地域に密着した医療メディアを展開する企業様において、従来の書籍広告中心の運用から、Webサービスを通じた情報発信・集患への転換を支援するWebプラットフォームを構築しました。
複数地域に分散する医療機関情報の管理や記事配信、患者向けのマイページ機能を整備し、段階的な機能追加を見据えた柔軟な設計を採用。本プロジェクトでは、現場の運用負荷や媒体特性を理解したうえで、実現性の高いフェーズ設計を行い、スピーディかつ確実なリリースを実現しました
[詳細]
本システムは、地域のかかりつけ医探しを支援する医療情報検索機能と、クリニックが自ら情報発信できる記事投稿機能を統合したプラットフォームです。構築にあたり、以下のような機能群に対応しました。
本システムは、地域のかかりつけ医探しを支援する医療情報検索機能と、クリニックが自ら情報発信できる記事投稿機能を統合したプラットフォームです。構築にあたり、以下のような機能群に対応しました。
■ 対応機能
- 医療機関の一括情報登録(地方厚生局データ活用)
- 地域・路線・診療科別の検索機能
- 医療記事の掲載・編集機能(画像・動画対応CMS)
- 診療予約サービスとの外部連携(遷移形式)
- マイページによるお気に入りクリニック管理
■ 技術構成と運用設計
- バックエンド:Django(Python)
- フロントエンド:Djangoテンプレート+Tailwind CSS
- CMS:Wagtail(Djangoベース)
- インフラ:さくらのVPSを活用し、スモールスタート可能な構成を採用
- 外部連携:SendGrid(メール)、Google Analytics/Search Console(解析)、オブジェクトストレージ ほか
また、WAF設定やパケットフィルターによるアクセス制限など、セキュリティにも十分に配慮した設計となっており、スモールスタートを前提とした堅牢かつ拡張性の高い構成を採用しています。
開発においては「Reservoir Way」に基づき、実際に操作できるプロトタイプを用いたワークショップ形式で要件整理を進行。各フェーズを約3か月というスケジュールで完了し、ビジネスの展開スピードに即した対応を実現しました。