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2度にわたる開発中断の危機を乗り越え、頼れる発注先に巡り合う(株式会社プロシーズ×株式会社コネクティル)

ビジネスマナーや資格認定講座など、eラーニングのコンテンツからeラーニングの学習を管理するシステムやクラウドを利用したプラットフォーム、さらには独自コンテンツ制作のツールまでをトータルに提供している株式会社プロシーズ。
同社は、システムの開発やコンテンツの制作において、外部発注を多用している、いわば「外部発注先探しのプロフェッショナル」だ。そんな同社が、発注先探しで困ってしまったケースとは一体どのようなものだったのか?

■肝いりの新製品開発が2度も頓挫し、発注先探しに暗雲が

――プロシーズ様には「発注ナビ」を何度かご利用いただいておりますが、今回、コネクティル様に発注されたプロジェクトについて、どのようなものだったのか教えてください。

プロシーズ 小花氏 弊社ではeラーニングのための学習管理システム、各種コンテンツ、クラウドを利用したプラットフォーム、そしてオリジナルコンテンツを制作するためのツールなどを開発・提供しています。自社でも開発を行っていますが、プロジェクト数が多いため、いくつものプロジェクトで外部のパートナー企業に開発を発注しています。今回、コネクティル様に開発をお願いしたのは『LearningCreator』という製品で、お客様企業がお手持ちのMicrosoft PowerPointの資料をeラーニングのコンテンツに変換するアプリケーションソフトです。兼ねてより競合製品が存在していて、従来は弊社もそちらの製品をお客様にご案内していたのですが、自社で一貫してご提供できるようにしたいということで開発に至りました。企画自体は2016年頃から動き始めていたのですが、開発がうまく進まず、2度ほど開発が中断し、新たな発注先を探していました。

――開発がうまく進まなったかったとのことですが、その辺りについて詳しくお聞かせください。

小花氏 この製品はWindowsパソコンにインストールするネイティブアプリケーションとして企画したのですが、当社では、これまでWebアプリケーションシステムを中心に開発・提供してきたため、ネイティブアプリ開発のノウハウがそれほど多くありませんでした。そこで、まずはフリーランスで活躍しているエンジニアさんに、ご相談ベースで話を持ち掛けました。しかし、機能を盛り込み過ぎたためか、エンジニアさん一人では開発が手に余るようになり、開発が途中で頓挫してしまいました。これが一度目の中断です。そこで、開発を引き継いでくれる会社を私たちの手で探しました。しかし、技術的な部分について、当社もすべてを把握していたわけではなく、発注先探しも簡単ではありませんでした。ようやく引き受けてくださる会社が見つかり「これでようやく製品として世の中に出せる」と思って喜んでいたのですが、結局、その開発会社さんもお手上げという状況になってしまったのです。これが二度目の中断です。

――引き継いだ開発会社さんとしては、まったく手が付けられないような状況だったのでしょうか?

小花氏 いえ、その開発会社さんには時間をかけて、あれこれ手を入れていただき、結果として「80%は出来ている状況」と言われました。しかし、最終的には、やはり難しいということで、完成には至りませんでした。ただし、80%というのが、何を基準にしているのかは判然としませんでした。とにかく、またイチから発注先を探さなければならないのかと思い愕然としましたね。

――今回「発注ナビ」をご利用いただいたのは、そのタイミングだったのですね。

小花氏 はい。自分たちで新たな発注先を探すとなると、いくつもの会社をピックアップして、Webサイトの会社概要や開発実績を見て数社に絞り込んでいき、実際に営業のご担当者とお会いして、見積りを出していただきながら決めていきます。そこにかかる手間や時間は相当なもので、「もし、次もダメだったらどうしよう」という不安もよぎります。そんなとき、社内の他のプロジェクトで「発注ナビを便利に使っている」という話を聞き、私たちのプロジェクトでも使ってみようということになりました。

株式会社プロシーズ ラーニングパートナー 第一事業部 事業部長の小花美紀氏

株式会社プロシーズ ラーニングパートナー 第一事業部 事業部長の小花美紀氏

――今回のプロジェクトでは、開発にWPF(Windows Presentation Foundation:XAML+VB.NET)を使用しているというのも特徴ですね。

小花氏 当初お願いしていたエンジニアさんの選定です。Windowsアプリで、PowerPointのファイルを操作することもあり、これが良いのではないかと提案されました。正直なところ、私たちにはWindowsアプリのノウハウが無かったので、そのまま受け入れました。このような事態になるとは想定していなかったのですが、不得意分野とはいえ、もう少し技術選定に積極的に関わっていても良かったのかもしれません。実際に、自分たちで発注先を探したときは、WPFによる開発実績がある開発会社を探すのに苦心しました。しかし、発注ナビを利用する際にWPFであることをお伝えすると、すぐに4社ほど紹介されました。「あの時の苦労は一体何だったのか」と……(苦笑)。

 

■「このまま終わらせるわけにはいかない」という思いからβ版公開へ!

――コネクティル様は、このご発注をオファーされましたが、WPFやVB.NETによる開発はお得意だったのでしょうか?

コネクティル 和田氏 当社の開発実績から言えばWebアプリケーションシステムやスマートフォンアプリが多いのですが、社内にはWindowsデスクトップアプリの開発に長けているメンバーも在籍しています。今回の件では、まずNDA契約を結び、ソースを見せていただき、そこから引継ぎ可能かどうかをご提案するということでした。直前の開発会社さんがドキュメント類を残しておらず、仕様を把握するのが難しかったことに当惑しましたが、社内のエンジニアからは「面白そう」「やってみよう」という声が上がり、オファーさせていただくことにしました。

 ――プロシーズ様は、最終的な発注先としてコネクティル様を選ばれましたが、その決め手はどこだったのでしょうか?

小花氏 はい、発注ナビから紹介された4社ともに面談をさせていただきました。当社では、発注先を選ぶ際、必ず先方とお会いするようにしています。その中でコネクティル様にお願いした決め手は、総合的な対応力の良さです。レスポンスのスピード、真摯な姿勢、提案内容など、いずれも他社様に比べて際立っていました。

――提案内容も決め手の一つということですが、コネクティル様はどのようなご提案をされたのでしょうか?

和田氏 ソースを拝見する際、最初のうちは、すでに大きな課題が上がっているところを中心に調べていきました。その部分は何とかなりそうだという印象を持ちました。しかし範囲を広げていくと、表面化していない不具合がいくつもありました。これはすべてを納期内に仕上げるのは難しいと判断し、スコープを絞り込み、希望納期に合わせて、できることをやるというご提案をさせていただきました。

小花氏 コネクティル様のお話を聞くにつけ「私たちは、こんなに難しいことをお願いしていたのか」と、改めて思い知らされたのと同時に「ここでこのまま終わらせるわけにはいかない」と決意を新たにし、まずβ版という形でリリースし、ユーザー様に使っていただきながら、段階的に当所目指していた製品へと完成させていくことにしました。

和田氏 当社はアジャイル開発もいち早く取り入れていたため、このように課題を解決しながらより良い製品に仕上げていくという開発スタイルも、結果的にマッチしていました。ただし、今後、機能を拡張する際は、仕様を決める段階から参画したいですね(笑)。

株式会社コネクティル 和田朋也氏

株式会社コネクティル 和田朋也氏

 ――すでにβ版リリースの目途も立ってきたそうですね。

小花氏 はい。コネクティル様には、一次納品をしていただきました。ありがとうございました。

和田氏 こちらこそありがとうございました。しかし、まだ気を緩めてはいません。製品として仕上げていくのはこれからだと思っています。

小花氏 引き続き、どうぞよろしくお願いします。

 

●Memo:今回の発注で開発されたサービス

LearningCreator(画面はβ版開発中のもの)』

LearningCreator

同社のeラーニングプラットフォームLMS(学習管理システム)ユーザーの間では、自社のPowerPointコンテンツをeラーニングコンテンツに変換したいというニーズが高い。そうした声に応えて企画されたのがこのアプリケーション。単なるデータ変換だけでなく、LMSとの完全連携、音声対応、クイズ形式対応、シナリオ分岐対応など、豊富な機能を搭載する使いやすいものになる予定。

 

■信頼が「頼れる存在」へと進化し、長いお付き合いへと発展

――プロシーズ様では、すでに、コネクティル様に他のプロジェクトの開発も発注されているそうですね。

小花氏 はい。パートナー企業の都合で宙に浮いていた動画配信サービス『P-movie』の開発も、今はコネクティル様にお願いしています。

和田氏 動画配信については当社にも経験があり、ご対応できると判断しました。

小花氏 コネクティル様は、当社がやりたいことをご相談すると、技術的な見地から「これはできる」「これはできない」とハッキリ言ってくださるのでとても信頼できます。これからも、いろいろなプロジェクトで頼りにさせていただこうと思っています。

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p-movie-min
 ●Memo:動画配信サービス『P-movie

 LMSの機能として提供されているマルチデバイス対応の動画配信サービス。
 PC、スマホ、タブレットから、動画をアップロードし閲覧できる。
 集合研修や社内研修・セミナーを撮影してアップすることで、
 撮影した動画をeラーニング教材として使用できる。
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――さまざまな企業に発注して来られたプロシーズ様からご覧になって、発注ナビの良い点、気になる点などあればお聞かせください。

小花氏 発注先をイチから探すのは、本当に手間と時間がかかります。自分たちでWebを探しまわって発注先の候補を集めても、実際に声をかける企業はその半分以下で、具体的なお話に至る企業となると、さらにその半分にまで減ってしまいます。その結果、発注に至らないということも少なくありません。発注ナビは、そうした手間と時間を軽減できるのが大きな魅力だと思います。当社ではeラーニングのコンテンツ制作も行っているのですが、この制作を外部発注する際も、発注ナビを便利に利用させてもらっています。一方で、気になる点としては、発注ナビから紹介された企業様の過去の開発実績や、過去に発注した会社さんからの評価が分かる仕組みがあると、後から発注する側としても参考になると思います。

――ありがとうございました。

 

■今回学んだ発注が上手くいく3つのポイント

 ◆外部に発注する際は、選定技術の普遍性もリサーチしておく

 ◆技術的にできること、できないことを、早い段階で明確にしてもらう

 ◆あらゆるケースを想定し、ドキュメント類はきちんと残してもらう

 

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●Memo:eラーニング学習管理システム・研修管理システム『LearningWare

インターネットを通じて、eラーニングを配信するプラットフォーム。
主な機能として「受講者と教材の管理」や「学習進捗の管理」機能があり、「どの受講者にどの講座を割り当てるか」、「どの受講者がどれくらい講座を進めているか」と いった学習管理を行うことができる。
PCのみならずスマートフォンやタブレットにも対応し、クレジットカード課金による教材販売にも対応するなど、企業の教育・研修のほか、教育ビジネスの利用にも応える。
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 ※本コンテンツに記載されている会社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。

 

 

■関連リンク

eラーニングのプロシーズ

株式会社コネクティル

eラーニング制作ツール「LearningCreator」

eラーニング学習管理システム・研修管理システム「LearningWare」

動画配信サービス「P-movie」

 

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