お客様のサイト運用をお手伝いしています。
―― 運用ではどのようなことをお願いできますか。
宮崎氏: SEO対策のためのサイトやコンテンツ追加はもちろんですが、そのほかにもサイト分析、商品・サービスの資料やホワイトペーパーの制作などもお手伝いしています。
コンテンツ制作では、会社やブランド紹介の動画制作も手掛けています。ご要望があればインタビュー動画なども企画・制作します。資料やホワイトペーパーの制作では、消費カタログやサービスのマニュアル等、ダウンロード形式のミニ冊子の制作実績もあります。
集客やコンバージョンにつながるさまざまな施策をご用意していますので、運用についても、ぜひご相談ください。