エクステリア領域で、AI画像生成を使った新サービスを立ち上げられないか——構想・予算が未確定の段階から、最新ツールの実現性を綿密に検証。理想的に作り込む形と、今すぐ予算内で価値を出せる現実形を二段で提案した、技術検証の事例です。
エクステリア領域の新サービス構想
「エクステリア領域で、新しい価値を提供したい」。そんな発注者様からのご相談でした。AI画像生成が大きく盛り上がっていた時期です。今なら届けられる価値があるのではないか——そういう構想でした。
狙いは二つ。ひとつは、外構商材を販売する際、それを置いたときのラフスケッチを描く工数を減らすこと。もうひとつは、エンドユーザーがお庭に商材を箱庭のように配置し、「これも置きたい」と希望を膨らませ、次の商材購入、つまり顧客単価の向上へつなげること。この二つを叶えるサービスを立ち上げられないか、というご相談です。開発するかどうかも、予算も、まだ固まっていない段階でした。
最新ツールの実現性を綿密に検証
前提にあったのは、画像生成技術の急速な伸びです。次々と登場する最新ツール。そのどれがこの用途に合うのか、そもそも実現できるのか。弊社はまず、そこを綿密に検証しました。
結論から申し上げます。エンドユーザーが箱庭のように自由に組み上げ、「楽しい」と感じられる体験まで——その時点の画像生成だけで届けるのは、正直に言って難しいものでした。多数の商材を扱いながら、お客様のお庭の配置イメージに合わせ、画像を崩さず自然に出し続ける。ここは、非常に高い技術を要するところです。
理想形と現実解を、二段で提案
そこで弊社は、二段構えでご提案しました。根本的な解決は、商材そのものを3Dモデル化し、裏側で配置する方式。自由度が高く、画像の歪みも抑えられます。ただし、費用はどうしても高くつく。一方で「まず早く、予算内で価値を出したい」というニーズも、確かに強くありました。
そこで現実的な打ち手も用意しました。3Dは使わず、一つの商材を複数の角度から見た画像をあらかじめ準備。配置したときに向きが自然に整い、周囲へうまく馴染んで見える、擬似的な仕組みです。
歪みはある程度許容して完璧は狙わないが、お客様が箱庭として楽しめる体験を早く届けられて、ラフスケッチの工数も減らせる形です。
検証から結果のご報告まで、対応いたしました。「理想的に作り込む形」と「今の予算ですぐ価値を出せる形」。その両方を並べ、お客様ご自身が選べる状態までお届けしています。理想を見据えながら、現実の予算とスピードに着地させる。構想段階からご一緒する弊社の進め方が、よく表れた事例です。