可用性 とは
可用性とは、ITシステムやサービスがユーザーの要求に対して、常に利用可能な状態を保つ能力を指します。英語では「Availability」と呼ばれ、情報セキュリティの3要素「CIA(機密性・完全性・可用性)」の1つに数えられます。
システムが停止したり、アクセス不能になると業務に重大な影響を及ぼすため、企業にとって高い可用性を確保することは重要です。可用性を高めるための手段としては、冗長構成(サーバーの二重化)、フェイルオーバー機能、負荷分散(ロードバランシング)、定期的なバックアップ、クラウドインフラの活用などが挙げられます。
また、可用性は「稼働率(アップタイム)」や「SLA(Service Level Agreement)」などで数値化されることが多く、99.99%といった高可用性を求められるシステムも少なくありません。業務システム、ECサイト、金融システムなど、ダウンタイムがビジネス損失につながるケースでは特に重視されます。