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お客様のビジネス再定義に伴走し、カスタムAIで新たな価値を共創する――株式会社Laboro.AI

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株式会社Laboro.AIの扉

2016年の設立以来、お客様からのAIを活用した新規ビジネスや新たな収益源の確立といった要望にオーダーメイドAIの開発で応えてきた株式会社Laboro.AI。お客様ビジネスの再定義に伴走し、実現に向けた課題に対しお客様ごとにAI開発で解決、ビジネスに新たな価値を共創する取り組みを続けてきました。2023年7月には東証グロース市場に上場も果たし、さらに多くのお客様のDX推進やAI活用によるバリューアップに注力する体制も整いました。そんな同社の強みやサービスの特徴について、執行役員である和田 崇氏にお話を伺いました。

 

既存の業務にAIを組み込むのではなく、AIで新しい収益源やビジネスを生み出す

―― 最近、「AIを活用したシステムを作ります」や「お客様のご要望に応じてAIの活用をご提案します」といったシステム開発会社が次々にでてきています。そうした状況の中、御社のAI開発における強みや特徴、他社との違いについて聞かせてください。

Laboro.AI 和田氏: まず、当社では、独自に設定した「バリューアップ型AIテーマ」というテーマ領域で検討を進めていらっしゃるお客様への支援に積極的に取り組んでいます。具体的にはAIや生成AIを活用して「新しい収益源を作る」ような取り組みを検討されている企業様です。例えば、「AIを活用して新規ビジネスを立ち上げたい」「新商品や新サービスを開発したい」といったお考えをお持ちのお客様に、ビジネスモデルの企画・立案・設計から、その実現のために必要となる専用AIのオーダーメイド開発、実装、運用までを一気通貫でご支援させていただいています。

当社ではこのバリューアップ型AIテーマを「新規製品・サービス創出やビジネスモデル変⾰などの新しいビジネス施策展開によって企業成長を図るAI開発テーマ」と定義しています。バリューアップ型AIテーマに取り組んでいる企業様のビジョンを実現するために必要となる「カスタムAI」を開発できることが、当社の大きな強みです。

現在主流となっているAI活用は作業の自動化や業務効率化、コストカットなどが目的のケースが多く、既存の事業や作業やタスクがあって、そこに「どうAIを組み込むか・導入するか」が重要なポイントになっています。一方、当社のバリューアップ型AIテーマとは、既存の環境にAIを組み込むことにも増して、AIを使った新しいビジネスやサービス、新しい価値(バリュー)を生み出すような、より長期のビジネス成長につながるご支援を目指す領域です。

 

既存のビジネスを「再定義」し、実現に向けた課題をAIで解決する

―― 確かにお話しを伺っていると、既存のチャットボットにAIを組み合わせた「AIチャットボット」、マッチングシステムにAIを組み込んだ「AIマッチング」などを作るだけのシステム開発会社とは一線を画していますね。

 

和田氏: はい。バリューアップ型AIテーマで取り組んだ事例を紹介します。大手広告企業様と一緒に、アパレル会社様向けに生成AIを使った新しい接客システムを開発しました。この手の案件について、一般的なAI活用であれば、店舗のバックヤード業務をAIで効率化したり、チャットボットの機能で店員の定型的な接客応対を代替したりといったテーマが挙がりがちです。

当社がお客様と一緒に取り組んだのは、その視点をさらに一歩、進めた内容でした。「AIによって“接客”はどうアップデートできるか?」というところから議論し、意見やアイデアを出し合って形作っていきました。そして、それを実現するためにオーダーメイドでAIを開発し、その活用を進めていただいています。いわば、接客そのものを「再定義」しようという取り組みです。

少し具体的に説明すると、オンラインの接客であってもその会社のブランド思想を維持しながら、ユーザーごとに最適化された「One to Oneコミュニケーション」を通して、パーソナライズされたブランド体験を一人ひとりに提供することが重要になります。そこで、ChatGPTをカスタマイズした生成AIに、そのアパレルの「ブランド⼈格」を反映させ、いわばブランドの思想をよく理解したオリジナル生成AIとして構築しました。そのうえで、ユーザーや対話内容に応じてパーソナルデータや商品データなどを加味して瞬時に、生成AIへのプロンプトを入れ替える「ダイナミックプロンプト」という独自の技術を活用しました。

こうしたバリューアップ型のAI活用には、単にAIの技術を知っていればできるというのではなく、どうやってビジネス化していくか、どこを付加価値として、どう収益化するかといったことも含めてビジネスコンサルティング目線でそれぞれの案件を考えることが求められます。それを得意とするのが当社なのです。

もうひとつ、当社の強みをお話しすると、一般的に「AIベンダー」と言えば、少数の分野に特化し専門性を発揮してビジネス展開されています。例えば、画像認識AIに専門性を持つ、あるいは不良品検査など製造業向けAI技術にフォーカスしているといった具合です。一方、当社は画像認識はもちろん、自然言語処理、音声認識など、いわゆるマルチモーダルな視点でのAI開発・活用にも対応していますし、あらゆる産業の企業様をクライアントとしてお迎えしています。つまり、すべての産業に通ずる「AIによるイノベーションの再現法」に対してノウハウを蓄積してきていると思っています。

 

ビジネス課題をAIで解決する「ソリューションデザイナ」

―― アパレル会社が「接客とは何か」を再定義したという事例はとても興味深いものでした。同様に考えて仮定の話しですが、製造業のお客様が「ものづくりとは何かを再定義したい」となった場合には、どのような提案をしますか。

 

和田氏: 現在、製造業でよくあるAI活用の一つが外観検査です。製造ラインに流れてくる製品や部品に傷や欠損などがないかを検査するのにAIの画像認識技術を活用したものです。これは、従来、人間が目視でやっていた作業をAIに置き換えるもので、省力化や自動化、コストカット、スピードアップ、品質向上などの効果が期待されます。ただ、先にお話しした通り、当社が狙っているのは、外観検査にとどまるようなAI活用の領域ではありません。バリューアップ型AIテーマで、オーダーメイドのAIを活用した提案を考えます。

わかりやすい例でご説明します。例えば、製造設備や業務用エアコンなどに組み込まれる産業用モーターを作っているメーカーがあったとします。その会社から「自分たちのビジネスにAIを導入したい」とご相談をいただいた場合を想定しましょう。色々な導入パターンが想像されますが、例えば、モーターの中に回転数や回転速度、振動、温度などさまざまな情報を感知・計測できるセンサーを搭載することで膨大な情報を集め、それらを分析してモーターの稼働状況や異常の予兆、メンテナンスのタイミング、部品交換の必要性などを予測できるAIを開発するなどは一つ考え得る方向性です。

仮にこの「AI予測機能を搭載したモーター」が実現すれば、その会社は単なるモーター製造業者ではなくなり、そのモーターを組み込んだ製造設備の効率的なメンテナンスまでを提供できるデータビジネス事業者、サービス事業者へとビジネスモデルを変革できるようになる可能性が見えてきます。これは「新しい製造業の在り方」を考えるといった仮定の話ですが、このように、お客様と一緒に新しい収益源やビジネスモデル変革を考えていくというのが、当社の目指しているところです。

 

―― お客様の課題や要望を聞いて、AIによるソリューションを設計して提案し、AIを導⼊した事業変⾰のためのコンサルティングもする、さらに、お客様企業固有の成⻑戦略や事業課題に合わせた独自のAI、つまり、オーダーメイドのAIまで開発できる……。なかなか他のシステム開発会社には真似できない強みですね。

 

和田氏: 当社には、こうした取り組みを可能にする「ソリューションデザイナ」という人材がいるのですが、その存在が大きな意味を持っていると思います。ソリューションデザイナとは、特別なスキルセットを持った当社独自の人材で、わかりやすく言うと、ビジネスコンサルティングとAIコンサルティングの両方に知見を持った専門職です。

ビジネス上で「解くべき課題」は何かをクライアント様と⼀緒に明確化し、その課題を AIで「現実的に」解決するためのアイデアを考案します。そして、ビジネスとAIの両面の視点を持った上でプロジェクト全体を俯瞰しながらマネジメントし、お客様と共にビジネスをバリューアップさせていくことを目指す人材です。当社にはこうしたビジネスとAIの両方のスキルセットを兼ね備えた人材がいる、それが大きな強みであり、ソリューションデザイナがいるからこそ、当社はバリューアップ型AIテーマの領域でオーダーメイドAIを活用したご提案ができるのだと考えています。

 

「カスタムAI」でお客様のビジネスをバリューアップ

―― ここまでお話を伺った中で、御社は他社にはない独自の考えに基づいてAIを活用していこうとされていることがよくわかりました。そうしたオリジナルな取り組みができるのは、AIの知見だけでなく、さまざまなビジネスにも精通していないとならないと感じました。御社には、ソリューションデザイナに代表されるようなAIにもビジネスにも強い人材が豊富にそろっているのでしょうか。

 

和田氏: ソリューションデザイナだけでなく、AIの開発を担うエンジニア陣もビジネス成果意識を強く持っていると思います。アカデミック領域でAIについて深く研究してきた機械学習エンジニアが多数在籍しているので修士号、博士号を保有しているメンバーが多いのはもちろんなのですが、お客様のビジネス課題に対してAI技術がどう貢献できるか考え抜き真剣に取り組んでいるメンバーが揃っていることも大きな特徴です。

一方、ソリューションデザイナは、おもにコンサルティングファームや事業会社の出身者です。AIとビジネスの両方の知見が必要になるため、もともと、色々な業界や業種、企業のための価値向上に取り組んできた人材、新規事業の立ち上げなど新しい価値を生み出していく支援をしていたメンバーが多いです。そのビジネス経験や知見に、さらにプラスアルファでAIに関する知見も身に付けているというイメージです。

テクノロジーとビジネス両方の知見を備えた人材が、ソリューションデザイナにも、エンジニアにも多く揃っているのが当社ならではの特徴だと思っています。

 

 

―― 将来の展望や方向性については、どのようにお考えですか。

 

和田氏: 当社では、ソリューションデザインとオーダーメイドAIの開発を通じて、お客様と一緒に、各企業でイノベーションを共創することを目指しています。「カスタムAI」とは単にオーダーメイドでAI開発することを超越するもので、本来の意味でのDXをAIによって実現することに目的があります。

AIという技術は、既存の改善を施すためだけではなく、新しい成長に向かって用いていくことが重要です。国内にはAI活用で、既存のビジネスを変革して成長できる余地を残している企業が沢山あると感じています。新たなビジネス価値創出や新たなサービスの立ち上げ、新商品開発など、こうしたバリューアップに向けたテーマ領域を、カスタムAIを通じてご支援したい、これからも多くのお客様とのイノベーション共創に参画させていただきたいと考えています。

 

―― ありがとうございました。

 

 

■関連リンク

株式会社Laboro.AI

株式会社Laboro.AIの実績・特徴・費用例

 

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