MySQLは、オープンソースなので基本的に無料で使える上に、高性能で優れたパフォーマンスが得られるため、レンタルサーバーや検索エンジンなどでもMySQLが採用されています。
本記事では、MySQLの基本情報や特徴について解説します。
目次
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オープンソースのデータベース「MySQL」とは
MySQLとは、世界中で広く使われているオープンソースのデータベース管理システムのことです。
MySQLを詳しく紹介する前に、データベースという言葉について簡単に紹介します。データベースとは、データの基礎、データの基地といった意味があります。具体的には、特定のデータを一箇所に集めて、後から欲しいデータを抽出しやすい形に整理してまとめているものをデータベースとして表しているのです。データベース管理システムを使っているサービスの代表的なものとして、WordPress、ブログ、Twitterなどが挙げられます。こうしたサービスでは、格納したデータを適切に扱い、更新、検索、共有などを行うためデータベース管理システムの利用が必須となるのです。
●MySQLはリレーショナルデータベース管理システム
一口にデータベースといっても様々な種類があり、その中のひとつとしてMySQLがあります。MySQLは、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システムです。この「リレーショナルデータベース」とは、データベースの種類のひとつで各データを2次元の表にして表現するものとなっており、表のデータを複数関連付けることで、大きなデータベースとして活用できます。
■リレーショナルデータベースのイメージ例
より詳しいデータベースの種類や役割などについて知りたい人は、『いまさら聞けない、「データベース」とは』で解説していますので、参考にしてください。
MySQLの特徴
特徴1:様々なケースに適応できる拡張性と柔軟性
MySQLは、初心者でも扱いやすく学びやすいデータベースです。同じデータベースとしてMicrosoft社のAccessというデータベースがありますが、それに比べてシステム規模が大きくなっても対応できる拡張性と柔軟性をMySQLは備えています。そのためGoogleやYouTube、Yahoo!などでもMySQLが利用されているのです。また、対応しているプラットフォームには、MacやWindows、Linux、UNIXなどのOSと各エディションにも対応していることからトップシェアを誇っています。
特徴2:高性能かつ信頼のセキュリティ
データベースは、管理するデータが大きくなればなるほど動作が遅くなります。そのためMySQLは、大規模なデータにも耐えうるような高速動作を目指して開発されました。実際、オープンソースのデータベースとして高性能であることを評価され、世界的にも利用者が多いデータベースとなったのです。さらに、高性能というだけではなくMySQLは信頼性の高いデータベースです。MySQLの機能として、データを保護するためのセキュリティ機能が用意されています。データベースにアクセスするためのアクセス制限、盗み見防止のデータ暗号機能、Webサイトなどを安全に接続するためのセキュリティ技術などがあるため、利用者側も安心して使えるのです。
特徴3:オープンソースだから手軽に使える
高性能なデータベース管理システムは有償のものであれば、様々なものが利用できますが、無償となると数が限られます。MySQLは無償で利用できるデータベース管理システムなので、有償のデータベースから移行することで、数百万円、数千万円といったコスト削減も可能となります。また、オープンソースということで、個人で利用するだけではなく、新しく立ち上げるスタートアップ企業でも莫大な費用をかけなくてもデータベース管理システムが利用できるという利点があります。MySQLは利用者も多くコミュニティも充実しているため、Web上に欲しい情報やノウハウを簡単に得ることが可能です。オープンソースかつトップシェアであるメリットといえるでしょう。
MySQL独自のストレージエンジン
MySQLには、他のデータベース製品にはない独自のストレージエンジンが実装されています。ストレージエンジンがあることで、データベースの表ごとの設定や切り替えなどが、アプリケーションの特性に応じて最適なパフォーマンスを発揮することができるようになるのです。主なストレージエンジンの開発には、商標権・著作権を持つオラクル社が行っていますが、様々なコミュニティや企業でもユニークな機能、特定の用途に対応したものも開発されており利用可能です。
●MySQLの代表的なストレージエンジン
「InnoDB」:デフォルトのストレージエンジン(トランザクション対応、外部キーサポート)
「MyISAM」:MySQL5.1以前のデフォルトのストレージエンジン
「Memory」:特定のテーブルをインメモリデータベースへ(メインメモリ上で行うデータベース管理システム)
「CSV」:データをCSVファイルに格納してSQL分で参照更新をする
「Example」:ストレージエンジンを開発するためのベース
上記で紹介したもの以外にもストレージエンジンが多数用意されています。Webサービスやアプリケーションの開発に合わせて最適な設定にしてください。
「MySQL Community Server」と「MySQL Enterprise Edition」
MySQLには、「MySQL Community Server」と「MySQL Enterprise Edition」の2タイプがあります。「MySQL Community Server」は、従来通りの無償データベースです。「MySQL Enterprise Edition」については、有償の商用データベースとなります。有償になる分、充実した機能、管理ツール、テクニカルサポートなどが包括的にまとめられています。Webサービスやアプリケーションの開発において、目的や予算などによってどちらを選ぶか決めて利用しましょう。
MySQLのインストールとダウンロードについて
IMySQLを利用して開発をする際には、MySQLの公式サイトからソフトのダウンロードとインストールが必要です。
公式サイトの上部に表示されている「ダウンロード」と書かれた部分をクリックすると、MySQLのダウンロードに関するページが表示されます。ページ内の一番下部に「MySQL Community Edition (GPL) Downloads」と書かれた部分がありますので、次にそちらをクリックして次に進みましょう。ページが変わり「MySQL Community Downloads」のページにたどり着いたら、インストールするパソコンのOSやバージョンなどを適切に選択し表示されている「Download」ボタンを押してください。その後、ダウンロードが開始されますので、任意の場所に保管しておきましょう。ダウンロードが完了後は、インストールパッケージファイルをクリックし、インストールを開始させてください。ライセンスの確認、インストールタイプの選択、細かい設定などを確認して全ての初期設定を完了させましょう。
MySQLはシステムに欠かせないデータベースの中でもトップシェアを誇ります。世界中で使われているMySQLを利用して、Webサイト、アプリケーション、業務システムなど様々なものを開発しましょう。
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