
PostgreSQLは、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システムです。
WindowsやLinuxなど主要なUNIX系OSに対応し、豊富な機能と高い拡張性が世界的に評価されています。
本記事では、PostgreSQLの基本情報や今までの歴史、システム開発として導入するメリットなどを紹介します。
目次
PostgreSQLとは
PostgreSQL(ポストグレスキューエル)とは、リレーショナルデータベース管理システムのひとつです。オープンソースのデータベースなので、すべてのソースが無料で公開されており自由に利用できます。PostgreSQLでは、著作権の表示と免責事項を明記しておけば、再利用も再配布も自由に行える「BSDライセンス」を採用しています。そのため、自由に機能を追加したり改修したりするなどされ、さまざまな場面で利用されています。
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PostgreSQLの歴史
PostgreSQLは、「POSTGRES」プロジェクトとしてカリフォルニア大学バークレー校のコンピュータ・サイエンス学部でプロジェクトが開始され、1986年に実装が始まりました。その10年後の1996年末に「PostgreSQL」という名前に正式決定したのです。今でも「PostgreSQL」にはインターネット上にいるソフトウェアの研究者や開発者などが集うコミュニティでは、多様な機能の追加やバグ修正などが施されています。そうした人々により、他の商用データベースやリレーショナルデータベース管理システムなどと比較しても遜色のない、高機能で高性能なPostgreSQLの今があるのです。
PostgreSQLを導入するメリット
●導入時のコストが安くさまざまなシステムに対応できる
商用リレーショナルデータベース管理システムに対して、PostgreSQLはオープンソフトウェアなので導入する際のコストで大きなアドバンテージがあります。利用料がかからないという理由から、PostgreSQLはシステム開発を検討する際に候補として名前が挙がるでしょう。また、PostgreSQLでは商用利用を想定した複雑なシステムに対応できる「Join方式」の機能が充実しています。PostgreSQLと比較されやすいMySQLでも一部Join方式をサポートしています。ただし、PostgreSQLなら、MySQLが対応していないJoin方式もサポートしているメリットがあることは知っておくと良いでしょう。
●数多くのオープンソースソフトウェアと連携できる
PostgreSQLは数多くのオープンソースソフトウェアと連携できるので、サードパーティ製の機能を組み込んで構築することで有償提供されているような商用リレーショナルデータベース管理システムと、同じような性能を発揮することが可能です。以前はオープンソースソフトであるがゆえに、商用として利用するには機能面やサポート体制などで不安要素がありましたが、現在はその点も改善されつつあります。
●さまざまな面で重宝されるパラレルクエリ
機能やコスト面など挙げた中で、PostgreSQLを導入するメリットのひとつとして、パラレルクエリも挙げられます。この「パラレルクエリ」とは、クエリ(データベースへの処理要求)の実行を並列化させるために複数のCPUを活用して、性能向上を図ることを目指した仕組みのことです。パラレルクエリなら、大量なデータの集計や分析であっても、複数のCPUを活用することで処理速度を速めて実行ができます。大量のデータを複数のテーブルで結合させて、集計や整理、分析処理をさせることに適しているので、性能改善のための手段として利用できて様々な面で重宝されています。
PostgreSQLに関するよくある質問(FAQ)
本記事のポイントを整理し、Q&A形式でまとめました。
Q. PostgreSQLとは何ですか?
A. PostgreSQLは、BSDライセンスを採用したオープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)です。ソースコードが無料で公開されており、著作権と免責事項の明記を条件に自由な再利用や再配布が認められているため、企業の要件に合わせて柔軟に機能の追加や改修を行える点が大きな特徴です。
Q. PostgreSQLはどのような歴史を持っていますか?
A. 1986年にカリフォルニア大学バークレー校で始まった「POSTGRES」プロジェクトを起源とし、1996年末に現在の名称となりました。現在も世界中の研究者や開発者からなるコミュニティによって、機能拡張やバグ修正が絶え間なく続けられており、長年にわたる信頼と実績を築き上げているデータベースです。
Q. PostgreSQLを導入する主なメリットは何ですか?
A. 導入コストの抑制、豊富な外部ソフトウェア連携、および「パラレルクエリ」による高速なデータ処理が主なメリットです。オープンソースとして無償で利用できるだけでなく、多様なツールと親和性が高く、複数のCPUを活用した並列処理によって大規模なデータ集計や分析を劇的に効率化することが可能になります。
Q. PostgreSQLとMySQLの違いや強みは何ですか?
A. MySQLと比較して、商用利用等の複雑なシステムで求められる「Join方式」の機能が非常に充実している点が強みです。MySQLではサポートされていない高度な結合アルゴリズム(Join方式)にも対応しているため、大規模で複雑なデータ構造を扱うシステム構築において、より高い柔軟性と適応力を発揮します。
Q. 企業システムにPostgreSQLを導入する際の課題と対策はどうなっていますか?
A. かつてはサポート体制の不安が壁でしたが、現在は国内大手ベンダーによる支援サービスの充実により信頼性の課題は解消されつつあります。富士通や日立製作所などが独自のデータベース製品と併せて専門的なサポートサービスを提供しており、トラブル時のリスクを懸念する企業でも安心して導入できる環境が整っています。
PostgreSQLのシステム開発について
PostgreSQLをシステム開発で導入したいと考えていても、オープンソースソフトウェアであるために企業で活用するにはいくつか乗り越えなければならない壁があります。それらの中でも大きな課題となるのがサポート体制です。少しずつ改善されているとは言え、ユーザー同士のコミュニティベースのソフトウェアでは、何かしらのトラブルがあった場合には自己責任で解決しなければなりません。そのため、企業でPostgreSQLを導入するには、そうした点が不安要素となっていました。そんな中、サポート体制の課題を改善する動きがあります。例えば富士通や日立製作所の2社では、PostgreSQLのデータベース製品を提供、なおかつサポートサービスも提供しています。PostgreSQLの機能やコストといった良い点を加味しつつ、さらに不安要素であった信頼性もクリアしたのです。
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