ドメイン:ECサイト,電子書籍
開発範囲:新規開発
市場:日本
案件経緯:
関東にいらっしゃる出版社様は電子書籍のECサイトを構築することを立てるつもりに限らずKindle, Ibookのように「Text-to-Speech」技術を利用、日本語の書籍を読み上げる機能も付けたい志望がありました。
電子読書業界におけるヨーロッパやアメリカの大手企業のKindle、Ibookは英語を中心に読み上げ機能を上手く開発できていますが、漢字のある日本語や中国語の読み上げの処理はまだ難しい課題となります。なおかつ、お客様のご予算も制限がるため、合理的な価格でウェブ・モバイルデバイスの上で稼働できるシステムが開発できるパートナーを見つけることに苦労でした。
ITマッチングサイトから本案件の見積参加を申請、日系会社・中国会社の複数社様と相見積にあたって、Heligateはがっちりした提案書を提出し、お客様のサンプルデータからウェブ、
そしてIpad・Iphoneにおいてアプリ両方のデモ(PoC)まで工夫しましたので、選択されるようになりました。
開発手法
開発手法:Agile
フェーズを分けて調査・要件定義・設計・製造・テストで行った
タスク管理:GitLab
工数
開発工数:48人月
チーム体制:8名
開発期間:6ヵ月
技術
・Net Core C#
・ASP.NET MVC
・Microsoft SQL Server
・Google Firebase Messaging
・AWS S3, SES, Cloudwatch
・Kotlin と Swift
課題
・Text-to-Speech、読み上げたテキストをハイライトするのが難しい技術。特に日本語の読み順は右左で同じ単語の漢字の読み方は複数があり、フリガナも付けられる
・書籍データのフォーマットが複数あり(txt., PDF, Epub)、書籍の中ではテキストだけでなく画像、グラフィックなども入っていたため、読み上げ処理には高難易度になる
・Non-ITお客様のため、要件の確認が遅く、より深く相談する技術的なことに認識相違が多々発生した
対策
・調査努力結果にSpeechSynthesisを適用して解決。複数の技術を試験して、選別。
・インプットしたデータも無償でお客様をサポートして、修正に工夫した
・お客様に要件とシステムをより理解していただけるように定例会議の頻度を増加、解釈資料をより工夫した
合意頂いた仕様書に無い対応範囲外の複数のご依頼はお客様を満足させたように追加費用を請求せずに弊社側の費用として持ち、複数を対応した