一にも二にも、コミュニケーション
ユニークビジョン株式会社 プログラマー 田嶋 隼平さん
発注ナビ:実際に開発をしたエンジニアの田嶋さんにお聞きします。完成したゲームコンテンツに、パルコ・シティさんは大満足のようですね。開発がうまくいったポイントなどはありますか?
田嶋 今回の案件に限らず言えることですが、発注者様とは充分に意思疎通をはかるよう心がけています。
いただいたメールはすぐ返すようにしていますし、何か不明点が出てきたときは、開発している途中でも連絡をして聞くようにしています。
私自身、コミュニケーションが得意だとは思っていませんが、だからこそコミュニケーションはしっかりとるようにしています。
発注ナビ:発注側だった入江さんはいかがですか?開発を成功させるコツはありますか?
入江 発注する側の配慮として、まずたとえば、案件のスケジュールをこちらもしっかり把握しておくこと。開発会社のエンジニアさんは、たいてい複数の案件を同時進行なさっていますから、こちらの都合で何かを急にお願いしても難しいことがあります。
また、成果物の納期が数カ月後や1年後など随分先になる場合、開発途中でお互いの連絡が途絶えがちになることもあります。 こういった案件の進捗を、エンジニアさん任せにせず、自分たちでしっかり管理し、必要に応じてコミュニケーションを行うことが大切だと思います。
定期的にミーティングをしたり、サイトやシステムをできたところまで見せてもらったりするのも良いですね。それから、サイトやアプリを開発する場合、たとえばどういう画面や機能にしたいのかを目に見える形で伝え、発注側と開発側の認識のズレをなくすこともポイントです。
言葉で伝えるだけでなく、たとえば簡単な図にしたり、上手でなくても絵に描いてみたり、いろいろな伝え方ができます。そうしたほうがエンジニアさんも開発しやすく、自分たちも頭の整理ができて、最終的に良いものができます。
発注ナビ:開発会社と発注会社とのコミュニケーションは本当に大切だと思います。
白土` 社内でエンジニアどうしのやりとりを聞いたり、また私自身も、エンジニアとやりとりしたりすることがよくあります。話をする側と、話を聞く側、どちらもいて成り立つのがコミュニケーション。
話す人は、伝えるべきことを正しく伝え、また聞く人は、伝えられたことを正しく理解する。どちらにもそれぞれ責任がありますから、「分かっていない」「聞いていない」と相手のせいにしないで、主体的にコミュニケーションをとることが大切だと考えています。当社のメンバーには、そのような意識づけを徹底しています。
発注ナビ:最後に白土`社長にお聞きします。開発会社が発注会社と良い関係を続けるために必要なものは、ズバリ何でしょうか?
白土` やはり成果だと思います。「この仕事ができます」と言って引き受けるのが受託開発。やるといった以上、必ずその約束に応えること。その成果こそが、何より次の発注につながるのではないでしょうか?
それから、お金に関するポイントもひとつ。「これだけかかります」と言って開発前に提示した金額が、開発途中で何度も追加になったり、開発後になって大きな追加になったりすると信頼は確実に損なわれます。そういった意味で、開発前も開発中も、真剣さというか誠意が大切だと思います。
発注ナビ:皆さんありがとうございました。これからも2社の良い関係が続くことを願っています!
■システム開発の外注先探しにお困りなら
実績3000件を超える専門スタッフがご対応、まずはこちらのフォームよりご相談ください。
■発注ナビへ掲載をご検討の開発会社様はこちら
「発注ナビ」掲載のご案内(ご利用社数1200社突破!)