ホームページ制作後に、制作会社と年間の保守契約を結ぶことが多くなっている。しかし、契約は結んだものの実際のサービス提供の段階になって、そのクオリティに満足できない、あるいは納得がいかない、ということもあるだろう。
すぐにでも契約を解除したいというのでなければ、契約満了のタイミングで更新はせず、別の制作会社に乗り換えることで、違約金や契約解除の手数料など、余計な料金が発生せずに済む。
東京の新宿駅東口から徒歩2分という場所にある、最先端のレーザー治療で睡眠時無呼吸症候群やイビキの治療を行う東京イビキクリニック。その院長、篠原浩樹氏も、そうした悩みを抱えていた一人だ。同クリニックのオープン時に依頼した制作会社のサービスクオリティと料金に不満があり、1年後の契約満了に向け、次の制作会社を探していたところ、発注ナビで条件に合う制作会社を見つけることができたという。
最先端のレーザー治療で睡眠時無呼吸症候群を切らずに改善! 患者様の安心を第一に、医師が診察だけではなく施術まで担当。
――東京イビキクリニック様は、普段、どのような診療・治療を手掛けていらっしゃるのでしょうか。
東京イビキクリニック 篠原氏:当クリニックは、睡眠時無呼吸症候群やイビキに悩まされている患者様に向け、自由診療によるレーザー治療を行う医療機関として2023年10月に開院しました。
近年、話題となることの多い睡眠時無呼吸症候群ですが、保険適用の治療には、CPAP(シーパップ)と呼ばれる人工呼吸器を自宅で使用したり、歯科で睡眠時に装着するマウスピースを作成してもらったり、気道を塞ぐ部位を取り除くために、軟口蓋の一部や口蓋垂(のどちんこ)をメスやレーザーで切除する手術などがあります。しかしCPAPやマウスピースは対症療法のため、10年、20年単位で毎晩の装着が必要となります。また“切る”ことに抵抗がある人も少なくないのではないでしょうか。手術においては、将来の誤嚥性肺炎や、術後の構音障害、味覚神経障害などのリスクが伴います。また、切除後数週間程度、食事や発声の際に痛みを感じることになります。
当院の行うレーザー治療「HILT(ヒールト)」は、根本治療ですが、切除しないタイプの治療になります。喉が緩んでいるところをターゲットに、イビキの原因となる各部位にレーザーを照射します。レーザーを当てた部位が引き締まって、気道が広がり、結果としてイビキ・睡眠時無呼吸を改善させます。この治療法は、数年前から日本に導入され始めましたが、まだ保険適用にはなっていません。
――最新の根本治療なのですね。
篠原氏:そうです。切らないので痛みがほとんどなく、施術時間は15~20分程度なので日帰りで治療できる、ダウンタイムもほぼなく治療直後から飲食が可能など、既存の“切る”レーザー治療法に比べるとメリットはたくさんあります。治療はしたくても、手術で仕事や生活に影響が出るのは嫌だという人にもピッタリな治療法だと思います。
――同様の治療を行うクリニックは、ほかにもあるのでしょうか。
篠原氏:現在複数のクリニックがイビキレーザー治療を扱っています。他院との差別化として、当院では医師による施術を受けることができます。もちろん私も率先して連日患者様の診察と、実際にレーザー治療まで担当しています。ありがたいことに、私の施術を受けたいといって受診される方もいらっしゃいます。もちろん私以外にも複数のドクターによるレーザー治療を受けることが可能です。
クリニックによってはドクターが診察のみで、施術は100%看護師というところもあります。自由診療の脱毛レーザーなどは現在ほとんど看護師施術ですので、特に珍しいことではありません。
しかしイビキレーザー治療はただレーザーを適当にあてるだけではなく、『どこに』『どれぐらいの出力で』『何ショット』当てるかなどを適切に判断しながら施術を行う必要があります。そのため、当クリニックでは、医師が施術も担当することで患者様に大きな安心と高い治療のクオリティを提供しています。
――確かに医師に施術してもらう方が安心です。なぜ大手では看護師施術が多いのでしょう。
篠原氏:医師の人件費が高いためコスパが悪いという問題が大きいのではないでしょうか。大手は患者様も多いため、限られた人数の医師では対応し切れないという事情があるのだと思います。
また、イビキや睡眠時無呼吸症候群の原因には肥満も多いことが知られています。そのためレーザー治療だけではなく、ダイエットもしないと症状が改善されないことがあります。そこで、当クリニックでは、ダイエット処方、食事・運動指導の提供なども行っています。
――なるほど。そうしたクリニックのきめ細やかな取り組みを患者様に知っていただくにはホームページを通じた情報発信が欠かせないというわけですね。
一番の不満はレスポンスの悪さ。医療ガイドラインの関係で細かな直しが頻繁に発生するだけに耐えがたかった
――今回、発注ナビをご利用いただいた目的は既存のホームページのリニューアルと伺いました。リニューアルに至る経緯を教えてください。
篠原氏:制作会社に不満があり、サポート契約が切れるタイミングで、リニューアルも兼ねて別の制作会社にお願いしようと思い、発注先を探しました。
――制作会社に対する不満とは、具体的にどのようなものだったのでしょうか。
篠原氏:既存のホームページは大手通信会社グループの傘下にある、比較的規模の大きい制作会社に作ってもらいました。しかし当初の予定より納期が大幅に遅れた上に、クオリティも低かったのです。
――クオリティというのはホームページの出来栄えということでしょうか。
篠原氏:正直HPの出来栄え自体も決して満足のいくものではありませんでしたが、どちらかというとサービスクオリティです。当クリニックは、広告出稿もしていて、その関係で、医療ガイドラインに抵触するなどで細かな直しが発生することも多いのですが、修正のたびレスポンスの悪さを感じさせられて、しかもその都度「この量の修正で、こんなに時間がかかって、この値段?」と耳を疑いたくなるような法外な料金を取られるので、正直契約更新は考えられなくなりました。
そこで契約期間が満了するタイミングで、制作会社を乗り換えようという決断に至りました。
――発注ナビを知ったきっかけはどのようなものだったのでしょうか。
篠原氏:私が直接発注ナビを見つけたわけではありません。クリニックのスタッフに新たな発注先を探してもらったところ、発注ナビを見つけてきてくれました。既存の制作会社との契約更新時期が迫っていることもあり、そのまま時間をかけて探すことはやめ、発注ナビを使ってみることにしました。
シンプルな構成のホームページだけに、技術やデザインよりも、決め手はレスポンスの速さと価格で決めた。
――発注ナビから5社ほど紹介させていただきました。そこから今回の発注先を選んだ決め手は何だったのでしょうか。
篠原氏:以前の過程でHP制作のコストの相場は分かっていました。高い値段を提示してくる会社が、必ずしもいいHPを作ってくれるわけでも、良心的な会社である保証もないとわかっていたので、そのような中で、今回発注した制作会社さんは、レスポンスも早く、見積金額も安かったので選んだというのが正直なところです。クリニック開業の過程で、メールや電話での返事が早い業者は、得てして仕事のクオリティや、能力が高いところが多かったので、お付き合いをさせていただく判断基準の一つにしております。
打ち合わせは5社全てとさせていただきました。その後、見積もりを出してもらい、その結果で判断しました。ただし、1社はレスポンスが非常に遅かったため、見積もりをもらう前に除外しました。
――技術面やデザイン面などは判断材料にならなかったのでしょうか。
篠原氏:デザインは、制作実績を見せていただいて判断しています。クリニックなので信頼感や清潔感というものがあれば良く、特別に独創的なデザインを求めているわけではありません。
近年、医療ガイドラインがどんどん厳しくなっており、広告やホームページ上の表記も細心の注意を払う必要があります。細かな修正が何度も入るということも珍しくありません。また、休診日の告知などは自分たちでも行えるよう、CMSによる構築はお願いしましたが、当クリニックのホームページ自体はシンプルな構成なので、出来栄えは業者間でそれほど大きく変わるものでもありません。それだけに、レスポンスと料金は重要な判断基準となりました。
――ホームページをリニューアルした後の運用など、構想はありますか。
篠原氏:当院にもWebマーケティングの部署がありますので、会社として立ち上げを検討しています。今後はHP制作なども内部の会社で賄えるように少しずつ注力していきたいですね。
――ありがとうございました。
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