クライアントは、太陽光などのエネルギー領域や、トランクルーム、ホテル事業などの、様々な土地活用ビジネスを行う会社です。
これまでは、全国で30拠点ほどある宿泊施設において、各担当者が独自のノウハウで、部屋の宿泊金額を決めていましたが、収益性のさらなる強化にむけ、データ分析を用いた価格最適化の実現に挑戦しました。
Undershaftは、PM・エンジニア複数名からなる、開発チームを組成し、3ヶ月間の実証実験を実施しました。
プロジェクトの初期段階では、各宿泊施設の予約状況を取得するシステムを実現し、AWS上でデータ分析のためのパイプライン構築を行いました。
その後、施設別 / 部屋別に、最も売上期待値の高い金額を、各種アルゴリズムに基づいて算出するロジックを実装し、1時間おきの自動算出を実現しました。
また算出結果については、単純に担当者に通知するだけでなく、金額変更業務に対しRPAを適応することで、業務そのものを自動化しました。
AWS上のデータ分析においては、Snowflakeを導入し、費用対効果とデータ分析の速度を両立しました。
2021年時点でのSnowflake導入の決定は、業界でもかなり先駆的な事例でした。その後国内の大手SIerが、相次いでサービス提供を開始したこともあり、データ分析における本サービスの優位性は強固なものとなっています。