血液検査によるがんリスク検査サービスを紹介するランディングページを、構成設計からデザイン・コーディングまで一貫して制作しました。認知度の低い新しい検査手法を扱うため、仕組みと従来検査との違いを段階的に理解させる構成を設計し、専門的な内容を伝えるためのオリジナル図解を多数制作しています。医学的エビデンスの取り扱いと関連法令・ガイドラインへの対応を前提に、医師監修のもとで制作しました。
■ 前提条件:認知のない検査手法を、理解から予約まで導くLP
本件は、1回の採血で全身のがんリスクを検査するサービスのランディングページです。コンバージョンは提携クリニックでの検査予約となります。
一般的な商材のLPと異なり、本件では「その検査手法自体が知られていない」という前提から出発する必要がありました。閲覧者は検査の存在を知らず、仕組みも理解しておらず、従来の人間ドックやがん検診との違いも把握していません。この状態から予約という行動に至らせるには、訴求の前に理解の形成が必要となります。
またターゲットが経営者層であり、検査費用も相応の金額となるため、情緒的な訴求ではなく、論理的な説明の積み上げによって納得を形成する設計としました。
■ 構成設計:理解 → 比較 → 納得 → 予約の順で展開
ページ全体を、検査の仕組みの理解、従来検査との比較、価値の提示、予約導線という4つの段階に分けて構成しました。
冒頭では、検査で何がわかるのかを一文で提示し、直後に仕組みの図解を配置しています。続いて解説動画への導線を設け、テキストを読み進める前に全体像を把握できる選択肢を用意しました。読む・見るのどちらの経路でも理解に到達できる状態としています。
その上で検査の特長を3点に絞って番号付きで提示し、さらに「提供する価値」として、結果に対する納得感と検査の簡便さの2軸に整理して展開しました。特長の羅列ではなく、閲覧者が受け取る利点として言い換えることで、自身に置き換えた判断がしやすくなります。
■ 従来検査との比較セクション
本件の構成上、最も重量を置いたのが従来検査との比較です。
閲覧者は「既存の検診で足りているのではないか」という前提を持っています。この前提が解けない限り、新しい検査への支出は正当化されません。そのため、従来の早期リスク診断(遺伝子検査・尿検査・腫瘍マーカー等)が何を示すものかを整理した上で、本検査が何を提示するのかを対比させる構成としました。
同様に、画像診断による全身がん検査についても、費用、所要時間、検査前の制約、検査範囲といった実務的な条件を並べ、比較可能な形で提示しています。優劣を断定するのではなく、条件の差を並置し、判断材料として提示する方針としました。
■ オリジナル図解の制作
本件では多数のオリジナル図解を新規制作しています。
血液中に流れ出した細胞を捕捉し、その数を提示するという検査の原理は、文章のみでは正確に伝わりません。また比較セクションについても、複数の検査を条件ごとに並べる必要があり、テキストの列挙では可読性が確保できません。
そのため、仕組みの説明、検査フロー、従来検査との比較のそれぞれに専用の図解を制作し、視覚情報として理解できる状態を担保しました。図解のトーンはページ全体で統一し、情報の粒度と配色ルールを揃えています。
■ エビデンス表記と法令・ガイドラインへの対応
医療関連サービスであるため、記載内容には根拠の提示と正確性が求められます。
精度に関する数値については出典元の論文情報を注記として併記し、海外での承認状況に関しても、本サービスにおける適用範囲を明示する但し書きを添えています。所要時間、検査対象外となる範囲、追加費用の有無といった条件面についても、該当箇所の直下に注記として配置しました。
これらは制作物の信頼性に直結する要素であり、医師監修のもとで表現を確認しながら進行しています。訴求の視認性を損なわず、かつ必要な情報が確実に閲覧される位置に収まるよう、注記の配置と級数を調整しました。
■ CTA設計
CTAは、Web予約と電話予約の2種を並列で配置しました。
検査費用が高額であり、内容についての確認を希望する層が一定数存在するため、フォーム完結を強制せず、電話による問い合わせを同等の選択肢として提示しています。
あわせて、他の提携医療機関を探すための導線を別途設置し、居住地域によって予約先を選択できる状態としました。CTAはページ内の複数箇所に反復配置し、理解が形成された任意のタイミングで行動に移せる構成としています。
■ デザイン
医療サービスとしての信頼感を優先し、青系を基調とした配色に、情報の階層に応じたアクセントカラーを組み合わせる構成としました。
強調表現は要点に限定し、過度な煽り表現を排しています。ターゲットが経営者層であることから、扇情的なトーンよりも、事実の提示と説明の丁寧さによって信頼を形成する方針としました。
■ 対応範囲
要件整理/構成設計(ワイヤーフレーム)/原稿構成/オリジナル図解制作/ビジュアルデザイン/コーディング(レスポンシブ対応)/CTA導線設計/監修対応
■ こうしたご相談に対応できます
・認知度の低い新サービスを、仕組みの理解から訴求したい
・専門的・技術的な内容を、図解を用いてわかりやすく伝えたい
・医療・ヘルスケア領域など、表現の適正性に配慮が必要な商材を扱っている
・比較検討が発生する高単価商材のLPを制作したい
Weberryはデジタル広告の運用を主業とする事業者です。LPの制作にとどまらず、流入設計から公開後の改善までを含めた対応が可能です。