
同じWebサイトの制作依頼なのに、見積もり額が驚くほど違う……制作会社探しにあたって、過去の失敗から発注ナビを利用することで理想の出会いに漕ぎつけたのが、株式会社ジャパン インターナショナル サービスだ。同社は英語圏の観光客向けの体験型ツアーを中心に取り扱う、インバウンド特化の旅行会社。2018年の設立後、コロナ禍によりサービスを一時中断していたが、訪日客数の回復もあり、2025年より事業を再開。方針を変更した上で、改めてWebサイトを整備することになった。発注ナビでの制作会社探しから、発注、実際の制作まで「満足しかない」と語る同社の代表取締役、高橋利幸氏にその経緯を伺った。
インバウンド回復を機に事業を再開。英語圏に特化した旅行ポータルサイトを制作

株式会社ジャパン インターナショナル サービス
代表取締役 高橋利幸氏(写真右)
―― ジャパン インターナショナル サービス様の事業について教えてください。
株式会社ジャパン インターナショナル サービス 高橋氏:2018年に設立した当社は、日本へのインバウンド観光客に特化した旅行に関する事業を手掛けています。元々、体験型ツアーの予約サイトを運営していまして、コロナ禍の影響でインバウンド観光客が激減したため、しばらくサイトを休止していたのですが、2025年に再開することになりました。
再開にあたって以前と少し形態を変え、ポータルサイトとしてさまざまな情報を紹介した上で、体験型ツアーからホテル、新幹線など交通の予約までサイト内で完結するものにしたいと考えました。インバウンドからのニーズが強い体験ツアーを提供する企業やホテルなどと提携することで、アフィリエイトのような形で予約ごとに収益が入るビジネスモデルです。
Webサイトは、欧米・オーストラリアといった英語圏をメインターゲットにしています。私自身がオーストラリアに10年ほど住んでいた経験を活かせることに加え、意外と英語圏に特化した競合サイトが少ないことから、優位性を出せるのではないかと考えました。
―― 今回の発注内容を詳しくお聞かせください。
高橋氏:当社の事業方針を変えたこともあり、まずはWebサイトをイチから作り直すことにしました。集客に利用するSNSなどは自分で運用する予定ですが、ベースとなるポータルサイトの構築はプロに任せたいと考え、お願いできる制作会社を探していました。
要件は、WordPressをベースに、生成AIを活用して記事を作成するような機能を追加したいというものです。もちろんAIだけで100%正確な記事はできませんから、完成した英語の記事を自分の目でチェックしてから公開するハイブリッドな運用により、記事で集客し予約に繋げることでマネタイズするイメージです。WordPressは、ジャパン インターナショナル サービスとは別の事業で利用した経験があるため、記事の編集や運用などを考えたときに使い慣れたツールにしたいとの考えから、必須要件に挙げました。
あまりに大変だった過去の制作会社探し。発注ナビなら効率化できると確信
―― 今回、発注ナビを利用した経緯を教えてください。
高橋氏:以前の体験型ツアー予約サイトを制作したときは自分で制作会社を探したのですが、とにかく大変だったのを覚えています。『Web制作』などのキーワードで検索すると、制作会社のサイトはたくさん出てくるのですが、具体的にどの制作会社に頼むのが良いのかがさっぱり分かりません。15社ほど声をかけたのですが、見積もり額も10万円から数千万円まで幅が大きすぎて、どう捉えるべきか途方に暮れました。
さらに、制作会社ごとに依頼内容を説明するだけでも、1度の打ち合わせに2~3時間はかかります。これを15社分繰り返すのは相当な負担で、選定の決め手もなかなか見えず、制作開始までに時間がかかりました。そんな中で選定を進め、最終的には正式に依頼することができたのですが、納品物のクオリティは期待を満たすものではありませんでした。そこで改めて発注先を探すことにしたものの、どうすれば良いか悩んでいました。
最初は以前と同じように検索していたのですが、そこで偶然発注ナビを見つけて、「なんて良いサービスなんだ」と思いました。制作会社探しに必要なことが一元化されていて、無駄な時間をかけなくて済みます。発注ナビをうまく『フィルタ』のように使って制作会社を決めようと考え、すぐに登録しました。
リクエスト通りの紹介に大満足。提案力の高い理想的な会社と出会えた
―― 発注ナビから制作会社を5社ご紹介しましたが、いかがでしたか。
高橋氏:登録してすぐに発注ナビからヒアリングの電話があり、こちらの主旨をしっかり伝えることができました。「どういう規模感の制作会社を希望するか」と聞いてもらえたのも良かったです。以前の経験も踏まえて、予算と合わせて大手2社・中堅2社、あとは小規模でも親身になってくれそうな会社を1社と伝えました。2~3日で、リクエストした通りの会社を本当に紹介してもらえて、大満足な気持ちでそのうちの1社に発注を決めました。
―― 制作会社を選定した決め手を教えてください。
高橋氏:Webサイトを構築する場合、クライアントが要件を出し、制作会社はその通りに制作するのが一般的だと思います。ですが、今回発注した会社は、「Webサイトを構築することだけを目的にするのではなく、マネタイズするまでのサービスを提供して満足度を高めることが大切」と言って、向こうからもさまざまな提案をしてもらえました。たとえば、アフィリエイトのサービスもこちらから提示したものをそのまま使うのではなく、サービスの内容や実装方法などを踏まえて「このサービスの方が良い」といった提案がありました。また、サイト名に悩んでいたときもSEO対策含めて調べて提案してもらうなど相談に乗ってくれて、正直、ここまでしてもらえるとは思っていませんでした。実は、直前まで発注を検討していたところがもう1社あったのですが、そちらは誠実さが感じられたものの、私たちがすべて主導しなければならない印象があったため、ビジネスパートナーとも相談の上、最終的に今回の会社に決めました。
それから、選定した会社の代表にカナダ在住の経験があり、インバウンド観光客のこともよく分かっていて、話が早かったことも理由として大きいです。プロジェクトに関わるSEも英語が話せる人を揃えてもらったのですが、「Game Center」ではなく「Playing Arcade」の方が、ネイティブには馴染みやすいといったきめ細かで有益な提案もしてもらえて、話がすごくスムーズです。こちらにお願いして本当に良かったと感じています。
―― 制作の状況はいかがですか。
高橋氏:2025年8月ごろから開発をスタートし、当初想定していた生成AIでの記事作成も含め、ひと通りの機能について実装を進めている最中です。想定よりも手間がかかり、スケジュールが遅れると聞いていますが、年明け頃のリリースを予定しています。元々、スピードよりも品質を重視すると伝えているので遅れは問題ないですし、完成が楽しみです。
自分では絶対に見つけられなかった。今後は知り合いにも発注ナビの利用を勧めたい
――― 発注ナビを利用してみて、印象はいかがでしたか。
高橋氏:マイページの使い方に少し戸惑ったところがあったのと、電話できめ細かくフォローがありましたが、もう少しゆっくり選定を進めたかったので、フォローの間隔を空けてもらっても良かったかなと感じました。しかし気になったのはその2点くらいです。
発注ナビを利用したおかげで、問い合わせ先の制作会社に毎回イチから依頼内容を説明する必要もなくなり、多数の会社を短時間で効率的に選ぶことができました。自分では絶対に見つけられなかっただろう会社とも出会えて、感謝しかありません。
前は、知り合いに「どこでWebサイトを作ったのか」と聞かれたときには、お願いした制作会社を直接紹介していたのですが、これからは発注ナビを使うよう勧めると思います。
―― 今後の取り組みなどについてお聞かせください。
高橋氏:まずはポータルサイトを完成させて軌道に乗せることですが、その先で新機能を開発する際は、引き続き今回と同じ会社に相談すると思います。
SNS運用についても自分で勉強し、しばらく試してみる予定ですが、伸び悩んだときには、そういったサポートをしてくれる会社を発注ナビで探しても良いかもしれません。
―― ありがとうございました。
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