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製造現場における部品や製品管理もRFID活用で快活! RFIDを使った業務改善は実績豊富なアイセルにお任せを!――株式会社アイセル

株式会社アイセルの扉画像

商品の棚卸や在庫を1点1点確認していたり、手書きの書類だと修正や確認したりが大変です。また、紙やエクセルで注文情報や製作依頼等を運用していると、情報共有が大変だったり、手間がかかったり、あるいは記入ミスや記入漏れなどが発生して、何かと不便を感じることがあるのではないでしょうか。 株式会社アイセルは、RFIDを使ったソリューションで製造業の現場の課題解決を提案します。RFIDの活用で豊富な実績を持つ同社が、新たな業種・業態のお客様をサポートする新提案とはどのようなものなのか。同社開発事業本部の伊与田氏と榎本氏の両名にお話を伺いしました。

 

製造業の現場での棚卸をスマートに! その課題、RFIDで解決できるかもしれません

―― 製造業向けのRFIDを使った新たなソリューションがあるとのことですが。

アイセル 伊与田氏: 製造業の現場では、計画的に生産を行うため、部品がどれだけ消費され、また製品がどれだけ製造されたかを常に集計しています。日ごろから、きちんとそうした在庫の管理をしておかなければ、生産ラインがストップしてしまったり、過剰在庫を抱えてしまったりしかねません。

従来であれば、目視でチェックして紙に記入し、それを集計するといった作業ですが、それでは記入ミスや入力漏れなどが発生するリスクがつきまといます。そのため現在は、いわゆるバーコードやQRコード(二次元場コード)など、スキャナを利用して管理している現場も少なくありません。

しかし、バーコードやQRコードは生産ラインでの作業は効率的になりますが、棚卸のように大量のロットで保有している状態の部品や製品の在庫を短時間でチェックするような用途では、それほど効率的ではありません。なぜなら、部品や製品一つひとつに貼られたバーコードを読み取るため、文字通り箱を棚からおろして、中身を取り出して個別にスキャンしなければならないからです。

株式会社アイセルの図版1

 

当社の提案するソリューションは、バーコードの代わりにRFIDを使うというものです。RFIDは電波を利用するため、パッケージの外側からでも読み込めます。たとえば段ボール箱の中にある複数の部品や製品を、箱の外から一気に読み込むこともできます。

株式会社アイセルの図版2

 

―― 回転寿司店で、お会計時に店員さんが積み重ねたお皿をスキャナで一度に読み取ったり、衣料品店のセルフレジで購入する衣類を指定のスペースに入れるだけで合計が表示されたりする、あのイメージですね。

伊与田氏: そうです。回転寿司ではお皿の下に電子タグが、衣料品店では商品タグに電子タグが埋め込まれており、それをハンディスキャナやレジ据え付けのスキャナで読み込んでいます。

RFIDを導入することで、積み上げられている箱をいちいちおろして、箱を開けて中身を取り出す必要もありません。もちろん個々の読み取りから集計まで、すべてシステム側で行うため、記入ミスや入力漏れなどとも無縁ですから、棚卸業務を各段に効率化させることができます。

 

スクラッチ開発なので既存システムに合わせて構築可能。事前に機材一式を持って現場に伺い、検証してから商談を進めるので安心です!

―― システム導入はどのような現場でも可能でしょうか。

伊与田氏: すでに何らかの在庫管理システムを運用されているお客様にもお勧めです。なぜなら、このソリューションはパッケージシステムではありません。したがって、お客様がすでにお使いの生産管理システムや在庫管理システムなどに合わせて、細かく作り込みます。

これにより、お客様は、管理ソフトウェア自体は慣れ親しんだ使いやすいものをそのままお使いいただき、データの入力部分を効率的な方法に置き替えることが可能です。

したがってRFIDが利用可能な現場であれば、どのような環境でもシステムを構築可能です。

 

―― RFIDの利用が向かないケースというのもあるのでしょうか。

伊与田氏: 紙に印刷するだけのバーコードに比べると電子タグは1枚当たりの発行コストが余計にかかるため、あまり単価の安い部品や製品の管理だと、コスト面で見合わないケースがあるかもしれません。

また、複数の金属製の製品が箱の中に収められている場合には、読み取りにくくなる可能性があります。それから液体が含まれている製品も読み取り時の障害になることがあります。

これらについては、具体的な商談に入る前に、お客様が製造する製品の種類や、現場での想定運用環境などを確認させていただくため、デモ機を一式持って現場に伺い、タグの種類やスキャナのタイプを変えながら、検証させていただきます。

当社としても、製造業様に向けたRFIDソリューションは新たな試みなので、さまざまなケースにおける課題解決に取り組んでいきたいと考えております。現場のご意見などを頂戴しながら、より良いソリューションを構築してまいります。

 

RFIDを活用したユニークなソリューションも! 豊富な実績を持つアイセルにお任せください

―― アイセル様は、RFIDを活用したソリューションには数多くの実績をお持ちですね。

伊与田氏: はい。製造業の現場へのご提案は新しい試みですが、もともとRFIDは物の流れを管理するのに向いています。製造業以外の分野については実績も豊富です。特に一点物を取り扱うビジネスでは、いくつかユニークな試みも行っています。

 

―― それは興味深いです。どのようなソリューションがありますか。

アイセル 榎本氏: 一つは中古ブランド品の売買を行うお客様です。このお客様は、商品管理をSalesforceで行っていました。

入庫から出庫、棚卸をRFIDの仕組みを活用して、業務改善されたいというお話で、商品に電子タグを取り付け、RFIDリーダーで商品情報を読み取り、その商品情報をタブレット用アプリを経由してSalesforceへ連携するシステムを構築しました。

ユニークなのは、商品探索機能の実装です。お客様はもともと、商品のステータスごとに、ざっくりと棚で管理されていました。この棚の商品は入札済み、この棚は入庫したて、この棚は出荷予定商品という形です。

しかし大量の商品を取り扱う上、入庫順に出庫していくというわけではありません。また、同じブランドの同じ型番の商品が多数あっても個体差があり、それぞれを固有に識別して管理していかなければなりません。

そのため、保管場所から目的の商品を探し出すのにとても苦労されていました。そこで、RFIDの電波を活用した商品探索方法のご提案を差し上げ実装しました。

まず、商品ステータスを確認して、スキャナを持って保管場所に行きます。探索機能を実装したタブレット(アプリ)とスキャナを持って棚の周囲を歩き、探している商品のタグに反応すると「近くで反応あり」など、文字と視覚的な色でわかるようにし、概ね場所の特定が出来るようにしました。

またRFIDの仕組みを使って、盗難防止にも使いたいというご相談があり、ゲート式スキャナの設置も検討中です。

株式会社アイセルの図版3

 

―― 離れた場所から読み取れるRFIDの特性を利用したソリューションですね。他にもありますか。

榎本氏: 式場運営や貸衣装などブライダル系の事業を広く展開されているお客様の事例があります。このお客様のビジネスでは、たとえば式場Aで利用した衣装を、クリーニングを行って次に需要のある式場Bに運び込むなど、衣装の式場間の移動が欠かせません。

そこで各衣装に洗える電子タグを縫い付け、電子タグの情報をスキャナで読み込む事で、予約状況や貸出しする式場等を管理するソリューションをご提案し実装しています。

現在、電子タグにはさまざまな種類があり、100回以上のクリーニングに耐えられるというものがあります。それを衣装に縫い付けておき、式場を移動するたびにそこでスキャンし、現在、その衣装がどの式場にあるのかを把握できるようにしています。

式場の営業担当者からも、選んだ衣装からスケジュールをその場で確認できるため、接客品質の向上につながっていると喜ばれています。

 

電子タグもスキャナも種類は豊富。お客様のニーズに合わせた最適な組み合わせでソリューションを構築します

―― クリーニングに耐えられるタグというものもあるのですね。

榎本氏: タグもいろいろなものが開発されており、クリーニングに耐えられるタグもあれば、耐水性用タグ、耐熱性用タグ、耐寒性用タグなど、用途に合わせてさまざまなものを使い分けられるようになっています。

スキャナもハンディタイプだけでなく、生産ラインやブース・店舗等の出入口に設置するようなゲート状のもの、タブレット端末に類似した据え置きタイプなど、さまざまな形態のものがあります。

当社では、こうしたタグやスキャナの組み合わせをあらかじめ決め打ちせず、お客様の用途や目的、現場の環境や運用形態に合わせて、その都度最適なものを調達して組み合わせてご提案しています。

 

―― 組み合わせ次第で、いろいろな課題が解決できそうですね。

伊与田氏: はい。当社としましても「RFIDでこんなことはできないかな」とか「こんな課題があるけれど解決できないか」というご相談は大歓迎です。

例えば、システム全体の開発だけではなく、お客様が必要な機能の開発も行っていますので、この部分は手間がかかるからRFIDで効率化し、この部分は既存のシステムをそのまま使って連携したいといったご要望にもお応えします。

業務改善、経営改善の方法はさまざまです。まずはRFIDの仕組みを活用した業務の効率化を検討してみませんか。

 

―― ありがとうございました。

 

 

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