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金融機関向けのシステム開発で培った高い技術力とホームページ制作の発想力を両輪に――トレスワイズ株式会社

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安定稼働が求められる金融系システムの開発を得意とするトレスワイズ株式会社。金融系のシステム開発だけではなく、ファッション雑誌の編集経験者をプロジェクトマネージャーにするなどユニークなホームページ制作にも強みがあります。そんな同社の代表取締役を務める松浦 康博氏にWebシステム開発における強みや得意とする金融システムへのこだわり、そして、今後同社が目指している方向性などについてお話しをお伺いしました。

 

要件定義から設計、開発、保守・運用まで、Webシステム開発にワンストップで対応できます!

―― 会社設立以来、継続して金融機関向けの基幹システムの開発プロジェクトに携わってこられたと伺いました。金融機関向けというと、万が一のトラブルも許されない「ミッションクリティカルなシステム」が求められるとされています。高い技術力が要求されるのではないでしょうか。

トレスワイズ 松浦氏 はい。確かに金融機関向けの基幹システムの開発では、技術力はもちろんのこと金融に関する業務知識も求められます。金融機関向けのシステム開発においては、当社のシステムを構築できる技術力と業務知識が評価されているのだと自負しています。

ですから、Webシステム開発における当社の強みは何かと問われたら、まずは金融系のシステム開発で培ってきた技術力だと言えると思います。同時に、要件定義からシステムの基本設計、実際の開発、実装、保守・運用、さらには改修や機能追加などエンハンス開発まで、システムの開発フェーズの全てをワンストップで対応できることも強みです。

 

―― なるほど。ミッションクリティカルな開発案件ですね。大規模システムにも対応できるのですか。

松浦氏 安定稼働が求められる大規模システムの開発は当社が得意とするところです。大規模開発の場合は、大手のSIer(システムインテグレーター)と一緒になって開発を行うことが多くなりますね。そのときには技術協力という形となりますが、要件定義の段階から参画することも多くあり、当社が要件定義をすることもあります。

大規模開発の実績では、現在、当社が手がけている全世界に支店を持つ金融機関のお客様の基幹システムの開発案件があります。これは、プロジェクト全体で数十億円にもなる巨大な開発案件です。その金融機関が全世界の支店を含めて、日々取引している膨大なデータを集約してアウトプットするシステムの開発です。開発しても継続して改修や機能追加といった開発があり、もう5年以上にわたってこのプロジェクトに参画しています。

このような大規模システムの開発に携われるのも、やはり当社の技術力が高いことが理由のひとつだと思います。金融機関向けのシステム開発では、一旦引き受けても、求められる技術要件のレベルが高いことから、2度目や3度目は受けないというシステム開発会社も数多くあります。そんな中でも当社に継続的にご依頼をいただき、当社もその期待に応えられているのは、やはり技術力が高いことの証であるといえるのではないでしょうか。

 

ファッション雑誌の編集経験者が発想力を活かしてユニークなホームページを制作します

―― さきほど、技術力と金融系の業務知識が求められるとのお話しでした。業務知識が求められる開発案件として、具体的にどんなシステムを作ったのですか。

松浦氏 当社がこれまで手がけてきたのは、行内の膨大な情報を集約して、銀行業務を行う上で指標となる情報を提供する情報システムです。このシステムをリリースしてからも5年以上もの間、システムの改修や機能強化、追加開発をしており、お客様の業務効率改善に寄与してきました。

このシステムによって、金融機関のお客様は日々膨大な時間をかけて行内の情報を収集した上で、データを加工して業務を行っていました。このシステム導入により、膨大な情報を即時に必要な情報に加工して還元する仕組みをつくりあげました。

 

―― 全世界に拠点があり、膨大な情報を収集するのは大変な労力でした。さらに、この目まぐるしく変化する世界情勢において、日々行う業務で意思決定をする上で必要な情報が即時に手に入るのは金融機関にとって大きなメリットですね。

松浦氏 はい。私は以前、外資系の金融パッケージ開発会社に所属しており、そこでさまざまな金融知識を身に付けていきながらシステム開発を行っていましたので、その頃の経験が活かされています。

ただ、当社は金融機関向けの基幹システムだけに特化したシステム開発会社ではありません。ホームページ制作とWebシステム開発を得意とするシステム開発会社です。一般的な企業におけるシステムの構成全体を見渡したとき、フロント部分あたるホームページの制作、そして、会社の業務で使う基幹システムの開発・構築、さらにはホームページと基幹システムとの連携、ホームページの裏側で動くシステムの開発を得意としています。

当社には、ホームページ制作やシステム開発においてお客様とやりとりして、お客様のご要望をお聞きし、それをホームページやシステムに反映させる役割や、制作・開発プロジェクトの進行を管理する役割などを果たすプロジェクトマネージャー(PM)をはじめ、システムエンジニア(SE)やデザイナーが在籍しています。しかも、「全員がプログラマーとしての豊富な経験」を持っています。会社の規模としては決して大きくはありませんが、フルスタックエンジニアに近い高いスキルを備えたメンバーが「少数精鋭」で揃っている、それが当社の強みといえるでしょう。

もうひとつ、当社が他のホームページ制作会社と異なるユニークなところは、「ファッション雑誌の編集者」経験のあるメンバーが在籍し、ホームページ制作のプロジェクトマネジメントやディレクションを担当していることです。

 

―― ファッション雑誌の編集経験者ですか。確かにユニークですね。

松浦氏 ファッション雑誌の編集は、読者の興味を引く企画の立案から、ビジュアルやデザインなどで読者に強いインパクトを与える「見た目」へのこだわりなど、随所に「発想力」やアイデアが求められる仕事だと思います。こうした編集能力を活かし、一般的なホームページ制作会社とは少し異なる視点で企画や提案ができるのも当社の特長です。先ほどお話しをした金融系のシステム開発で培った高い技術力にプラスして、ファッション雑誌制作の経験やエッセンス、アイデアを盛り込みながらホームページを制作できるのです。

 

現在、開発を行っているマネーロンダリング対策パッケージを各金融機関に展開していきたい

―― システム開発とホームページ制作の両輪で事業を展開しているのですね。ちなみに、金融系のシステム開発以外ではどのようなシステム開発の実績があるのでしょう。

松浦氏 当社では業種・業界を問わずシステム開発を受託していますので、BtoC向けのチケット販売システムを開発した実績もあります。一般消費者向けのシステムなので大規模で安定稼働が求められたこと、また人気アーティストのチケットの販売時にはアクセスが急増することもあり、どんなにアクセスが増えても落ちない堅牢性が求められました。万が一、システムがダウンして「購入できるはずのチケットが買えなかった」、売る側も「大きな機会損失になった」といったことになっては一大事です。安定稼働、堅牢性には特に気を使いました。

 

―― チケット販売システムでは安定稼働や堅牢性に気を使ったとのことですが、他のシステム開発において、御社が特に大切にしていること、気を使っていることはどのようなことですか。

松浦氏 まずは、要件定義を大切にしています。その際には、お客様から「やりたいことは何か」を必ずヒアリングし、しかもそれを曖昧にせずに明確にすることを心がけています。具体的には、お客様のご要望や目的を掴むために「最終的には何を求めているのか」を聞き出し、そこからブレークダウンしていきます。

そして、実際の開発に入ったときには、ミスが発生しないよう、開発の範囲やスコープを明確にしてシステムを作っていきます。もし、ミスが発生しても、他の開発の領域に波及しないように、範囲と段取りをきちんと決めて開発する、どちらかというと「ウォーターフォール型に近い」開発スタイルで実施することが多くあります。

ただ、金融系システムでもアジャイル型で開発することもあり、ウォーターフォール型、アジャイル型、両方の開発スタイルに対応できます。

 

―― お話しを伺っていて、技術力の高さ、ホームページ制作のユニークさが御社の特長と思いました。今後の御社の取り組みについてお聞かせください。

松浦氏 現在、当社では金融業界向けのマネーロンダリング(資金洗浄)対策パッケージシステムを開発しています。

世界各国のマネーロンダリング対策を調べる国際組織であるFATF(金融活動作業部会)が2021年8月末に公表した審査結果では日本は実質不合格と判定されており、日本の金融機関では対応が急務となっています。そこに向けたパッケージシステムですが、大手監査法人に監修をしていただき、厳しいチェックも受け、国内の金融機関向けに展開していく予定です。

 

―― マネーロンダリング対策は重要ですので、日本の金融機関に需要はありそうですね。

松浦氏 現時点では金融系のシステム開発が中心になっています。しかし、今後は、当社が持つ技術力の高さを活かして、さまざまな業種・業界に向けたシステムを開発していきたいと考えています。

システムで業務内容を改善して効率化を目指したいというお客様。ぜひ当社にご相談ください。

 

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