エンジニア不足が深刻化するなか、ITベンダーが頼りとするのがパートナーとの協業だ。自社の競争力を補完・強化してくれるパートナーは心強い存在だが、案件によっては既存のネットワークでは対応できず、新たなパートナー探しが必要になることもある。大手人材サービスの某部署で課長を務めるA氏も、自治体の入札案件で急遽システム開発会社のパートナー新規開拓を迫られていた。
タイトなスケジュールやコストの問題から、既存のパートナーでは対応できないと判断したA氏。急遽発注ナビを利用した結果、システム開発会社3社を紹介され、うち1社とアライアンスを組む形で無事入札に参加することができた。結果、応札には至らなかったが、アライアンスを組んだシステム開発会社とはその後も協業を続けており、A氏のパートナーネットワークを拡充する結果となった。A氏を含め、発注ナビを利用した社員同士のクチコミ効果もあり、現在社内で利用が拡大しているという。
自治体向けシステム開発を担うパートナーの新規開拓が急遽必要に
―― 今回、発注ナビでどのような案件をご依頼されたのでしょうか。
A氏:東京都の比較的小規模な自治体の入札案件でした。ご存知の通り、自治体では申請書や証明書といった紙を使う業務が多く、いまだに属人的なアナログ業務が主流で、民間企業と比べ電子化が遅れています。今回はシステム構築や整備が必要な案件であることが分かり、定額減税調整給付金関連事務の入札に際し、管理システムの構築を担うパートナー(システム開発会社)を探す目的で発注ナビを利用しました。
―― 既存のパートナーではなく、新たにパートナーを開拓しようとしたのはなぜですか。
A氏:私は元々SIer出身で、当社でも社内SIを担当してきました。ある程度、開発パートナーとのネットワークもありましたが、今回は納期やコストなどの理由で既存のパートナーでは対応が難しいと判断し、新しいパートナーを探すことになりました。特に納期については、突発的に発生した定額減税関連のシステムということもあり、開発期間が実質1ヶ月程度しかなく、かなりタイトで厳しい状況でした。
利用した社員によるクチコミで、発注ナビの利用が徐々に拡大
―― 発注ナビについては、以前からほかにも利用実績があるようですが……。
A氏:以前、私はこうしたBtoBマッチングサービスの存在を知らなかったのですが、発注ナビを利用したことのある部下から勧められたのがきっかけで知りました。それ以前は、自分が知っているパートナーを1社1社あたっていくしかありませんでしたが、Webフォームから相談するだけで複数の開発会社を紹介してもらえるのが大変便利なのでこれまで何度が利用しています。
―― 開発会社のレベルや情報セキュリティなど、利用に際して不安や懸念はなかったでしょうか。
A氏:開発会社のレベルについては、打ち合わせをして自分で判断すれば解決できるので、あまり気にしていません。それよりも、判断する対象を複数紹介いただけること自体に価値を感じています。情報セキュリティについては、課長として統制をきかせ管理する立場ということもあり、実際に発注する段階で開発会社と秘密保持契約を締結し、お渡しするデータを制限する形でRFPを作成するなどしていますが、これはすべてのパートナーに対し必要なことで、発注ナビというサービスを利用して開発会社を紹介してもらうことについては、特段懸念はありませんでした。
極めてタイトなスケジュールの中、短期間で開発会社を選定し入札参加を実現
―― 今回は何社からエントリーがありましたか。
A氏:相談後すぐ発注ナビの担当者から発注内容についてのヒアリングを受けて、翌営業日には3社分のエントリー情報が届きました。発注ナビは、発注側は費用が一切かからない点もさることながら、このスピード感が最大のメリットだと思います。特に今回はスケジュールがタイトだったので大変助かりました。エントリーいただいた3社とはその後急いで打ち合わせをし、スクラッチ開発の提案をいただいた1社とアライアンスを組む形で入札に参加することができました。審査の結果、残念ながら落札できませんでしたが、この会社には引き続き別の案件で相談に乗ってもらっています。
―― 発注ナビを利用することで、結果的にパートナーネットワークを拡充できたと……。
A氏:まさにそうですね。実際、お客様のアウトソースニーズは日々変わっていきますから、それに応じてパートナーに求める資質も変わってきます。その意味では、パートナーネットワークについても定期的に見直し、アライアンスによる提供価値の向上を目指していくべきでしょう。発注ナビのようなサービスを利用することは、新しいパートナーを発掘しネットワークを拡充するうえでも効果的だと思います。
発注ナビでつながったパートナーとともに自治体のDX支援を加速
―― 発注ナビは、どういう方にお勧めだと思いますか。
A氏:ほかのBtoBマッチングサービスも利用したことがありますが、やはりシステム開発領域について言えば、発注ナビの6000社以上とされる独自データベースは非常に強力で、同じようなサービスを使うなら発注ナビ一択だと思っています。実際、私自身も今は発注ナビのみを利用しています。開発会社選定の負担を少しでも減らしたい方や、既存のパートナーは対応が難しくすぐに新規開拓しなければならないケースなどに、是非お勧めしたいと思います。最近では、パートナー探しで苦労しているメンバーがいたら「発注ナビを使ってみたら?」と紹介しています。
―― 最後に、今後のビジョンについて教えてください。
A氏:自治体など公共系はIT人材がいないケースも多く、DXの取り組みはまだまだこれからという状況です。当社は今後も自治体のDXを支援していく計画が進んでおり、そのために発注ナビを利用してパートナーネットワークをさらに拡充していくつもりです。
――ありがとうございました。
使ってみてわかった、発注ナビの便利なポイント
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発注側は費用が一切かからず、かつ紹介を受けるまでのスピードが速い
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新しい開発パートナーの発掘と、自社のネットワークの拡充に役立つ
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開発会社選定の負担を減らしたい人におすすめできる
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「既存のパートナーに頼るのが難しく、すぐに新規開拓が必要」という時におすすめできる
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