医療情報を扱う服薬支援Webアプリ「飲みきるミカタ」を再構築しました。
患者の服薬継続を支援するため、服薬カレンダー、記録入力、治療薬設定、服薬アラート、保健所とのチャット、15言語翻訳、写真・動画の送受信などの機能を整備。保健所向けには患者登録管理、カレンダー閲覧、記録代理入力、服薬記録・交流欄のExcel出力などを用意し、支援業務の効率化を図りました。
また、医療情報およびクラウドシステムに関する各種ガイドラインを踏まえ、MFA、多世代バックアップ、アクセスログ集約、ログ監視などの運用要件も整理。安全性と継続的な運用を両立できるシステムとして再構築しました。
公益財団法人結核予防会結核研究所様向けに、服薬支援Webアプリ「飲みきるミカタ」の再構築を支援しました。
本システムは、結核治療における患者の服薬継続を支えるWebアプリです。医療情報を扱うサービスであるため、利用者が安心して継続利用できるセキュリティと運用体制が求められました。再構築にあたっては、医療情報およびクラウドシステムに関する各種ガイドラインへの対応を見据え、MFA、多世代バックアップ、アクセスログの集約、ログ監視などの要件を整理しました。
患者向けには、保健所メール登録による支援者連携、服薬カレンダー、記録入力、治療薬設定、服薬アラート、チャット、アカウント削除などの機能を整備しました。チャットではGoogle翻訳による15言語対応に加え、写真・動画の埋め込みにも対応し、文章だけでは伝わりにくい状況も共有できるようにしました。
保健所向けには、患者登録管理、カレンダー閲覧、チャット、記録代理入力、アカウント設定、服薬記録・交流欄のExcelファイル出力、服薬チェック日通知などを整備しました。これにより、患者ごとの服薬状況や支援内容を把握しやすくし、現場で必要な情報共有を支援しています。
管理者向けには、ユーザ管理、権限管理、マスタ管理に加え、Excelファイル/CSVファイルのエクスポート/インポート機能を追加しました。現行システムには存在しなかった管理機能を整備することで、運用統制と保守性を高め、継続的な運用に対応できる構成としました。
開発では、弊社の開発アプローチであるReservoir Wayに基づき、本物に近いプロトタイプを用いながら、機能単位で「要件定義・設計・開発・単体テスト」を反復しました。開発中も本番に近い環境で随時フィードバックを受け、打合せ外でもコミュニケーションを取りながら進行することで、後工程での認識齟齬や手戻りを抑制しました。
導入後は、患者・保健所間のチャットで写真や動画を共有できるようになり、支援現場での状況共有の幅が広がりました。また、服薬の「飲んだ/飲まなかった」の判定ロジックを見直すことで集計精度を向上。通知、翻訳、認証、ログ監視などを外部サービス連携で実装し、ガイドライン対応を含む運用要件に備えた土台を整備しました。