発注ナビは、システムのエンドユーザーとなる企業が発注先となる開発会社を探す際はもちろん、協業でシステム開発を行うパートナーとなる企業を探す際にも利用できる。
今回、自社サービスのシステムをリニューアルするにあたり、ジー・プラン株式会社が発注ナビを通じて理想的な開発パートナーである株式会社JampRockと出会うことができた。
どのような経緯で開発パートナーを探すことになり、どのような条件を出されたのか。また、株式会社JampRockを選んだ決め手はどこにあったのかなどについて、ジー・プラン株式会社でシステム開発部門のチームリーダーを担当する良田和隆氏にお話を伺った。
デジタルコード管理システムのリニューアルに伴い管理画面の開発パートナーを探すことに
――ジー・プラン様は、普段、どのような事業を展開されているのでしょうか。
良田氏:当社は2001年に創業し、23年目になる会社です。ポイント交換事業を手掛けるGポイントサービスをはじめ、ポイントプラットフォーム事業、メディア事業、広告代理事業など4つの事業を展開しています。
ポイントプラットフォームサービスは、企業の自社ポイントを、楽天ポイント、Vポイント、dポイント、Pontaポイント、PayPayポイントといった各種ポイントに交換するサービスです。
こうしたポイントプラットフォームサービスの提供にあたっては自社でエンジニアを抱えたり、開発パートナーの力を借りたりしながら開発を進め、自社で運用しています。
また、同サービスに参画してくださるポイント運営会社とのつなぎ込みや、新たにポイント交換サイトを作りたいというニーズにお応えして、一部で受託開発も行っています。
――今回、発注ナビをご利用いただいたのは開発パートナー探しと伺いました。どのような課題を解決しようとされていたのでしょうか。
良田氏:自社サービスで利用しているデジタルコード・マネージャ(DCM)のリニューアルプロジェクトが持ち上がりました。DCMは、AmazonギフトカードやGooglePlayのデジタルコード等を発行するシステムで、ポイントプラットフォームサービスの一環として利用しています。プロジェクトの概要としては、同システムの管理画面でマスタデータを管理(登録/更新/削除/参照)できるようにしたいというものでした。
デジタルコードを発行するシステムはすでに作成中で、間もなく結合テストを開始するという状況でしたが、管理画面は要件定義中で、2023年3月末までに設計書作成完了予定というスケジュール感でした。2023年4月からプロジェクトに参画して頂き、その製造フェーズから入って頂ける新たな開発パートナーを探そうということになりました。
普段、取引のあるパートナーはどこも手一杯。新たなパートナーを探すために発注ナビを初めて試した
――御社の場合、普段から多くの開発パートナーとお付き合いがあったと思うのですが、発注ナビを利用して探すことになったのはなぜでしょうか。
良田氏:当社では、今回のリニューアル対象であるDCMだけでなく他のサービスもシステム基盤が老朽化しており、同時並行でリニューアルを進めています。
さらに、外部からの受託など対応しなければならない案件も舞い込んでいて、協力会社も含め、開発のための人的リソースが足りていませんでした。
――そのような中で、発注ナビを知ったのはどのような経緯からでしょうか。
良田氏:ネットで検索して、一番上位に表示されたのが発注ナビでした。内容を見て、すぐに連絡してみました。
――他のサービスと比較検討はされましたか。
良田氏:競合のサービスについて、調査などは特にしませんでした。発注ナビのサービス内容を見た限り不足や不満も感じなかったので、他のサービスを探したり利用して比較してみたりといったことをやってみようとも、特に思いませんでした。
――当時の具体的なご依頼の内容はどのようなものだったのでしょうか。
良田氏:エンジニア2名を3~4カ月アサインできれば、というイメージでした。契約形態は、派遣契約もしくは準委任契約で、上流工程ができるリーダークラス1名と、開発作業を担当するプログラマ1名という想定でした。
技術要件として、言語はJava(SpringBoot)、JavaScript(jQuery)を使用し、データベースはMySQLを使用しています。
特に費用面が優先的な条件でして、果たして当社の提示の単価で、どの程度のスキルの人がアサインできるのかが不安でした。エンジニアの単価も上がっているので、もしかしたら反響が無いかもしれないという危惧もありました。
すぐに4社が紹介された。発注先の最終的な決め手はWeb3.0への取り組み。想定していた発注形態と変わったものの、結果は正解だった
――発注ナビから何社かご紹介を差し上げました。
良田氏:4社の紹介があり、そのうちの3社と面談しました。1社はスケジュールが合わず残念ながら断念しまして、その後2社に絞り込みました。どちらの会社からも魅力的なお話を頂戴しました。
――最終的にJampRock様に決められました。決め手はどのような部分だったのでしょうか。
良田氏:決め手になったのは、JampRockさんのWeb3.0への取り組み姿勢です。NFTを使ったサービスへの取り組みなども積極的に行っていて、時代を一歩も二歩も先取りをしている印象がありました。将来にわたって協力関係を構築したいと思い、JampRockさんを選びました。
――受託開発での発注に至ったのはどういった理由があったのでしょうか。
良田氏:本当はSESのような形で常駐での開発をお願いしたいと思っていたのですが、両社で協議した結果、最終的に受託による持ち帰りでの開発という形で発注することになりました。
結果としてこれは正解でした。JampRockさんにご依頼した部分はまったく手がかからず、すべてこちらからお願いした通りにやっていただけました。現場で顔を合わせていても意思の疎通がうまくいかないというケースも多いなか、要望通りかつ、期限内に納品いただけました。
発注の際、当社で要件定義・設計までを行い、製造以降をお願いしたのですが、途中で設計に問題があった場合も柔軟に対応してもらえました。すでにJampRockさんの手を離れ、サービスインを待つ状況です。
――その後も、JampRock様とのお付き合いは続いていますか。
良田氏:はい。JampRockさんへは今後もいろいろとお願いしたいということで、話をさせていただいております。JampRockさんからも、新たにAIを活用したサービスを作ったので一緒に展開していけるような協業の形はどうか、というご提案をいただいております。
他の業務に追われてまだ進んでいませんが、現在進めている各種サービスのリニューアルが終わったら、当社もWeb3.0化に取り組んでいきたいと考えています。その時はぜひ、またJampRockさんと協業したいですね。
分かっていたけれど本当に最後まで無料だった。発注ナビの利用のしやすさ、パートナー探しの結果共に大満足
――発注ナビのご利用を振り返られて、改めて使用感などはいかがでしたでしょうか。
良田氏:ワンストップで複数のシステム開発会社とコンタクトが取れたのはとても助かりました。もし発注ナビのようなサービスを利用していなければ、一社一社探して交渉していかなければならなかったので、時間もコストもかかっていたでしょう。
しかも、そのような便利なサービスなのに無料で利用できる点に驚きました。もちろん、無料であることはサイトに記載されていたので知っていましたが、「本当に無料なのかな?」とか、どこかのタイミングで『ここからは有料』とかになるのではないかと、利用開始前までは疑っていました。ですが発注ナビの担当者の説明通り、本当に最後まで無料でした。
発注ナビを使ったのは初めてで、競合サービスを使ったことも特になかったため、使いづらさというものは特に感じませんでした。利用のしやすさ、結果共に満足しています。
――御社の事業の今後の展開などがあれば教えてください。
良田氏:ポイントプラットフォーム事業は、各社のポイントサービスが拡大するほどニーズが高まります。ポイントサービスはそれぞれの企業のマーケティングを担い、当社はポイント交換を通じて、各企業のマーケティングをご支援していきたいと考えています。
また、ポイント交換先の幅広い展開も今後の課題です。たとえば今回のデジタルコードなどもそうですし、ポイントをNFT(暗号資産)に交換したいといったニーズにもお応えしていきたいと考えています。
さらに将来は、海外展開も見据えています。ポイントプラットフォームについては、海外から交換対象に参画したいという引き合いもございます。
システムやセキュリティの面から、どうしても海外に進出しづらい面もあったのですが、これだけニーズが高まってきている以上、今後は具体的に方法を検討し、ビジネス展開をしていけたらと考えています。
――ありがとうございました。
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