地質調査会社である株式会社ジーベック様において、地質調査業務における報告書作成プロセスを支援するため、既存の柱状図作成ツールや社内システム、地図サービスと連携し、複雑な業務を一つの流れにまとめたWebシステムを構築しました。
本プロジェクトでは、お客様の業務に対する深い理解をもとに、現場の使い勝手と業務全体の流れを重視したシステムを設計・開発。専門性の高い領域においても柔軟に対応し、着実なプロセス改善を実現しました。
このシステムは、地質に関する長年の専門知識を活かした柱状図作成システムとの連携、国土地理院や地質図Naviなどの地図サービスとの連動、社内の注文管理システムとの接続といった複数の機能を一つの操作系に集約しています。これにより、担当者の作業の流れを乱すことなく、報告書作成業務の効率向上と精度の確保を両立させています。
プロジェクトは、約3ヶ月という限られた期間の中で、地質業務に固有の用語や判断基準、既存業務の構造を的確に把握し、システムとして落とし込むことが求められました。当社はアジャイル型の開発アプローチ「Reservoir Way」を通じて、毎週のワークショップを軸にお客様と密に連携し、段階的かつ柔軟に実装を進めました。
専門領域へのスピーディなキャッチアップと、実業務を見据えた丁寧な設計・開発の両立により、品質と実用性を両立したシステムを短期間で構築。本案件は、当社の技術力と顧客理解力を象徴する事例の一つです。
[参考:発注ナビ活用事例]
https://hnavi.co.jp/knowledge/interview/geebec_reservoir/