クライアントは、グローバルで電動工具を販売する総合電気メーカーです。またアフターサービスの一環として、販売した工具の修理サービスも展開しています。
世界各地の修理センター業務では、修理見積もりや工具の設計図面確認、修理方法の確認や、工具のパーツ取り寄せを行う必要があり、一気通貫で対応ができるシステムが求められていました。
Undershaftは、PMとエンジニアからなるチームで、要件定義・設計・開発を全面的に支援しています。
グローバルメーカー特有の、本社 / 各国子会社 / 各国内代理店 といった、大規模な商流を踏まえ、複雑な権限設計をゼロベースで実現しています。
また、本社・各国子会社に応じて、フロントエンド領域を多言語対応すると共に、複数の基盤システムとの連携も実現しました。
技術的な挑戦として挙げられるのはオフライン版の開発です。
工具の修理は、各国の修理センターだけでなく、建設現場等でも行われています。
その中には、山奥や地下数百メートルのインフラ施設など、インターネットへのアクセスが事実上不可能な環境も珍しくありません。
Undershaftは、通常のオンライン環境向けのWebシステムだけでなく、オフライン環境でも、あらかじめダウンロードを行った上で利用が可能なバージョンの開発を、Electron等のオープンソースソフトウェアの仮想化技術を用いることで、実現しました。