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ECサイトを展開したい企業必見! 自社オリジナルシステムのEC運営で年商200億を実現するノウハウとは?――株式会社リバークレイン

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株式会社リバークレインの扉

自社でECサイトを運営したいと考える企業は多いが、ECはサイトさえ構築すればOKという話ではない。時には内部のオペレーションや人員配置をECに合わせて改革していく必要もあります。越境ECによる海外展開を考えているならなおさらです。
今回取材した株式会社リバークレインは、自社開発のシステムでECを展開。海外にも進出して年商200億円を達成しているという、異色のシステム開発会社。その過程で蓄積されたノウハウは、これからECを展開したいと考えている企業にとって、心強いものとなることは間違いないでしょう。同社代表である信濃 孝喜氏に、詳しくお話を伺いました。

 

自社でECビジネスを世界展開。年商200億を実現したノウハウを顧客のシステム開発にも惜しみなくフィードバック。

―― 株式会社リバークレイン様は、どのようなビジネスを展開されているのですか。

信濃氏: 当社は、お客様向けのシステム開発を行う一方で、グループ企業と連携し、自社プロダクトの開発・運営にも力を入れています。

たとえば、国内トップクラスのバイクパーツ・用品ECサイト「Webike」は、グループ内で共同開発した主力プロダクトのひとつです。また、グローバル市場向けの越境ECサイト「Webike Japan」の開発・運営も手がけており、海外展開にも積極的に取り組んでいます。

こうしたEC事業を推進するなかで、当社では必要となる以下のようなシステムをすべて内製で構築し、業務効率の最適化を徹底してきました。

 

  • コンテンツ管理システム(CMS)
  • 商品の受発注管理システム
  • 物流センター管理システム
  • 社内業務アプリケーション など

 

サイトの運営だけでなく、物販としての仕入れや在庫管理、物流手配など、バックヤードのオペレーションもすべて自社で担っています。カスタマーサービスにはAIを導入し、省力化を進めています。一方で、倉庫業務は今も人の手による作業が不可欠です。膨大な数の商品アイテムを管理し、1日当たり5000点の出荷をこなす現場では、システムによる効率化は不可欠な課題です。

こうした業務の現場で得た知見を活かし、当社ではお客様のシステム開発においても“見える部分”だけでなく、裏側を支える業務領域までを含めてトータルに設計・開発を行っています。運用の効率化とビジネスの拡張性を同時に実現できる、実践的なソリューションをご提案しています。

 

―― なぜ、自社でECビジネスを展開されたのですか。

信濃氏: 私はオートバイが好きで、趣味が高じてパーツやウェアの通販ビジネスを始めたのがきっかけです。もともとシステムエンジニアだったこともあり、ECサイトの構築はもちろん、ERP、倉庫管理、在庫管理など、バックオフィス系のシステムとの連携も自社で行いました。

自社倉庫内の注文商品ピッキングを支援するシステムなども、すべて自社で開発。さらに集客についても、自社で試行錯誤を重ねながら施策を打ち出し、改善を続けてきました。

その結果、ECの売上はサイト立ち上げから25年にわたり右肩上がりで成長を遂げ、現在では年商200億円を達成する規模にまで成長しています。

 

―― 海外への通販、越境ECなども展開されていますね。

信濃氏: はい。日本のオートバイは世界中で人気があるため、それに伴ってパーツの需要も高いため、当社のECも現在8カ国に展開しています。

ただし、海外展開といっても、単にサイトを翻訳するだけでは成り立ちません。関税処理、現地での決済や配送、さらにはHSコード(Harmonized Commodity Description and Coding System:商品の名称及び分類についての統一システムに関する国際条約「HS条約」に基づいて定められたコード番号)への対応など、さまざまな課題があります。これらの対応はすべて、自社で検討し、設計から実装まで一貫して行ってきました。こうした取り組みにより、当社には次のようなノウハウが豊富に蓄積されています。

 

  • 多言語・多通貨対応
  • 柔軟な税金・関税設定
  • 地域ごとの決済・配送オプション
  • 国別の商品ラインナップ管理
  • 現地マーケティング施策の最適化
  • 各国のCMS・ERPなど基幹システムとの連携

 

現地に最適なSEO(検索エンジン最適化)やドメイン選定など、さまざま取り組みを行ってきました。また、各国の税制や通関の運用、消費トレンドなどについても、実際に現地でビジネスを展開しているからこそ得られたノウハウが豊富にあります。そのため、海外に向けEC展開を検討しているお客様に対しては、コンサルティングとしてのご支援も可能です。

 

―― ECの展開を考えているお客様や、越境ECで販路拡大を目指しているお客様には心強い味方ですね。

信濃氏: こうした実践に基づく開発・運営ノウハウを活かし、お客様のEC展開における課題を、根本から解決していきたいと考えています。たとえば、国内では年々、人材の採用が難しくなってきています。ECサイトを立ち上げても、バックヤード業務がうまく回らなければ、ビジネスとして成り立ちません。そこで当社では今後、物流の外注受託サービスをご提供していくことも検討しています。

 

日本とベトナムに拠点を置き、柔軟な開発体制を構築。一般的なオフショア開発とは違い、密な連携も!

株式会社リバークレイン ベトナム

―― 開発体制も特徴があると聞きました。

信濃氏: 当社では国内の拠点に加え、ベトナムに120名前後のスタッフを置き、ECに限らず、さまざまなソリューション開発を手掛けています。たとえばBtoBの取引を行うような購買プラットフォームの開発や、GPSを使ったバイクツーリングゲームの開発など、分野もターゲットも異なる多様な開発で実績があります。

 

―― ECサイトから業務系システム、スマホ向けのゲームまで、開発分野も幅広いですね。

信濃氏: 日本とベトナムの拠点で役割を分担することで、その都度必要な技術に応じて適切なエンジニアを集め開発を進める体制を構築しています。Webシステムの開発が得意なエンジニアもいれば、スマホアプリの開発が得意なエンジニアもいますから、開発目的に合わせて最適なエンジニアをチームにアサインすることで安定した品質を維持しながら効率の良い開発が行えるようにしています。

 

―― それは一般的なオフショア開発とは違うのですか。

信濃氏: 一般的なオフショア開発では、間にブリッジエンジニアが入り、現地の開発企業に開発を依頼するイメージですが、当社では日本の事業部の下に、日本の開発チームとベトナムの開発チームが並列に置かれ、日本のPM(プロジェクトマネージャ)とベトナムのPMとが直接やりとりをしながら仕事を進めていきます。密に連携がとれるため、開発の効率も良く、質の高い成果物を生み出すことができています。

 

―― これまでの主な開発実績をお聞かせください。

信濃氏: ECサイト構築はそれこそ数えきれないほどありますが、それ以外にも次のような開発実績があります。

 

  • 最安値調査と価格更新の自動化ツール(モール連携対応)
  • スポーツ用品の販売およびレンタル管理システム
  • オフラインイベントのスケジュール管理、チケット販売システム
  • 企業/イベント向けCMS(コンテンツ投稿管理)
  • 楽天スマホ向け画像の自動生成サービス

 

ショッピングモールで続けるか、自社ECサイトを展開するかで迷っているお客様へ!

―― お客様企業の中には、すでにYahoo!や楽天のようなショッピングモールサイトで通販を展開しているお客様もいらっしゃいます。ショッピングモールサイトから自社ECサイトに切り替えるかどうかで悩んでいるお客様にアドバイスがあればお願いします。

信濃氏: モールが良いのか自社ECサイトが良いのかは、お客様の業態がメーカーなのかそれとも商社なのか、取り扱う商材がどのような性格のものか、などによっても異なります。一概には言えませんが、ある程度までの規模までならば、たとえば単品でリピート需要があるコスメや健康食品のような商材では自社ECサイト、コモディティ商品ではモールの方が向いているかもしれません。

しかしもっと大きな規模での展開、売上で言えば10億とか100億を超えていくためにはショッピングモールサイトではなく自社ECサイトを展開するというのが良い選択です。ただしそのためには、サイトを立ち上げるだけでなく、オペレーションや周辺システム、人員配置などのカスタマイズも必要になってくるでしょう。

 

―― そうしたバックヤードの部分も熟知している御社に相談できるのは心強いですね。

信濃氏: 当社のEC構築パッケージシステムには、さまざまな機能が用意されていて、お客様のニーズにお応えすることができます。お客様のビジネスをヒアリングして「こういう場合はこうしていきましょう」という感じでカスタマイズしていきます。ECシステムの差別化というのは難しく、お客様のオペレーションにどう合わせるのかが、とても重要になります。当社は、自社ECサイト運営の経験を踏まえ、お客様にも多様な提案を行っています。

 

―― これまでに、どのような提案がありましたか。

信濃氏: リスクヘッジのために運送業者を固定せず、柔軟に対応できるようにしたほうが良いとか、受注チャンネルのマルチ化といったこともご提案していますね。サプライチェーンも物流も二重化しておくことで、ビジネスが止まってしまうのを防ぐというもので、これは当社でも実践しています。ビジネス上の思想がシステムに根付いています。

また、3PL(3rd Party Logistics:荷主と運送業者の間に第三者が入り、荷主の立場にたってロジスティクスの企画・設計・運営を行う)のご提案などもご用意しています。

 

株式会社リバークレインの倉庫

 

―― 最後に今後の展望、中長期的なビジョンがあればお聞かせください。

信濃氏: ECの原動力はシステム開発と物流にあります。当社は最新技術に興味があり、ITの進化を常にキャッチアップしながら、物流の未来についても探求していきます。ITの力を使って新しいことにチャレンジしていくベンチャー気質を備えた企業と、これからも伴走していきたいと考えています。

一方で、バイクショップ向けの販売管理・在庫管理システムや、バイクを使ったゲームなど、バイク文化の振興にも、今後もずっと関わっていきたいですね。

自社ECサイトで新しいビジネスに踏み出そうと考えていらっしゃるお客様は、ぜひ一度当社にご相談ください。

 

■関連リンク

株式会社リバークレイン

バイクパーツ・用品ECサイト「Webike」

株式会社リバークレインの実績・特徴・費用例

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